【魂のごちそう薬膳素材】お餅の活用法。解毒するお雑煮を鏡開きで。

 

こんにちは。ナチュラル薬膳生活クリエイター・薬膳ライフコーチ・薬膳の先生をしている須崎桂子(ニックネームはけいてぃー先生)です♪

 

こうして「おいしい薬膳ブログ」をお読みくださり、ご縁に心から感謝しています。

薬膳ライフを豊かにする「けいてぃーさんのナチュラル薬膳生活」のひとこま。

 

鏡開きでカチカチのお餅を柔らかくできなかった薬膳講師の失敗談。

 

一方、お出汁はおいしくとれた「解毒もする家庭薬膳のお雑煮」で、どんな風に薬膳ライフを過ごしたかお届けします。

 

年神様のおすそ分け鏡開きで苦笑い

 

昨日の鏡開き、皆さんはお供えしていた鏡餅を開きましたか?

 

または、鏡餅はお供えしていないか、食べにくいから処分してしまうつもりか、プラスチック入りのカビない鏡餅をまだ大切におもちですか?

 

わたくしは昨年末に親戚から手作りの小さい可愛い鏡餅を頂いていたので、鏡開きにチャレンジしましたがみごと玉砕。

 

それでも、固く芯が残ったお餅以外はおいしく仕上がりましたし、お餅の材料もち米は薬膳素材でもありますから、せっかくなのでご紹介させて頂きます。

 

♣伝統に則っていない設えですが我が家の鏡餅・・・小さくて橙(代々)が載らないため金柑で。

 

「シニア世代に備えたいオトナのふたり薬膳」

 

それは、わたくしが食材のうんちくを語りながらまいにち夫と愉しむカンタンおいしい家庭薬膳。

 

・・・とは言うものの、

 

鏡開きのお餅はそうカンタンには行きませんでした。

 

鏡餅はかなりひび割れていたから手で上手に開く(砕く)ところまではうまく行ったのですよ。

 

♣開いた砕いてカビを除いた鏡餅

 

ところが小さく開いた鏡餅を煮てみたら周囲はポタージュスープのようにとろけた一方、小さな芯は固くて固くて噛めない。

 

 

か、噛めない。。。

 

一瞬無言で夫と顏を見合わせました。

 

やはり時間をかけて柔らかくして食せばよかったねと苦笑。

 

子供の頃に両親がやっていたのと同じ水餅にして、カビを取り除いて煮てみたのです。

 

 

でもお餅はあまりにカチカチに乾燥すると、生のもち米のように固くβ化したでんぷんは加水して加熱しても全体がα化しません。

 

乾かしてあられに揚げればよかったと思いましたが、後の祭り。。。

 

開いた鏡餅は子年の無病息災を願ってありがたく食べられる部分を頂きました。

 

鏡開きの研究中で試食してみるまでのまだ元気な様子の動画はこちら。失敗談ですが愉しい経験になったので皆さまのご参考に(反面教師ですが)掲載しました。

 

 

「注意の注々(ちゅうちゅう)・・・子年のねずみがちゅうちゅう・・・」

 

「開運は努力して手に入れるものですよ。ちゅうちゅう。」と年神様のささやきが耳元で聞こえてくるようでした。

 

 

お餅で気(生体エネルギー)を補いつつ里芋で解毒する薬膳に

 

でもですね。

 

「ふたりでずっと健やかに暮らしたい。」

 

地味だけれど、そんな願いを持っている、わたくしと同年代のキッチンドクターの貴女に捧げる「カレと愉しむ。心身ほっこりおうち薬膳」となりました。

 

そこで、開いた鏡餅でなく普通のお餅を焼いてお雑煮にするときにも、もち米から炭水化物(糖質)を摂りすぎで太ったり、糖尿病が悪化したりするのを防ぐために、デトックス系の薬膳素材の里芋を一緒に使うフードセラピーの方法をご紹介します。

 

ちなみに翌朝のお通じは快腸でした。

 

シニア世代に備えたいオトナのふたり薬膳」にぴったり。

 

「ふたりでずっと健やかに幸せに暮らしたい♡」

 

