こんにちは。
ナチュラル薬膳生活文化普及協会理事長、薬膳ライフコーチ須崎桂子けいてぃーです♪
これまで薬剤師、看護師、料理教室の先生、エステティシャン、薬膳の専門家になりたい大人女性のみなさんに、本格的な薬膳コースをオリジナルテキストで十数年教え続けてきた実績を持っています。
今日は東京の小平で先生のためのお菓子教室「スタジオジェンマ」を主宰している高橋教子先生から、【りんごのガトーインビジブル】というお菓子作りを、初めてオンラインで学ばせて頂いたお話しです。
新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、リアル対面レッスンが難しくなる中、オンラインで調理を伴うレッスンをどんな風にできるのか学ばせて頂く貴重な経験になりました。
オンライン教室のさきがけ、教子先生から頂いたZOOMで学ぶ機会
高橋教子先生はそれまでのお菓子の自宅教室に加えて、2018年からは製菓の専門的な理論と方法をデモと講義で教えるオンライン教室を開催しています。
この度はデモではなく参加者が教子先生と実際に一緒にお菓子を作る形で、ZOOMオンラインで学ぶ機会をくださいました。
わたくしはZOOMミーティングのホストをすること自体には慣れていたのですが、まだオンラインで調理するレッスンを行ったことはありません。
教子先生は一般の生徒さん達だけでなく、わたくしのような先生をしている人達にも素晴らしい学びの機会を用意してくれたのです。
オンラインレッスンは、これまでのような教室内での対面レッスンとはだいぶ勝手が違います。
パソコンの画面を通して伝わる情報には限りがありますし、生徒さんのペースを掴むのにも、先生の気配りがかかせません。
経験豊富な教子先生はそのようなオンラインレッスンの特性を熟知なさっていているからでしょう。
あまり凝らずに美味しくて作りやすいフランスの素朴なお菓子「りんごのインビジブル」を題材に選んで、ZOOMオンラインのレッスンを組み立ててくださいました。
予め、どのような材料やお道具が必要なのかもお知らせくださったので、普段あまり使わない材料もありましたから準備をするのに助かりました。
教子先生は参加してくださった皆さんが「満足してくださること」をとても大切に考えていらっしゃると伺ったことがあります。
わたくしも一緒に作らせて頂いてから、レッスン後に写真を撮ったり、自宅で家族と試食したり、オンラインレッスンが終わった後も存分に楽しませて頂き大満足でした。
新型コロナウイルスの感染のせいで、外出を自粛するように求められる中、社会全体が重苦しい雰囲気に包まれています。
そんなときに、ZOOMオンラインレッスンというかたちで直接会えなくても参加者がお互いに顔を合わせたり、お話しをする機会を頂いたことで、全員がお菓子作りと交流を愉しむ歓びに満たされました。
ご参加の皆さんの中には、一緒にお菓子を作らずに視聴するかたちで受講していた方々もいらっしゃいました。
教子せんせいのレッスンにはお菓子を作るだけでなく、お菓子作りの甘味のベースになるお砂糖の種類や性質の違いなどの製菓理論のお話しも含まれます。
ですからたとえ作らなくても、手持ち無沙汰になったりする参加者は誰もいなくて皆さんにこにこ笑顔。
調理に使う焼き型の質問やオーブンによって異なる焼け具合のことなど、たくさん質問が出ていました。
しかもわたくしもそうですが、大勢で集まる対面レッスンが難しくなったため、これらからオンラインレッスンをどうやって始めようかと先生たちは教子先生の使っていらっしゃる機材に興味津々。
ですから、レッスンではお菓子の作り方はもちろん、どうやって手元の作業を映しているのか、どんな機材のどこのメーカーのどの品番を使っていらっしゃるのかという質問もかなりありました。
それを、ひとつひとつ丁寧にお答えになりご経験を分かち合ってくださったので、一緒に伺っていたわたくしにとっても今後薬膳のレッスンをオンライン出来るかしら・・・?と思案していたので、大変勉強になりました。
調理実習に理論のお話しや質問へのご対応に参加者同士の交流・・・、オンライン媒体でこれだけ盛だくさんの内容でしたが、ピタリと時間どおりに楽しくレッスン終了。
オンラインで生徒さん達の手元が見づらくても、ときどき声をかけてついて来られているか確認したり目を配りながら、進行してくださったことも大変勉強になりました。
