こんにちは。
ナチュラル薬膳生活文化普及協会理事長、薬膳ライフコーチ須崎桂子けいてぃーです♪
これまで薬剤師、看護師、料理教室の先生、エステティシャン、薬膳の専門家になりたい大人女性のみなさんに、本格的な薬膳コースをオリジナルテキストで十数年教え続けてきた実績を持っています。
今日は鰯(いわし)を使う老化防止の「けいてぃーのまいにち昼どき薬膳ライフ」のライブを配信しました。
すると理学療法士の仕事を持ちながら認知症予防に特化した認知症予防の体操を社会に広める活動をしている大雄義弘(おおたかよしひろ)さん、ニックネームは「100ッピーお兄さん」がご視聴に来てくださいました。
このご縁で、アンチエイジングの薬膳フードセラピーと認知症予防の体操の相乗効果に期待が持てそうと感じたお話しです。
そして、アンチエイジングに役立つ家庭薬膳の調理例として「葡萄と枸杞の実のいわしの煮付け」の中医レシピの考え方をご紹介させて頂きます。
「鰯で老化防止」ライブ配信中に認知症予防の専門家がご来訪
鰯(いわし)は気(生体エネルギー)を補給する薬膳素材ですが、中医学的にいうと若々しさのモトを貯えている「腎(じん)」にも作用するので、今日はお昼にアンチエイジングに触れながらひとりでライブ配信をしていました。
するとオンライン講師の仲間たちのひとりで、認知症予防の体操を普及している「100ッピーさん」がご覧になっているのに気づきました。
わたくしは今回のフェイスブックラブのタイトルとしては、もともと、老化防止に役立つ黒い(色素の濃いという意味で)、薬膳素材の葡萄(ぶどう)と枸杞の実(くこのみ)を前面に謳っていました。
中国伝統医学(中医学)では、色素の濃い薬膳素材や中薬(ちゅうやく・日本漢方では生薬と呼びます)を総称して「黒(くろ)」と表現するのですが、現代のメディカルハーブでいうところの抗酸化力を持つ植物色素成分のことを指しています。
植物が持つさまざまな色素は、もともと植物たちが活性酸素を作り過ぎて細胞を傷つけてしまう日光の紫外線を遮断するために、進化の過程で身に付けてきた植物化学成分。
この色の濃い植物の色素をわたくしたち人間が食することで、増えすぎた活性酸素で人体の細胞が錆びるのを防ぐというメカニズムなのです。
わたくしが提唱する「ナチュラル薬膳生活®(薬膳ライフ)」では、抽象的になりがちな中医学の手法を現代の医学・栄養学・メディカルハーブの知見も交えて紐解きながら、中医レシピを組み立てて薬膳フードセラピーの暮らし方を学んで頂いています。
でも「100ッピーさん」が視てくださっていたので、せっかくですからフォーカスを中医レシピ組み立て例として一緒に使った鰯(いわし)に切り替えました。
なぜなら、鰯には健脳(けんのう)と呼ばれる働きがあるので、認知症予防のお仕事に全身全霊を注いでいる「100ッピーさん」のお役に立つと思ったからです。
老化防止の薬膳と認知症を予防する体操の掛け合わせ
このようにたまたま、アンチエイジング(老化防止)をテーマに中医レシピで組み立てる薬膳フードセラピーをフェイスブックライブ配信していた最中、こんなハプニングで認知症の予防の専門家の「100ッピー」さんとほんの数分ですが心温まる交流を持たせて頂きました。
これがきっかけで、老化防止の薬膳と認知症を予防する体操の掛け合わせにちょっとした期待を感じました。
人生100歳時代を迎えた今、自らのチカラで人生を健やかに幸せに過ごす新たな方法のひとつが生まれそうに思えたからです。
実はわたくしは先日、「100ッピーさん」がフェイスブックのライブ対談をたまたま拝見して、認知症を予防するためのお仕事をなさっているのを知ったばかりです。