そんな願いを持っている、

わたくしと同世代のキッチンドクターの貴女に捧げたい

「カレと愉しむ♡心身ほっこりおうち薬膳」のご提案です。

 

解毒の春支度の家庭薬膳

「里芋と鏡餅の実山椒風味のお雑煮」

 

お餅の材料であるもち米は営養補給系の補気類(ほきるい)に分類されている薬膳素材です。栄養を営養というのは、薬膳が発祥した中国語に準じているからです。

 

「ナチュラル薬膳生活における薬膳素材の分類体系」は、「体温調節系」「営養補給系」「デトックス系」「機能調節系」の4つに分かれています(『ナチュラル薬膳生活入門編』p.21)。

 

もち米は薬膳素材の大きな体系のくくりの中で「営養補給系」。つまり、身体に気(生体エネルギー)を補給する系統に含まれているというわけです。

 

このようにナチュラル薬膳生活文化普及協会は、薬膳フードセラピーの暮らしを始める皆さんが薬膳素材を理解しやすいように独自の分類体系を設けて、ナチュラル薬膳生活専門家養成コースの公式テキストの「薬膳素材辞典」に収載しています。

 

もち米の働きを中医薬膳学で見てみると・・・

 

◎体温に対する作用は、身体を温める「温性」の性質です。

 

◎味性は、身体を滋養する甘味を持ちます。

 

◎消化器系統のに働きかけます。ここでいう脾は現代生理学の脾臓ではなく、中医内科学の解釈による観念的な「脾」という体幹の真ん中つまりお腹のあたりにあるとされる臓器です。また呼吸器系統のにも働きかけます。

 

◎消化と吸収を担当している脾と胃の働きを助けて、身体に気(生体エネルギー)を補給する「補中益気(ほちゅうえっき)」という作用があります。

 

◎食べ物の消化が済んで出来上がった栄養物質のモトを、身体の上の方に運び上げる働きを持つ脾の機能を健やかにする「健脾(けんぴ)」という作用があります。

 

◎「止瀉(ししゃ)」という下痢を止める作用があります。

 

◎「固表止汗(こひょうしかん)」という身体の中に貯えられている営養や老廃物が必要以上に身体の表皮から外に漏れ出さないよう締める作用があります。

 

このように「もち米」で作ったお餅には粘りがあることから、身体を滋養したり、身体の中に溜めたものを粘り腰で外に出ないように引き締めておく働きがあると考えられています。

 

ですから、寒い冬に身体を温めて滋養して外に営養が漏れ出るのを防ぐお餅の働きを、わたくし達日本人も長く伝統の食養生として使ってきたわけです。

 

但し、飽食気味の現代社会でこの食習慣を冬の間中続けていたら、正常値を超えるほど滋養を貯えすぎて生活習慣病のリスクが高まる人が少なくありません。

 

そんなとき、お雑煮を食べるときにデトックス系の薬膳素材を加えると抱え込んだ老廃物を腸管から速やかに送り出して、必要以上に体重が増えて糖尿病や脂質異常症を悪化させないように注意することができます。

 

そこで、年末年始から大好きなお餅をどんどん食べる傾向にある夫の健康を守るために、お正月の松の内を過ぎてから鏡餅を頂くのに、デトックス系で化痰類の里芋も併用して、「里芋と鏡餅の実山椒風味のお雑煮」に仕上げてみたというわけです。

 

里芋はデトックス系の去湿類(きょしつるい)に分類されている薬膳素材で、いも類にしては炭水化物が13.1g(生・可食部・100g当たり)と低エネルギーの植物です。

 

現代栄養学やメディカルハーブの見地からいうと、ぬるぬるしたムチンや、こんにゃくと同じグルコマンナンという水溶性の食物繊維を豊富に含むので、中医薬膳学的に、お通じを改善する「通便(つうべん)」作用があるのもうなずけますね。

 

整腸作用を持つガラクタンという食物繊維やフィトステロールというコレステロールの吸収を妨げる植物化学成分も含んでいるので、糖尿病や脂質異常症といった生活習慣病の予防に大変役立つ薬膳素材なのです。

 

