こんにちは。
ナチュラル薬膳生活文化普及協会理事長、薬膳ライフコーチ須崎桂子けいてぃーです♪
これまで薬剤師、看護師、料理教室の先生、エステティシャン、薬膳の専門家になりたい大人女性のみなさんに、本格的な薬膳コースをオリジナルテキストで十数年教え続けてきた実績を持っています。
新年の新月の翌日、昨日から本格薬膳コースの新学期が始まりました。
昨日のブログ「新年・新月・新学期!生活習慣病の予防にも本格薬膳レッスン」では、クワク感に満たされた本格薬膳レッスンの冬季開講【前期】「ナチュラル薬膳生活コーディネーター養成コース」集中クラス第1セッション(調理レッスン1・理論レッスン1)のうち、調理レッスン1のひとこまをご紹介させて頂きました。
今日は午後から行われた理論レッスン1のひとこまをご紹介させて頂きます。
理論レッスン1には、「ナチュラル薬膳生活」「中医薬膳学」「中医営養学」「中医免疫学」「薬膳の歴史」と盛沢山な内容になっています。
どの内容にフォーカスして理論レッスン1の様子をご紹介しようかと思いましたが、昨今、武漢に端を発した新型コロナウイルスが日本にも飛び火して、WHO(世界保健機構)も巻き込み感染症予防の世界的ニュースになっていることを考慮しました。
ですからこれらの内容のうち、今日は「中医免疫学」(『ナチュラル薬膳生活入門編』p.10-17)に関わる部分にフォーカスしてお話しさせて頂きたいと思います。
薬膳を学ぶにあたって「中医免疫学」もスゴク知りたかった!
ナチュラル薬膳生活カレッジ柏本校サロンは、🔰初めてさんから中国伝統医学(中医学)理論もしっかり踏まえて薬膳が何か分かるように、開講の初日から本格的な中医薬膳学をやさしくご説明しています。
なぜなら、薬膳ライフコーチ・ナチュラル薬膳生活クリエイター須崎桂子が10年を超える本格薬膳カリキュラムの指導経験から、生徒さん達がご自身やご家族のためにいち早く「ナチュラル薬膳生活®(薬膳ライフ)」でセルフメディケーションを始めるには、中医学理論も最初からしっかりおさえたほうが早いのが分かったからです。
集中クラスは【前期】【後期】ともに終日10:00~16:00午前中に調理レッスンの本格薬膳調理、試食を兼ねた小休止を挟んで、午後の理論レッスンに中国伝統医学(中医学)の座学を講義。ベテランの薬膳オーナー講師須崎桂子が直接責任を持って指導させて頂いています。
昨日の後半の理論レッスンでは、開講初日なので中医免疫学や薬膳の歴史なども幅広く基礎知識でお伝えすることになりますが、何に一番ご興味をお持ちか伺いました。
限られた講義時間で、なるべく生徒さんの今後の薬膳ライフに役立つ情報から優先的に伝授したいと思ったからです。
すると、中医学と現代医学の知見を融合した「中医免疫学」についてかなりのご興味をお持ちでしたので、基本の中医薬膳学の部分はご自身でしっかり、既にお渡しした「スタディーガイドの理論課題」で復習をして頂くこととし、中医学独特の免疫システムについての知見を分ち合いました。
このようにナチュラル薬膳生活専門家養成コースでは、可能な範囲で生徒さん達のご要望やご質問を承りながら双方向でコミュニケーションをとりながら楽しく進めて参ります。
このブログの最初にお話ししたとおり、新型コロナウイルスの感染拡大が世界的な社会問題になっていますから、生徒さんが特に「中医免疫学」にご興味を持っていたのは自然なことです。
しかし、理由はそれだけではありませんでした。
現代免疫学における免疫の定義を皆さんはご存じですか?
