美容の薬膳素材。白きくらげはくらげではなく「きのこ」。

 

こんにちは。ナチュラル薬膳生活クリエイター・薬膳ライフコーチ・薬膳の先生をしている須崎桂子です♪

 

こうして「おいしい薬膳ブログ」をお読みくださり、ご縁に心から感謝しています。

 

今日は未来志向のオトナ女子を内側と外側から輝かせる方法について、カラー&イメージコンサルタント石川ひろみさんと対談しました。♪

 

その際、わたくしは薬膳ライフコーチとしての視点で、食事で内側から女性を輝かせる美容によい薬膳素材として白きくらげをご紹介。

 

浸水したしろきくらげ
♣浸水した白きくらげ(手前)と、乾燥させた白きくらげ(奥)

 

しかし、そもそも白きくらげが何かをあまりご説明する時間がなかったので、今回は白きくらげがきのこ系の薬膳素材であることや、その活用法をお話しします。

 

白きくらげはくらげでなはく「きのこ」です。

 

ひろみさんは内面と外面の美しさはリンクしているという考えをもとに、クライアントの女性の魅力を内側から引き出して職場やプライベートにふさわしいメイクやファッションを提案しています。

 

ひろみさんによると内面美を引き出して生活をより心豊かに充実させてハッピーオーラに包まれたいクライアントさん達には、看護師さんや公務員の方などキャリアを積みながら未来に頑張る女性たちが多いとのこと。

 

 

そこで、わたくしはひろみさんとの対談では世界がウィズコロナの時代になっても、未来志向で生き抜きたいオトナ女子の健やかな内面美を食事で支えて、それが外面美へとつながるような薬膳素材やその使い方を提案しようと思いました。

 

そこで選んだのが、保湿効果の高く美肌にもがんの予防にも役立つ白きくらげです。

 

白きくらげはシロキクラゲ属のきのこ類なのですが、ネーミング「くらげ」が付いているので海産物の「くらげ」の一種かと思われることがよくあります。

 

薬膳素材にはその働きによって分類があるのですが、きのこの白きくらげは、身体を潤す「陰(いん)」を補給する「補陰類(ほいんるい)」に属しています。

 

ここでいう陰は「陰液」ともいわれ、わたくし達人間の体内を満たしている体液の総称のことで、細胞の間を満たしている

 

特に潤うことでよく働く呼吸器の肺、消化を担う胃、若々しさんのモトを貯えてる腎の臓器を瑞々しく保つことで、身体の表面を覆っている皮膚も潤してハリを与えるので美肌のためによいのです。

 

一方、海産物のくらげは、身体に溜まった水毒をデトックスする「化痰類(かたんるい)」に属しています。

 

面白いことに、海産物のくらげは身体に不足しているものを補給する分類ではないのですが、陰を補給する働きを持っています。

 

海産物のくらげは身体に溜まった水毒のかたまりをほぐして、お通じで身体の外に出す働きも持っています。

 

ですから、白きくらげも海産物のくらげも分類が正反対であるものの、どちらも身体を潤す「陰」を補給する働きを持つ薬膳素材なので、美容に役立つといえるでしょう。

 

白きくらげについては動画レッスンでもご紹介していますので、よかったらどうぞご参照ください。

 

 

中国では白きくらげは、銀耳(ぎんじ)や雪耳(ゆきみみ)という何とも美しいネーミングで呼ばれて、ごく普通にスーパーの店頭に並んでいます。

 

日本で見る乾燥した白きくらげは、すでに調理用にバラバラに砕いてあるので、元の姿が分かりにくいのですが、もう少し大きなかたまりのタイプです。

 

一度に全部を戻すと使いきれないので、手前のデザートカップに入っているように、必要な分をほぐして浸水して茹でてデザートのゼリーに入れたり、浸水したものをスープに入れたり、炒め物に入れたり、幅広いお料理に使うことができます。

 

例えば、今日は美肌作りの薬膳に「白きくらげとはと麦の干し海老スープ」を頂きました。

 

白きくらげで肌を潤して、はと麦でお肌に不必要な毒素を身体に中から取り除く、補給&デトックスを同時にやってのける中医レシピの組み立て処方になります。

 

白きくらげとはと麦の干し海老スープ
♣白きくらげの活用例。美肌の薬膳「白きくらげとはと麦の干し海老スープ」。

 

