こんにちは。
ナチュラル薬膳生活文化普及協会理事長、薬膳ライフコーチ須崎桂子けいてぃーです♪
これまで薬剤師、看護師、料理教室の先生、エステティシャン、薬膳の専門家になりたい大人女性のみなさんに、本格的な薬膳コースをオリジナルテキストで十数年教え続けてきた実績を持っています。
新年の新月の翌日、今日から本格薬膳コースの新学期が始まりました。
短期目標のサイクルスタートを新月に設定して、およそ1ヶ月周期で計画・行動・検証しようかと想った話は昨日のブログ「新月のパワーヨガ。願い事の刹那に未来創造を想う。」に綴った通りです。
そこで『ナチュラル薬膳生活入門編』 公式テキストを入れた「ナチュラル薬膳生活カレッジトート」を携えて、にこやかに柏本校サロンにお越しになった生徒さんに早速、昨日の新月を含めたら薬膳ライフを学ぶ新たな挑戦は「トリプルおニュー、新年・新月・新学期」、新しいことを始めるのに絶好の機会みたいよ!、とお知らせしました。
生徒さんも「昨年から来年は新たな人生を切り開く転機の年!」と意識的に新しいプランに想いを巡らせていたそうです。
薬膳ライフのスタートが、その計画の一つだったのは言うまでもありません。
そして、間もなく戸建てのおうちに引っ越して新生活をスタートするご予定だそうなのですが、お庭で植物たちと暮らしたい自然を愛でる心を楽しそうに語ってくださいました。
新たなチャレンジできっと人生が好転する!そんなワクワク感に満たされた本格薬膳レッスンの冬季開講【前期】「ナチュラル薬膳生活コーディネーター養成コース」集中クラス第1セッション(調理レッスン1・理論レッスン1)のうち、今日は調理レッスン1のひとこまをご紹介させて頂きます。
鶏肉の下ごしらえで肉骨茶(バクテー)話に花が咲く
ナチュラル薬膳生活カレッジ柏本校サロンは、🔰初めてさんから本格薬膳を自分で作れるようになる「世界唯一!食べる氣功薬膳からスタートアップする」独自の薬膳フードセラピー指導法を採用しています。
食べる氣功薬膳は、食事療法であたかも気功のような効果を得られる基本の食養生で、体内に気(生体エネルギー)を生み出す薬膳素材を代謝させると同時に、気から生まれる滋養を全身隅々まで巡らせる薬膳素材を併用して60兆個の細胞を蘇らせるだけでなく、芳香で心も健やかにするフードセラピーです。
このやさしい薬膳指導のメソッドは、生徒さん達がご自身やご家族のためにいち早く「ナチュラル薬膳生活®(薬膳ライフ)」でセルフメディケーションを始められるよう、薬膳ライフコーチ・ナチュラル薬膳生活クリエイター須崎桂子が10年を超える本格薬膳カリキュラム創りの経験から編み出しました。
集中クラスは【前期】【後期】ともに終日10:00~16:00午前中に調理レッスンの本格薬膳調理、試食を兼ねた小休止を挟んで、午後の理論レッスンに中国伝統医学(中医学)の座学を講義。ベテランの薬膳オーナー講師須崎桂子が直接責任を持って指導させて頂いています。
今日の前半の調理レッスンでは、現代医学の見地から生活習慣病のケアなどの視点も交えて、食べる人の身体に必要以上に脂質を取り込ませない、または消化器系統に負担をかけない薬膳素材の下ごしらえのコツを伝授しました。
鶏もも肉は滋養が高いので気をチャージするにはもってこいの薬膳素材であるため、よく使うのですが、生徒さんにはご自身やご家族に生活習慣病の心配がないかどうかお聞きしてから下ごしらえを始めます。
そして調理レッスンでは薬膳調理の方法はもちろん、使う薬膳素材の効能や扱い方を説明したり、ご質問を承りながら双方向でコミュニケーションをとりながら楽しく進めて参ります。
例えば、健康診断で血中の中性脂肪値が150ml/dlを超えているような方に食べて頂く場合は、必要以上に脂質を体内に取り込むと脂質異常症を悪化させる恐れがあります。
大人女性のジェネレーションに入ると、お台所を守るキッチンドクターとして、ご自身やご家族の生活習慣病の予防に気をつけたいという方が増えてきますから、先人の知恵だけでなく現代栄養学もおさえるのは大事なポイントだと考えています。
こうした心配をお持ちの場合は、脂質の多い鶏皮の皮下にある黄色い脂肪の塊を包丁で取り除くのはもちろん、作る人や食べる人の方針次第ですが、鶏皮も除いてしまいます。
