こんにちは。
ナチュラル薬膳生活文化普及協会理事長、薬膳ライフコーチ須崎桂子けいてぃーです♪
これまで薬剤師、看護師、料理教室の先生、エステティシャン、薬膳の専門家になりたい大人女性のみなさんに、本格的な薬膳コースをオリジナルテキストで十数年教え続けてきた実績を持っています。
ステキなお教室の先生たちが集まるリビングアカデミー
昨日に引き続き、「飛常識」な教室経営コンサルタント・リブラクリエイションの高橋貴子せんせいが主宰する起業アカデミーの話題。
だいぶ前から、先輩のコンサル生せんせいからステキな春のポットラックの集まりにお誘い頂いていました。
時間が経つのは早いもので、今日はそのお集りの日。
せっかく、けいてぃーは薬膳講師なので、自分が一番好きで一般には珍しいいつもの黄耆(おうぎ)を使って、昨晩、「黄耆のチキン煮込み」を作りました。
お料理やお菓子づくりのプロの先生方が集まるので、ポットラックのお持ちよりお料理のレベルが高いはず^^
もう、黄耆をご存知のお教室コンサル生のせんせいがいらっしゃるかもしれませんが、けいてぃーのエネルギー(気・生体エネルギー)補給の薬膳が皆さまのお口に合えばいいなって思います。
ところで、エネルギー補給に黄耆と鶏肉をメインにしましたが、春のこの季節は身体が芽吹く木々と同じようにたくさん養分を要求するので、「血(けつ)」が不足しがちになります。
ですので血の補給や維持に役立つ根菜の人参や蓮根を、一緒に炊き合わせてみました。
エネルギーチャージ―の薬膳を春の季節薬膳に
エネルギー補給系の薬膳は体内にたくさんのパワーをチャージします。
それはよいのですが、しっかり身体の隅々まで取り込んだ滋養を巡らせないと一か所に滞って、ガスでお腹が張って痛くなるなど、困った不調が現れやすいのが特徴です。
特に、こちらのレシピにはさらに気と血を両方チャージする大棗(たいそう・なつめ)をたっぷり使ったので、さらにカラダの中に「気」が停滞してしまうリスクが高まります。
薬膳フードセラピーでは、こんな心配があるときには、理気類という分類の薬膳素材を組み合わせて体内で気を循環させる工夫をします。
理気類は平たく言えば、芳香成分を持つ香りのよいもののこと。
たとえ、理気類に分類されていない薬膳素材でも、食べる本人が「いい香りだな~♪」と感じる食材なら、気を巡らせる「理気」の働きが期待できます。
そこで、せっかくの早春ですから、今出回っている旬の金柑を使って、春の季節薬膳にアレンジすることにしました。
柑橘類の薬膳素材には、体内に取り込んだエネルギー(気)をカラダ中に巡らせるものが多いです。
そこで、柑橘類の仲間達の中から、煮込みに合いそうな可愛いプチフルーツの金柑を選んで添えることにしたというワケです。
いわゆる薬膳では、陳皮(ちんぴ)と呼ばれる温州みかんの皮を干した中薬の薬膳素材が有名ですが、いつもそればかり使っているとマンネリになりそうだし、金柑のアイデアってちょっとおしゃれだと思いました。
最初は金柑をそのまま輪切りにしてあしらおうと思ったのですが、せっかく柔らかく炊き上がった鶏肉と歯ざわりが合わないかなと思ったので、蜂蜜と日本酒でさっとコンポート状に煮てみた次第です。
そして、蜜柑色の金柑とのコントラストが美しく映えるいんげん豆も彩りにあしらって、食欲をそそる効果を演出してみました。
では、これからお集りの会場になっているお菓子教室のスタジオジェンマさんに伺います。ポットラックの様子はまたレポートしますので、楽しみにしていてくださいね♪
須崎桂子
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