ひとくちに白きくらげと言っても様々なタイプがあります。

 

ここでは大きなかたまりタイプをご紹介していますが、中国や台湾では、もうすこし小さくてコロコロした乾燥白きくらげも見かけます。香港では「雪耳」という名前で売られているのを見かけることが多いです。

 

浸水したしろきくらげ
♣浸水した白きくらげと乾燥させた白きくらげ(乾燥ものは、かなり大きいタイプです。)

 

浸水すると水分が90%近くになる白きくらげの すごい保水力は、文部科学省の日本食品標準成分表のデータで見ることができます。

 

保水力を知るために乾燥した白きくらげとゆでたものを100gあたりで比較してみたら、白きくらげはゆでることで、92.6g、重量の92.6%の水分を保持するようになるのです。

 

茹でた白きくらげを食べると。潤うことでよく働く消化管が滑らかになるので、粘膜を保護しながら身体にやさしく作用していくのでしょう。

 

薬膳素材名
性質・主成分
100gあたり

白きくらげ 乾 白きくらげ ゆで
薬膳素材 分類 補陰
四気
五味 甘 淡
帰経 肺 腎 胃 
主な作用

補陰潤肺 養胃生津 

水分 14.6 92.6
エネルギー Kcal 678  59
 炭水化物  g 74.5 6.7
 たんぱく質 g 4.9 0.4 
 脂質 g 0.7 微量
 カリウム mg 1400 79
 鉄 mg 4.4 0.2
亜鉛 mg  3.6 0.3
銅 mg 0.10 0,01
マンガン mg 0.18 0.01
ビタミンD μg 15.1  1.2
葉酸 µg 76
食物繊維 g 68.7 6.4

♣参考文献・データ

ナチュラル薬膳生活入門編』白きくらげ p.119,120 須崎桂子
日本食品標準成分表2015年版(七訂)きのこ類』 しろきくらげ 乾 ゆで 文部科学省

 

動画レッスンでもお話ししていますが、この抜群の保水力を持つのはきのこ独特の多糖類の一種、シロキクラゲ多糖体。

 

シロキクラゲ多糖体には、抗がんの働きもあるらしいということで、中国医療系大学で臨床研究されています。

 

白きくらげに限らず、多くのきのこ類の多糖類には免疫細胞を元気にしてがん細胞が出来ないようにじゃまする働きがあるようなのです。

 

白きくらげは日本のスーパーマーケットでも中華食材売り場などで見つけやすくなった薬膳素材でなので、美肌やがんを予防する家庭薬膳づくりによかったらお役立てください。

 

まとめ 白きくらげは美肌やがんの予防に役立つきのこ

 

オトナ女子の美と健康を応援する対談でご紹介した白きくらげは、海産物のくらげと思わることが多いのですが、実はきのこだというお話は如何だったでしょうか。

 

白きくらげはきのこの中でも特に保水力抜群のシロキクラゲ多糖体を含んでいるので、美肌作りに役立つので美容の薬膳素材としてご紹介させて頂きました。

 

シロキクラゲ多糖体にはがん細胞の増殖を抑える抗腫瘍作用があるらしいことが研究されているので、健やかに人生を200%味わい尽くしたいオトナ女子のがん予防の薬膳づくりにもおススメです。

 

営養補給系 補陰類 白きくらげ(銀耳)

*体温への作用・味の性質・臓腑への働きかけ・作用*

平 甘淡

肺 腎 胃

補陰潤肺 養胃生津

*栄養素・生理機能成分*

 シロキクラゲ多糖体

 

参考文献

『ナチュラル薬膳生活入門編』 p.120
【前期】コーディネーター養成コース 公式テキスト

『ナチュラル薬膳生活応用編』 p.138
【後期】アドバイザー養成コース 公式テキスト

 

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薬膳ライフコーチ須崎桂子から
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須崎桂子

代表ナチュラル薬膳生活カレッジ柏本校サロン ナチュラル薬膳生活文化普及協会
千葉県柏市で「薬膳ライフ」の先生&案内人を育成する本格的な薬膳教室を主宰しています。中国の薬膳を日本の家庭生活に取り入れやすい「ナチュラル薬膳生活」というライフスタイルの一環として家庭や社会に健康と幸せを届ける人材を育て続けています。 薬膳ライフコーチ・ナチュラル薬膳生活クリエイター