こんにちは。

ナチュラル薬膳生活文化普及協会理事長、薬膳ライフコーチ須崎桂子けいてぃーです♪

 

これまで薬剤師、看護師、料理教室の先生、エステティシャン、薬膳の専門家になりたい大人女性のみなさんに、本格的な薬膳コースをオリジナルテキストで十数年教え続けてきた実績を持っています。

 

ハーブ薬膳茶と須崎桂子

 

10月に入ったばかりですが先月末、マンツーマンで実施している「本格薬膳体験パーソナルレッスン」にて感じたことを綴ります。

 

シニア介護施設で長く事務のお仕事をなさっているという生徒さんのお話を伺いながら、一緒に楽しく薬膳のレッスンを行わせて頂いたから。

 

 

人生を前向きにとらえて自ら道を切り開いていく生徒さんからは、未来志向の素晴らしい「気(生体エネルギー)」を頂戴することが多いです。

 

今回のご体験の生徒さんもそんなタイプの方でした。

 

それとは真逆に・・・わたくしの実家の母は、自発的に生きる意欲を失ってシニア介護施設で長らくお世話になっています。

 

実家を離れて薬膳教室の仕事を10年以上も続けていられるのは、こうした施設でのサービスが充実しているからこそ。

 

だからシニア介護施設の運営をさまざまな形で支えて下さっている方々へ、感謝の念を新たにした体験レッスンの1日でした。

 

薬膳を習いたいと思って歩いていたら柏に薬膳教室

 

 薬膳を勉強したいなあと思うとまずは皆さんどこで習おうか通えそうなお教室を探し始めますよね。

 

この度ご体験くださった生徒さんは「そろそろ薬膳を習ってみたいな」と思った時、「ナチュラル薬膳生活カレッジ柏本校サロン」に気づいたみたいなのです。

 

でも以前からお教室の前をよく通りがかっていらしたとのこと。

 

それがたまたま、ナチュラル薬膳生活コーディネーター養成コースの本格的な薬膳調理実習レッスンの最中にサロン教室のキッチンに立ち寄りに。

 

ひょんなことでのタイミング。

 

体験レッスンのご案内パンフレットを取って通り過ぎたのに、レッスンを行っている気配に惹きつけられてエントランスに戻ってこられたそうで、パンフを握りしめたご様子にこちらがびっくり。

 

このタイミングで生徒さんに引き寄せが起こってしまったのも「ご縁」ですね。

 

 片口土鍋で煎じていた中薬(生薬)の立ち上る香りや、棚にずらりと並んだシナモンなどが入った中薬の瓶にすっかり魅了されたご様子で、早速ご体験のお申し込みを頂いたというわけです。

 

 

ちょうどナチュラル薬膳生活コーディネーター養成コースの在校生の生徒さんからおうちの庭に色づき始めた甘柿を頂いたので、未来の生徒さんに呼吸器を潤す秋の味覚をおすそ分け。

 

再会を約束して絆を結ばせて頂きました。

 

 

薬膳体験レッスンの準備に感謝する気持

 

「ナチュラル薬膳生活体験レッスン」のお申し込みはたいていホームページのお申し込みフォームから頂きます。

 

新しい生徒さん達はホームページ・ブログ・動画をご覧になって、ナチュラル薬膳生活の世界観を知ってご予約くださることがほとんどのケース。

 

でも、今回は既にサロン教室でお会いしているわけですよね。

 

だから、体験レッスンの事前準備をしながら、新しい生徒さんにまたお会いできることを嬉しく思いながら開始前に動画撮影をしました。

 

 

「本格薬膳体験パーソナルレッスン」は基本的にマンツーマンによる個別インストラクション。

 

なぜならナチュラル薬膳生活カレッジ柏本校サロンでは、ご体験の生徒さんに薬膳の源泉が「一人ひとり」に合わせて心と身体を診ていく、中国古代哲学から生まれた中国伝統医学(中医学)であることを是非実感して欲しいと考えているからです。

 

そして🔰初めての「本格薬膳体験パーソナルレッスン」であっても、薬膳が食事療法=フードセラピーであり、単なるお料理ではないことを最初からしっかり本格的にお伝えしています。

 

一般的な薬膳料理教室との大きな違いは、初めてさんであれ学び直しさんであれ、生徒さんに世界唯一!「食べる功薬膳」、薬膳講師の独自の切り口から、消化器系と呼吸器系に働きかける薬膳処方の考え方と方法をやさしくお話します。

 

その際は、初めてさんに分かりやすいように執筆した『ナチュラル薬膳生活入門編』 の抜粋プリント資料をパーソナルファイルに含めていますので、体験ではプリント主体にご参照頂きます。

 

もちろん ご体験レクチャーに際しては、『ナチュラル薬膳生活入門編』 も貸し出しますので、プリント補助教材を参照しながら、本コースの薬膳テキストも見比べてコースレッスンがどんな感じか掴めるように工夫しています。

 

シニア介護関係の仕事をしながら薬膳に興味が

 

いよいよ生徒さんとの薬膳体験レッスンはとても楽しいひと時でした♪

 

マンツーマンだからこそ、薬膳先人の知恵をこれからの生活にどう活かしたいか、いろいろなお話を生徒さん一人ひとりからお伺いすることが多いです。

 

