こんにちは。

ナチュラル薬膳生活文化普及協会理事長、薬膳ライフコーチ須崎桂子けいてぃーです♪

 

これまで薬剤師、看護師、料理教室の先生、エステティシャン、薬膳の専門家になりたい大人女性のみなさんに、本格的な薬膳コースをオリジナルテキストで十数年教え続けてきた実績を持っています。

 

ハーブ薬膳茶と須崎桂子

 

「自分はあっさりしたものが食べたいんだけど、お父さんがこってりした肉料理が好きだから、昨日もすき焼きとか食べちゃったのよねえ。。。」と、皮膚アレルギー気味の生徒さんが困り顔。

 

すき焼きのイメージ
♣お父さんの大好きなすき焼き(イメージ)

 

確かにおうち薬膳でフードセラピーをしたいと思っても、ご家族の偏食や好物が処方したい食事療法と異なるとやっかいですよね。

 

例えばこのほかにも、栄養をたくさん摂ってぐんぐん成長する育ち盛りのお子さんと、生活習慣病の悪化に注意して糖質や脂質を制限している高齢のご両親が一緒に食卓を囲むご家庭があるかもしれません。

 

あなたが家庭薬膳のキッチンドクターなら、薬膳フードセラピーの極意を知っていますよね。

 

その場合はなおさら食事で家族の健康を守る立場上、おうち薬膳のメニューをどう作ろうか頭を悩ませることでしょう。

 

薬膳は一人ひとりの体調や体質に合わせて処方する食事療法です。

 

しかし、だからといって、家族の一人ひとりに違うお料理を作るのほぼムリですし、物理的にも精神的にも負担が大きすぎます。

 

そんなとき、どんな工夫でおうち薬膳を作ったらいいのでしょう?

 

♣皆さんのお悩みを一緒に考える薬膳ライフコーチ須崎桂子

 

方法はいろいろありますが、ここで薬膳ライフコーチと一緒にシンプルに考えてみましょうか。

 

もし、ご家族が納得いくようでしたら同じ薬膳素材をベースにお肉なら使用部位を見極めて選んだり、ご家族一人ひとりのお好みで調味をいろいろと変えてみるなど、工夫してみてはいかがでしょう?

 

同じ薬膳素材の使用部位や調味を変えてみる

 

「自分はあっさりしたものが食べたいけれど、お父さんがこってりした肉料理が好き。」

 

いつもなら、お父さんに合わせて食事を作って同じようにこってりしたものを食べるけれど、ここ数か月なんだか蕁麻疹ぎみのせいか、本当はあまり脾胃(ひい・中医内科学的にいう消化器系統の臓腑)に負担をかけたくない。

 

こんなお悩みはごもっとも。

 

薬膳素材のお肉なら使用部位を変えてみる

 

「こってりしたものを食べると蕁麻疹が悪化しますよ・・・」と、恐らく身体の内側から自分の肝(かん・中医内科学的にいう解毒を担う臓)がささやいているのでしょう。

 

中国伝統医学(中医学)の見地から、肝は脾胃の働きを促進するといわれています。

 

肝が弱っていると脾胃の働きを助ける力が弱まるから、お口から入ってきた食べ物を代謝してエネルギーに変化させる消化吸収のプロセスがうまくいかなくなります。

 

ナチュラル薬膳生活では抽象的な中医学だけですと、こうした人体の代謝のメカニズムが生徒さん達に伝わりにくいので、現代生理学も交えて「統合医療(伝統医学+現代医学)」の視点から、生理と病理を分かるようにご説明いたします。

 

そこで、肝の解毒システムに負担をかける脂質を減らすために、鶏のささみでお料理してみたらどうですかとご提案。

 

鶏ささみ肉の脂質は0.8g程度(生・可食部・100g当たり)と少なく、不足すると皮膚炎を起こしてしまうナイアシンを摂れます。

 

すると案の定、「お父さんは鶏のささみとかあっさりしたお肉は好きじゃないの。」というお返事でした。

 

昨晩、すき焼きを召し上がったことから想像すると、脂質が37gくらいある霜降りの牛肉の肩ロース(生・可食部・100g当たり)などを、美味しそうに食べるお父さんの顏が思い浮かびます。

 

もし、どうしても牛肉が食べたいのであれば、調理法はすき焼きそのままに、使用部位を脂質が18gくらいの牛もも肉(生・可食部・100g当たり)を選ばせてもらうという手があります。

 

わたくし達の身体は食べ物で出来ています。

 

脂質を代謝するのは結局「肝(かん)」なので、脂質の分解に疲れ果てて代謝しきれなかった毒素が身体の中に溜まるため、蕁麻疹が悪化する可能性は否定できません。

 

お肉・調理法・調味を変えてみる

 

または、お肉を変えて調理法や調味の仕方で満足感を得てもらう方法もあります。

 

例えば、わたくしが昨日夫の愛妻薬膳お弁当に入れた「鶏ささみとカシューナッツの甜面醤炒め」。

 

♣こってり風味「鶏肉とカシューナッツの甜面醤炒め」

 

淡白な味わいの鶏ささみ肉を代謝を高める生姜・野菜・カシューナッツと一緒にオリーブオイル炒めにして、仕上げにこってり美味しい甘味噌の甜面醤を絡めました。

 

血液サラサラや抗酸化に役立つ良質な植物系の脂質を補完するアンチエイジングの薬膳フードセラピーの処方です。

 

もしも調味でバリエーションを変えたい場合は、炒め終わった具材の最後の味付けの段階で、ご自分の分とお父さんの分を取り分ければいいですね。

 

例えば、ご自身はお肌の修復に役立つビタミンCたっぷりのレモンを使ってレモン塩味、お父さんはこってり甜面醤味のように・・・

 

こってり感は甜面醤の分量で調節できます。

 

わたくしのおうち薬膳では、カレもあまりこってりにし過ぎないように気を付けているので、たくさん甜面醤は入れていませんが、生活習慣病のご心配がなければ分量はお好みでどうぞ。

 

こうした調味料にはたくさん砂糖や塩が使われているので、ご自身やご家族の体調・体質・年代に合わせて使う量を調節なさるとよいでしょう。

 

こちらは化学調味料の味がしないので気に入って使っている甜面醤のブランドです。

 

 

 

鶏肉については、薬膳講師が自ら執筆した公式テキストでもご参照頂けます。

 

人生を200%味わい尽くしたい大人女性の健美活に!「ナチュラル薬膳生活®(薬膳ライフ)」をどうぞお役立てください。

 

営養補給系 補気類 鶏ささみ

*体温への作用・味の性質・臓腑への働きかけ・作用*

温 甘 脾胃

補中益気 補精益髄 降気 降逆

*栄養素・生理機能成分*

たんぱく質 脂質 ビタミンA ナイアシン

参考文献

『ナチュラル薬膳生活入門編』 p.115
【前期】コーディネーター養成コース 公式テキスト

『ナチュラル薬膳生活応用編』 p.136
【後期】アドバイザー養成コース 公式テキスト

 

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中医師から中医学・薬膳学を習得。心の状態で体調を崩したことから、健康の維持・増進、病気の予防・治療には食事だけでなく、運動やリラグゼーションも必要なのに気づく。そこで抽象的な伝統医学に現代の生理学や栄養学も掛け合わせて、ライフスタイル医学の暮らし方「ナチュラル薬膳生活Ⓡ」を考案。2008年にナチュラル薬膳生活文化普及協会を設立して、心・体・魂が喜ぶ薬膳フードセラピーの暮らし方を、人生に前向きな大人女性たちに配信し続けている。