どうやら福岡でお仕事をなさっているようなので、こうして遠いとおい千葉で薬膳の仕事をしているわたくしとご縁が紡がれたのも、コロナ革命で急速に発達したSNS交流がもたらした運命のいたずらのようにも感じます。
するとライブを終えてから、「100ッピーさん」がわたくしのライブ中にコメントをくださっていたのに気づきました。
「健脳の素材→鰯 覚えましたー!」
せっかく「100ッピー」さんから頂いたコメントにライブ配信中に気づかなかったので、とてももったいないと終了直後に思いました。
そこで、配信修了後「ENDED」にコメントと記念撮影。ご了承を頂いてこちらのブログを書かせて頂くことにした次第です。
「100ッピー」さんは、子どもからお年寄りまで一緒に体操ができ、多世代の交流の場を創出するために「100ッピー体操」を理学療法士としての事業の一部として作り、認知症予防やケアに繋げようとしています。
今日はこんなハプニングがきっかけで、「100ッピー」さんが推進している認知症予防の「100ッピー体操」に、今回の老化防止がゴールの薬膳フードセラピーを掛け合わせると、認知症をはじめエイジングで見られるいろいろな症状を予防するシナジー(相乗)効果が得られそうに感じました。
ナチュラル薬膳生活は、食事・運動・休養の健康の三本柱のバランスを大切にするライフスタイル医学。
ですから、100ッピーさんの認知症を予防する体操は、薬膳ライフでの運動に当たる部分に相性がいいかもしれないと思ったのです。
老化防止の薬膳「葡萄と枸杞の実の鰯の煮付け」中医レシピの考え方
ところでこのところ、リモート在宅ワークをしている家族がとても青魚を食べたがるので、冷蔵庫にたくさん在庫があります。
今日のまいにち薬膳ライフのライブ配信での調理例に鰯(いわし)を使って、中医レシピの考え方をお伝えすることにした理由のひとつでもあるのです。
実は昨日は冷蔵庫に鯖が入っていて梅雨寒だったことから、朝から身体を温めつつ水毒を取り除く薬膳「鯖の酒粕生姜煮」を作ったことを「おいしいブログ」でご紹介したばかりでした。
すると昨晩また家族が嬉しそうに、再び青魚今度は秋刀魚と鰯を薬膳フードセラピーで食べたかったらしく買ってきてくれました。
なぜでしょう?
薬膳ライフでは食べものの好みや食習慣で、食べる人の体調や体質をある程度推し量ることができます。
秋刀魚も鰯も血(けつ)の流れを良くする働きがあるので、血行をよくしたいのかなと思いました。
しかし今日も魚の煮付けで血行促進のおさかな薬膳ではいいのですが、自分自身の体調の管理も考えて薬膳のゴールは血の流れを促しつつも、老化の防止を目的にしようと決めました。
先にお料理しようと決めた鰯は若々しさのモトを貯えている腎に働きかけますし、アンチエイジングの基本は身体を温める調理法なので冷え症体質の自分にも向いているからです。
こうして完成した今日の朝ごはんが、アンチエイジング(老化防止)の薬膳「葡萄と枸杞の実の鰯の煮付け♪」です。
この薬膳朝ごはんを、今日の「けいてぃーのまいにち昼時薬膳ライフ」フェイスブックライブでご紹介させて頂いたのです。
今日はその際にたまたま、先にお話ししたように認知症予防の専門家の「100ッピー」さんが視聴に立ち寄ってくださったので、鰯の持つ「健脳」の働きについて予定より詳しくお話をしました。
いつもは鰯を煮付ける際には少量の粗糖を加えるのですが、今回は甘味を持ち、植物色素が濃く、抗酸化力のある干し葡萄のレーズンと、枸杞の実を組み合わせて使いました。
葡萄も枸杞の実も若々しさのモトを腎に補給する薬膳素材ですし、血(けつ)の材料にもなるのです。そして産み出した血は鰯の血液サラサラ効果で食した後に全身に隈なく巡り、心と身体を滋養します。
甘味のある色の濃いドライフルーツ系の薬膳素材は、お料理に深みとコクを出すので、おさかな薬膳にもおにく薬膳にも結構使います。