今回は、生徒さんやご家族に生活習慣病や予備軍の方はいらっしゃらないと伺いました。
しかしよくお話を伺うと、ご家族に中医内科学で脾胃(ひい)と呼ばれる消化器系統の臓腑が虚弱なのではないかと思われる方がいらっしゃるので、比較的丁寧に鶏皮や脂肪を取り除くやり方をお教えしました。
そして鶏肉に熱湯をかけるか、もっと念入りにしたい場合は、鶏肉を熱湯に一回くぐらせ、脂抜きをしてから薬膳調理を始める方法もお伝えした次第です。
消化器系統の働きが弱い体質の方は、脂っこいものを食べると胃もたれしたり、消化不良でお腹を壊したりすることが多いです。
中医診断学でこうした体質の人達は、たくさん食べても太りにくくて痩せているのに胃下垂ぎみでお腹が出ている、または、たくさん食べなくても代謝しきれなかった老廃物が身体に溜まりやすくぽっちゃりしていることが多いといわれています。
どちらの体質も、せっかくの食べ物から気(生体エネルギー)や血(身体を滋養する赤い液体)を効率よく生み出すことが出来ないので、エネルギーや滋養が足りないため慢性疲労を訴える場合が多いです。
そして鶏肉に熱湯をかけるか、もっと念入りにしたい場合は、鶏肉を熱湯に一回くぐらせ、脂抜きをしてから薬膳調理を始める方法もお伝えした次第です。
このように下ごしらえを済ませてから、鶏肉をスープに煮込むと脂ギトギトになりませんし、灰汁もほとんど出てきません。
すると、生徒さんからシンガポールの「バクテー」をご存じですかと聞かれました。
聞いたことがあるようなないような。。。
少なくともシンガポール人の友達のところに遊びに行ったり、サラリーマン時代にシンガポールに出張したときに見たり食べたりした覚えがないのです。
よく伺うとスペアリブと複数の中薬(生薬)で煮込んだシンガポール名物の鍋料理とのこと。調べましたら、バクテーには漢字がありまして「肉骨茶」と書くのですね!?
肉骨茶がバクテーとは何でそう読むのか分かりませんが、北京語でもない、広東語でもない発音なので、わたくしが分からない他の中国語の方言か、他の言語の読みなのでしょう。
生徒さんはお土産にバクテーのスープに入れる生薬のパックみたいなモトを頂いたことがあって、豚のスペアリブで煮てみたら美味しかったけれど脂っこくて気持ち悪くなったとおっしゃるのです。
確かに、豚のスペアリブは骨の周りに脂身がかなりついてものがスーパーで出回っていることが多いですね。
その場合は下ごしらえしないと動物性の飽和脂肪酸がダイレクトに身体に入ってくるので、消化器系統だけでなく、脂質を分解する解毒の臓器の肝臓にも相当負担がかかります。
ですから、今日お伝えした鶏肉の下ごしらえを参考に、豚のスペアリブも脂抜きしてから調理してねとお話ししました。
まだバクテーのモトがおうちにあるそうなので、早速今度はお肉をしっかり下ごしらえしてからまたバクテーを作ってみますと嬉しそう。
こんな風にご自身やご家族の健康を守るために質問してくださったり、お教えした薬膳フードセラピーのお話をすぐに実践してくださるので、中医薬膳学の先人の知恵を伝授しがいがあります。
土鍋でご飯も炊けるようになりたいとおっしゃったので、生徒さん達にご紹介しているご飯専用の土鍋も早速ご購入なさったそうです。
そして、お弁当もわたくしのようにこれから作りたいということでしたので、あっという間に、ご自身やご家族に薬膳お弁当を作る素敵なキッチンドクターに成長なさることでしょう。
新たなチャレンジできっと人生が好転する!そんなワクワク感に満たされた本格薬膳レッスンの冬季開講【前期】「ナチュラル薬膳生活コーディネーター養成コース」集中クラス第1セッション(調理レッスン1・理論レッスン1)のうち、明日は理論レッスン1のひとこまをご紹介させて頂きますね。
ナチュラル薬膳生活カレッジ柏本校サロンでは、本格薬膳養成コースをアメリカの大学のようなクオーター制で、毎年1月・4月・7月・10月に開講しています。
🔰初心者から本格的に学べる「ナチュラル薬膳生活コーディネーター養成コース」
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須崎桂子
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