皆さんから伺う一番多い薬膳の夢はまず自分自身の健康を毎日の健やかな食事で守ること、そしてご家族の心や身体のケアも。

 

そんな薬膳フードセラピーを知っている「キッチンドクター」がお台所にいるご家庭は幸いです。

 

新しい生徒さんは、薬膳の調理にばかり着目するのではなくて、薬膳の根底に流れる環境との調和で健康を守る中国古代哲学や中医学の理論的な考え方にもとてもご興味を持ってしっかりとノートをとっていらっしゃいました。

 

 

そして、薬膳調理にだけ着目するのではなくて、薬膳の根底に流れる環境との調和で健康を守る中医学の考え方にもとてもご興味を持って聞いてくださり、ご質問もたくさん頂きました。

 

アロマセラピーの精油の香りを活かしたボディーワークを既に生活に取り入れていらっっしゃるとのこと。

 

ですからわたくしがアロマセラピーを含む植物療法のハーバルプラクティショナーなのも知って、とても嬉しそうでした。

 

今回は体内の気を循環させるために三つ葉の香りミツバエンの和な食べるアロマセラピー効果を活用。

 

食べる氣功薬膳のイントロダクションもしっかり体感して頂きました。

 

おしゃべりは中国伝統医学に関連して、老子や荘子といった東洋思想のダオイズム(道Dao)の世界感にまで拡大。

 

わたくしがブラッシュアップを始めたフォトデザインボードを使う写真撮影にも興味を持ってくださって、とても盛り上がりました。

 

 

季節外れの残暑気味なお天気ではありましたが、勉学の秋&芸術の秋を一緒に堪能。

 

事務職とは伺ったのですがシニア介護施設で働いていらっしゃると、さまざまな境遇のシニア世代の方々やそのご家族と接する機会はわたくしより多いはず。

 

子供さん達が自立なさったそうですから、恐らくいろいろなシニアの方をご覧になって、これからご自身の人生をどのように健やかにより充実させようかと模索を始められたのかもしれません。

 

わたくしはシニア介護施設の臨床に直接かかわる仕事ではありません。

 

でも、毎月実家の母に会いに行くたび、人生を自分の力でコントロールすることを放棄してしまったその姿に、「せっかくカミサマから頂いた人生という限られた時空を活かしきれないのは、本当にもったいない。」と感じてしまいます。

 

老人性の抑うつ状態が軽減しても依頼心が深く根を張ったまま20年近く。。。

 

シニア介護施設の施設長さん、生活指導員さん、身の回りの世話をしてくださるスタッフさん、看護婦さん・・・みんなやさしく母を支えて下さっています。

 

動けないほど身体や頭脳がすっかり衰えているわけではないだけに、自立&自律で人生を謳歌したり、他の人のためにお役に立つ社会活動をしたり・・・

 

母はそんな欲求が出てこないのかしら?

 

ひとり海外で学んだり働いたり、結婚する前は自由に生きてきたので、自分が母だったらいろいろやりたいことが出てくるのにと思うのです。

 

しかし親子で会っても肉体と魂は別の存在ですから、シニア介護施設の穏やかな生活を好んでいる実母の生き方や心の在りようも尊重するようになりました。

 

とにかく人生100年が現実となった現代。

 

わたくしの実母とは真逆に・・・

 

心や身体が思うように動かなくなる前に、人生の円熟期から心と身体が豊かになるプライスレスな生き方に備えて、ナチュラル薬膳生活を学び始めてくださるオトナの方が増えてきました。

 

70歳代の生徒さんもいらっしゃいます!

 

 

だから、けいてぃー先生の人生の使命はやっぱり「介護期間ゼロ=健康寿命100%!」をにつながる人生を叶えたい皆さんに「ナチュラル薬膳生活」をお伝えすること。

 

たとえ生みの母親に薬膳の先人の知恵の神髄が伝わらなくても、充実した人生を200%味わいたい人達は世の中にまだまだ大勢いらっしゃいます。

 

「ナチュラル薬膳生活」を身に付けたキッチンドクターの皆さんが、その知恵を今度はお子さんやお孫さんに伝えるという善循環が起こり始めているのはとても嬉しいことです。

 

ですから、次世代にナチュラル薬膳生活の食文化を遺せるように、命が尽きるまでずっと元気に働き続けたいと思っています。

薬膳を深めて家庭や仕事で活かしたい方に、中医学理論で組み立てる本格的な薬膳実践コースを開講しています。

【基礎】薬膳実践コースへ入学をご検討の方に、薬膳体験パーソナルレッスンを実施しています。

薬膳ライフコーチ須崎桂子けいてぃーが、心・体・魂が整う薬膳生活メルマガをお届けしています。

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病気の家族や自分に食事療法を出来ず悩んでいたとき、薬膳と出会い、中医学の食事療法を知り学ぶ。しかし健康には食事だけでなく、適度な運動や休養も必要なのに気づく。抽象的な伝統医学に現代の生理学や栄養学を掛け合わせ、ライフスタイル医学の暮らし方「ナチュラル薬膳生活Ⓡ」を考案。2008年にナチュラル薬膳生活文化普及協会を設立して、心・体・魂を整える薬膳フードセラピーの暮らし方を社会に広め続けている。