そして、アンチエイジングには冷えやすい「腎(じん)」を温めるのが鍵なので、身体を温める「陽」のチカラをチャージする赤ワインを加えて鰯の煮付けを仕上げました。
それに、枸杞の実は身体の潤いである「陰」をたっぷり補給する薬膳素材なので、「陽」を高める赤ワインとの組み合わせで陰と陽をバランスよく補充する陰陽アプローチの中医レシピ組み立て要素も含んでいるのです。
今回のフェイスブックとYouTubeを同時に駆使したライブ配信では、こうした老化を防止する家庭薬膳を作る中医レシピの組み立てについてお話しました。
けいてぃー先生の「ナチュラル薬膳生活®(薬膳ライフ)」をまいにちお昼に10分程度配信しています。
薬膳ライフから生まれる心と身体の美と健康を、人生のミッションに向かって一生懸命に生きている同世代の大人女性のみなさんに分かち合うため、まいにち楽しく語っています。
まとめ 老化防止の薬膳ライフと認知症予防の専門家さんとの相乗効果
梅雨寒が続く朝に薬膳ライフコーチが愉しんだアンチエイジング(老化防止)家庭薬膳「葡萄と枸杞の実の鰯の煮漬け」についてお昼のライブ配信で語っていたら、認知症を予防する専門家の大雄義弘「100ッピー」さんが視聴にご訪問くださったお話しは如何だったでしょうか。
最初は葡萄と枸杞の実の植物色素成分で老化防止をするお話しを中心に考えていたのですが、世の人々の認知症を防ぐために尽力している理学療法士の「100ッピー」さんがライブにご訪問くださったことで、鰯の健脳の働きにもフォーカスすることでアンチエイジングのトピックを少し広げてみました。
「100ッピー」さんのニックネームの100には、どうやら人生100歳時代を元気に過ごそうという想いが託されているようにも想うのですが、改めてお伺いしたいと思っています。
実は、今日のライブ配信の後で「100ッピー」さんから7月19日(日)にフェイスブックでオンライン対談をしませんかとお誘いを頂きました。
伝統医学的なフードセラピーと現代医学のボディーワークと分野はそれぞれ異なりますが、世の中の人々の幸せな健康寿命に役立つ仕事をしていきたいという気持ちは同じところを目指しているように感じます。
「100ッピー」さんとの対談の時間帯が決まりましたら、またご案内させて頂きますね。
では、今日は老化防止の薬膳を組み立てる中医レシピの考え方の中から、葡萄・枸杞の実・鰯・赤ワインを組み合わせた意味や、陰と陽の性質を持つ薬膳素材を組み合わせる陰陽アプローチについてもご紹介させて頂きました。
まいにち必ず摂るお食事を大切にしながら、人生を健やかに200%味わい尽くしたい、人生の使命(ミッション)を果たしたい大人女性のみなさんの美と健康を守るお役に立てば幸いです。
営養補給系 補気類 鰯 *体温への作用・味の性質・臓腑への働きかけ・作用* 温 甘辛 脾 補気活血 *栄養素・生理機能成分* 葉酸 カリウム グルタミン酸 アルコール |
参考文献
『ナチュラル薬膳生活入門編』 p.114
【前期】コーディネーター養成コース 公式テキスト
『ナチュラル薬膳生活応用編』 p.135
【後期】アドバイザー養成コース 公式テキスト
須崎桂子
最新記事 by 須崎桂子 (全て見る)
- 中医ハーバルセラピストが教える!コロナを予防するハーブ薬膳茶-煎じなくていい「エキナセア&ローズヒップ」 - 2021年1月23日
- 【生徒さまの声】薬膳レッスンの前と後で180度人生が変わりました!貴女の第2の「人生が変わる」柏の薬膳教室 - 2021年1月17日
- 【薬膳食材】紅花~顔色が悪いと悩む大人女性におススメ!血行を良くするフラワーレメディーの薬膳ご飯 - 2021年1月16日