薬膳ライフではこのように、営養補給系のもち米(お餅)とデトックス系の里芋という、主に真逆の働きを持つ薬膳素材を敢えて組み合わせることで、「身体に必要以上にエネルギーを入れ過ぎないように注意」する食養生の手法をとることがあります。

 

よかったらご自身や愛するご家族の健康を守る「ナチュラル薬膳生活」のキッチンドクターを目指して、参考にしてみてください。

 

解毒の話が長くなりましたが、補気類のもち米が主題なので、ここでは以下の「けいてぃーさんのまいにち薬膳素材♪もち米」動画レッスンをご紹介致します。

 

 

ところで、この小さい鏡餅がどこから来たかといいますと、青梅の里山からなのです。

 

毎年の暮れ、青梅の親戚が総出でまだ暗い明け方から大量のもち米を、ご先祖様が代々住んでいた山の急斜面の古家の軒先でせいろで蒸してから餅っこ機械でついてのし餅を20枚くらい作る風習があります。

 

昔は臼と杵でついていたらしいのですが、さすがに現代は文明の利器を活用するとのこと。

 

♣古家の縁側で薪で蒸したせいろ一杯のもち米を何度ももちっこでついてのします。

 

皆さん高齢になって来たので、これはいずれ消えゆく里山の美しい光景。

 

3年前に義母が亡くなってから仕事納めの前の平日にも関わらずこうした貴重な親戚中の行事に夫が義父と参加するようになりのし餅づくりの画像を送ってくれるのです。

 

 

毎年仕入れるもち米によってのし餅の出来栄えは異なります。

 

そういえば頂いたお餅の伸びが悪く「ぼそぼそ」だった年もありました。

 

昨年末はもち米が「良すぎて」のし餅を作るには切れが悪すぎて、かえって作りにくかったから、いつもの20枚とれなくて19枚になった(それでも大量です!)と親戚たちがぼやいていたそうです。

 

 でも、食べるには抜群の伸びと柔らかさで大変美味でした。

 

のし餅づくりの最後に小さな鏡餅を作って皆さんで分かち合うのだとか。

 

今回は夫が最後まで手伝いに参加したので、初めてその可愛い鏡餅ももらってきたのでした。

 

のし餅を手作りするのは大変手間のかかる作業で、そういえば昨年末に夫は帰宅後、やや冷めて切りやすくなったのし餅を包丁で切り分けてすぐ、バタンキューだったのを覚えています。

 

昔ながらの食文化の風習を支え分かち合ってくださったご親戚の皆さんや、重たいのし餅を1枚担いで千葉まで戻ってきた夫、もち米の生産者さん、もち米さん自体にも・・・お雑煮のお餅は固い仕上がりになってしまったけれど、人々や自然の恵み五穀豊穣に感謝しながら、お雑煮を頂いた鏡開き、魂のごちそう薬膳ライフを満喫した1日でした。

 

【魂のごちそう薬膳素材】のお話しが、皆さまの健やかな薬膳ライフのお役に立てば幸いです。もち米については、薬膳講師が執筆した公式テキストにてご参照頂けます。

 

営養補給系 補気類 もち米

体温への作用・味の性質・臓腑への働きかけ・作用

温 甘 脾肺胃

補中益気 健脾止瀉 固表止汗

栄養素・生理機能成分

アミロペクチン リン カリウム 

マグネシウム フィチン酸 プロラミン

 

もち米 参考文献は、薬膳講師の須崎桂子(すざきけいこ)著

『ナチュラル薬膳生活入門編』 p.113
【前期】コーディネーター養成コース 公式テキスト

『ナチュラル薬膳生活応用編』 p.135
【後期】アドバイザー養成コース 公式テキスト

を是非ご参照ください。

 

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薬膳ライフコーチ須崎桂子から
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須崎桂子

代表ナチュラル薬膳生活カレッジ柏本校サロン ナチュラル薬膳生活文化普及協会
千葉県柏市で「薬膳ライフ」の先生&案内人を育成する本格的な薬膳教室を主宰しています。中国の薬膳を日本の家庭生活に取り入れやすい「ナチュラル薬膳生活」というライフスタイルの一環として家庭や社会に健康と幸せを届ける人材を育て続けています。 薬膳ライフコーチ・ナチュラル薬膳生活クリエイター