そして、教えて頂いたケーキは塩味で作ってもよいというお話を伺い、先月まで習っていたフランス料理の磯貝由恵先生から学んだケークサレというしょっぱいおやつとの共通点を感じて、薬膳の楽しいレッスンのアイデアがピンときました。
おかげさまで、薬膳の理論でこんな風に簡単に作れておいしいおやつを考案したら、わたくしも調理を伴うオンラインレッスンが出来るかもしれないという発想が湧いたのです。
薬膳教室も遠くの人たちと繋がれる時代
わたくしは10年以上前からITもやる薬膳講師で行こうとホームページも自力で制作してきましたが、テクノロジーの発達は日進月歩。
日本でも5Gが導入されましたし、文字情報だけでなく、動く画像を配信するのはもう当たり前の時代になりました。
ひとくちに「動画」といっても、録画した画像をインターネット上に公開するYouTubeという人気の媒体もあれば、今では手軽にYouTubeやFacebookを使って動画と共に情報をリアルタイムで発信する形態も出て来ました。
しかも、生放送のように配信したリアルタイム情報は即座に録画されて、時間をかけて編集しなくてもSNS媒体に公開されます。
世界規模のコロナ感染拡大のせいで、経済活動は国内外で縮小していますが、外に出なくてもこうしたオンライン媒体を使って手軽に情報を発信出来るようになったのですね。
そしてわたくしもそうですが、オンラインで手軽に遠くの先生達のレッスンを受講したり、連絡をとったりしやすくなったので、地域を超えて様々な人たちとつながり始める人が増えてきました。
この世界的なコロナの社会問題が沈静した後、人類は共通の課題に向き合ったことで、新たに地球人としての意識が芽生えてくるのかもしれません。
その来るべき新しい世の中で自分たちが人々とどうつながり、どう生きるべきかどう働くべきか、その答えのカギのひとつがZOOMオンラインの活用なのかもしれません。
わたくしは、柏本校サロン教室でのリアル対面の学び空間を大切にしたいと思って12年この仕事を続けてきました。
でも、このコロナ禍がきっかけとなり、「柏の薬膳教室という物理的な場所にこだわらず、世界中の人々に『ナチュラル薬膳生活(薬膳ライフ)』を発信し始めたらどうですか?」・・・と、
薬膳のカミサマの声が聞こえてくるようにも感じます。
年を追うごとに学ぶことが増えてきますが、年齢を重ねるにつれてワクワク度が高まる薬膳ライフもまたオツなものです。
「人生を200%味わい尽くすため、これからも健やかに美しくチャレンジを続けたい!」そう感じる一日でした。
まとめ オンラインとリアル対面の違いを学べたお菓子レッスン
新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、わたくしのように対面リアルレッスンをしていた教室の先生たちが、オンラインレッスン構築に向き合う時代が突然やってきました。
そんな中、わたくしはすでにオンラインレッスンを始めていた小平のお菓子教室スタジオジェンマの高橋教子先生のレッスンに参加させて頂く機会を頂きました。
そのオンラインレッスンは、お菓子の調理をする内容だったので、対面ではなくどのように教えてくださるのだろうかと興味いっぱいでした。
そして、実際に体験させて頂いて、教子先生が段取りよく全員が失敗なく作れるように、手元を映すウェブカメラを駆使して作業を見やすくしてくれたり、進行の速さも生徒さん達にしっかりお声がけをしてくださる様子がとても勉強になりました。
わたくしはどのように薬膳のオンラインレッスンをしようかと、思案している最中です。
薬膳レッスンでは、中国伝統医学(中医学)理論のレクチャーも大切ですし、実際にどのように薬膳素材を扱うのかを実際に体感して頂くことも重要です。
今回の調理を伴う教子先生のお菓子教室の経験から、自分ならどんな風にレッスンをオンラインで進行したら生徒さん達が分かりやすいだろうかと考えるのにとても役に立ちました。
新型コロナウイルスの感染拡大が世界的な問題になっている今こそ、未来に備えて先人の薬膳の知恵を学びたい人が増えています。
リアル対面の薬膳レッスンの重要性を理解しつつも、外出自粛の勧告が長引いた場合でも、レッスンをZOOMオンラインに一時的に切り替えたり、オンラインコミュニティを充実させたりして、生徒さん達が薬膳の学びを中断することなく続けて行ける体制を整えようと決意を新たにしました。
須崎桂子
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