それは、わたくし達の身体に備わった「自己」と「非自己」を見分ける生体システム。
このように定義づけられているので、「免疫力」というと、今般大きな話題となっている武漢から始まった新型コロナウイルスの世界的な感染問題にも見られるように、身体の外側、外界からやって来るウイルスや菌に対する抵抗力のみ注目が集まりがちです。
しかし、わたくし達の免疫力は外敵から身を防御するだけでなく、無意識のあいだにも心身が理想の健康バランスを保つようにこまめに働いてくれているのです。
また、身体の中に自分自身で変異細胞を作ってしまっていないか、常にぐるぐる身体の中をパトロールしてくれていて、健康を害するような病的産物が出来てしまったらそれを早い段階で摘み取る作業もしてくれています。
この免疫力のお仕事は、中医学でいうと気(生体エネルギー)のいろいろな種類のうち、総称として「正気(せいき)」というチカラが担っていると考えられています。
実は現代免疫学でいう「免疫力」と中医免疫学でいう「正気」はとても似かよっています。先にお話した免疫と正気の働きをざっくりまとめると、主に以下のような3つがあるからです。
免疫と正気の主な働き
1.外敵から身を防御する。
2.体内のホメオスタシス(恒常性)を正常に保って健康を維持する。
3.体内に異常な細胞が出来ていないか監視して見つけたら取り除く。
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伺うと生徒さんは学生時代に現代医学の一環として免疫システムを学んだことがあるそうなのですが、理論的なことはだいぶ記憶が薄れてしまったそうなのです。
そしてこの度ナチュラル薬膳生活コーディネーター養成コースのカリキュラムを学ぶに際して購入した、『ナチュラル薬膳生活入門編』を開いたら、最初の理論の講義に「中医免疫学」の項目が含まれているのを見つけて、とても楽しみにしてくださっていたとか。
わたくしも、「中医免疫学」の部分を執筆し始めた2009年当時は、薬膳ライフの究極の目的はこの免疫力を整えて生涯健やかに暮らせるよう人々に伝えることでしたから、心から嬉しく思いました。
生徒さんはご自身やご家族の健康を薬膳ライフで管理し始めるにあたって、もともと免疫システムについてはまた学び直したいと思っていたそうなので、ナチュラル薬膳生活専門家養成コースで中医学の視点も交えて免疫システムを改めて学べたのが本当にタイムリーでした。
そこで、生徒さんは【前期】ナチュラル薬膳生活コーディネーター養成コースをスタートしたばかりではありましたが、少し早めに昨年出版した【後期】ナチュラル薬膳生活アドバイザーの中で進化した「陰陽ホメオスタシスのネットワークシステム」にも触れさせて頂きました。
【前期】では中医学の陰陽学説と現代生理学の自律神経系の似かよっていることに着目して、「心身の陰陽バランス」を如何に整えるかという部分に重点を置いています。
【後期】ではより高次のマクロな視点から健康の維持増進・病気予防には、内分泌系の働きに影響を及ぼす心と身体の相関関係も含めて、ホメオスタシス(恒常性)のバランスの調整に中医学の視点も交えながら取り組む方法を学べることを予告的にお知らせしました。
新たに薬膳ライフを学び始めてきっと人生が好転する!
そんなワクワク感に満たされた本格薬膳レッスンの冬季開講【前期】「ナチュラル薬膳生活コーディネーター養成コース」集中クラス第1セッション(調理レッスン1・理論レッスン1)は、調理レッスン1に続く、理論レッスン1の様子もいかがだったでしょうか。
ナチュラル薬膳生活専門家養成コースの理論レッスンには、「自律&自律で人生を前向きにとらえて生きると病気になりにくい健やかな心と身体が育まれること」、「免疫学についての新たな知見が中医学と現代医学の視点から融合して学べること」、「日本人にとってなじみ深い中医学や薬膳学の発展の歴史」など、当教室オリジナルのワクワクする内容が満載です!
ナチュラル薬膳生活カレッジ柏本校サロンでは、本格薬膳養成コースをアメリカの大学のようなクオーター制で、毎年1月・4月・7月・10月に開講しています。
🔰初心者から本格的に学べる「ナチュラル薬膳生活コーディネーター養成コース」春季4月期は、第2日曜集中クラス4月12日・第3木曜集中クラス4月16日に開講します。
◎第2日曜集中クラス(1日2コマ)
4月12日 5月10日 6月14日
7月12日 8月2日 9月13日
◎第3木曜集中クラス(1日2コマ)
4月16日 5月21日 6月18日
7月16日 8月20日 9月17日
あなたも薬膳ライフコーチ・ナチュラル薬膳生活クリエイター須崎桂子と、フレッシュなキモチで春から一緒に薬膳を学びませんか?
薬膳講師が書き下ろした一生モノの本格薬膳テキストで学びます。
「中医免疫学」
『ナチュラル薬膳生活入門編』 p.10-17
【前期】コーディネーター養成コース 公式テキスト
「陰陽ホメオスタシスのネットワークシステム」
『ナチュラル薬膳生活応用編』 p.2
【後期】アドバイザー養成コース 公式テキスト
須崎桂子
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