こんにちは。
ナチュラル薬膳生活文化普及協会理事長、薬膳ライフコーチ須崎桂子けいてぃーです♪
これまで薬剤師、看護師、料理教室の先生、エステティシャン、薬膳の専門家になりたい大人女性のみなさんに、本格的な薬膳コースをオリジナルテキストで十数年教え続けてきた実績を持っています。
台風10号が九州地方を通過していった未明、わたくしの暮らす千葉方面でも少し影響があり、ざっと雨が降ったり、強い風が吹いて目まぐるしく空模様が変わりました。
しかし、夜明け前にバルコニーに出たら金星が東の空に銀色に輝いていて、その下の方のもくもく雲があっという間に何とも言えない桃色に染まりはじめたので、大自然のパノラマをうっとり眺めてしまいました。
ちょうどいい具合に東の地平線の雲が、強すぎる朝日のビーム光線をさえぎってくれたので、やや涼しくなってきた朝の大気を吸い込みながら、太極拳と気功のひとり稽古を楽しみました。
一瞬たりとも同じ姿にとどまることがなく、刻々と変化している大空をしていく様子を眺めながらお稽古していると、心と身体にゆったりと自然界のエネルギーが流れ込んでくるのを感じます。
愛しの葡萄パン。NOBUさんの自然の味が好き。
前置きが長くなりました。そして朝稽古のあとの葡萄の朝ごパンが今日の本題です。
葡萄はアンチエイジングの薬膳素材です。
今日の話題の主役の葡萄はフレッシュフルーツの葡萄ではなく、わたくしがはまっている美味しい葡萄パンに入っているレーズン、ドライフルーツの干し葡萄です。
薬膳ライフコーチが朝パンなのは、みなさん意外に感じるかもしれません。
もしかすると今ちょうど、心や身体がレーズンや小麦を求めているのかもしれませんね。
でも、葡萄パンならなんでもいいわけではなくて、柏高島屋のステモにあるNOBUさんの葡萄パンが大好き♪
噛み締めたときにケミカルっぽい味が全くしないので、オープンしてからすぐにファンになりました。
柏からは遠い東村山市の秋津というところが本店なのですが、ずいぶん離れたところにオーナーさんはよく出店を決められたなあと尊敬してしまいます。
お店のNOBU SPIRIT、(おお魂!)をネットで拝見しましたら、
「子供たちに、美味しい安全なパンを食べさせてあげたいと思って始めたパン屋です。」
という創業以来の理念が掲げられているのです。
北海道産小麦・自家製酵母・添加物は使わない。がモットー。
だから、自然のNOBUさんの葡萄パンMYブームはしばらく続きそうです。
葡萄パンに関連して薬膳的な葡萄やレーズンについての話題は、まいにち薬膳ライフでもライブ配信しましたので、よかったらご覧ください。
アンチエイジングの薬膳。朝ごはんにレーズンの働き。
このようにこのところ、NOBUさんの葡萄パンにわたくしがはまっているのは、心と身体がおそらく今、レーズンや小麦を求めているのでしょう。
先にお話ししたように、1日のスタートに本来なら力を出すエネルギー補給のお米、つまりご飯がお勧めなのです。
しかしこのところは、朝の葡萄パンにはまっているのですよね。
レーズンの自然な甘味の糖質はすぐに身体を動かすエネルギー、中国伝統医学でいうならば「気」に変換されます。
だから、朝のスタートダッシュにもってこいなのでしょう。
しかも薬膳の見地から見てもレーズンは黒っぽい食材なので、老化防止にとてもよいとも考えらるのです。
なぜなら薬膳の源流の中国古代哲学、五行によれば黒は若々しさのモトを貯えている腎(じん)を象徴しています。
そして、黒っぽい食材は若々しさのモトを貯えている腎(じん)に、さらに若々しさをチャージすると考えられてきました。
食べ物に対してまだ科学的な考察がなかった時代、薬膳の先人はポリフェノールのことは知らなかったと思います。
でも経験則で黒い、つまり色の濃い食材はエイジングを緩やかにすることを知っていたのでしょう。
それから小麦は薬膳的にいうと、養心安神(ようしんあんしん)という精神をリラックスさせる効果があります。
葡萄パンはレーズンが身体を強化しつつ、小麦は精神を興奮させ過ぎないという、微妙なバランスをとれる食べ物なところが、今のわたくしには合っているのかもしれません。
まとめ。美味しい葡萄パン。無添加とレーズンが決め手。
わたくし達の身の回りで普段よく見かける食材の中には薬膳素材になるものが多いのですが、葡萄から作られるレーズンもそのひとつです。
今回はこうした身体づくりや老化防止に役立つレーズンと、心を癒す小麦から出来ている葡萄パンについて、ちょっと珍しい薬膳の見地からご紹介しました。
しかもわたくしがはまっているのは、身体に悪いモノを使わない無添加な製法のNOBUさんの美味しい葡萄パン。
皆さんのお住まいの地域にもこんな風にヘルシーな葡萄パンを置いているベーカリーがあるかもしれないので、よかったら参考にしてください。
薬膳ライフは自分のコンディションに合わせる食事療法を中心とした暮らし方。
ですから本来は手作りでお食事を作るのが良いのですが、こんな風に先人の知恵に照らして加工食品の働きを知って、ヘルシーな作り手さんのものを日々のフードセラピーに取り入れるのも一考です。
慌ただしい現代社会は、完璧に全ての食事を自分で揃えるのは難しいですし、たまには美味しい外食も愉しみたいですよね。
薬膳の先人の知恵を知っていると、お食事のお買い物や外食のときでも、アンチエイジングなど薬膳の目的に合わせて、何をどんな風に食べるか選ぶ際のひとつのガイドラインになります。
まいにち必ず摂るお食事を大切にしながら、人生を健やかに200%味わい尽くしたい、人生の使命(ミッション)を果たしたい大人女性のみなさんの美と健康を守るお役に立てば幸いです。
栄養補給系 補血類 葡萄(レーズン) *体温への作用・味の性質・臓腑への働きかけ・作用* 平 酸甘 脾 肺 腎 補気補血 強壮筋骨 養肝補腎 利水消腫 止渇 安胎 *栄養素・生理機能成分* カルシウム 鉄 亜鉛 銅 マンガン ポリフェノール |
参考文献
『ナチュラル薬膳生活入門編』 p.124
【前期】コーディネーター養成コース 公式テキスト
『ナチュラル薬膳生活応用編』 p.141
【後期】アドバイザー養成コース 公式テキスト
須崎桂子
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