こんにちは。
ナチュラル薬膳生活文化普及協会理事長、薬膳ライフコーチ須崎桂子けいてぃーです♪
これまで薬剤師、看護師、料理教室の先生、エステティシャン、薬膳の専門家になりたい大人女性のみなさんに、本格的な薬膳コースをオリジナルテキストで十数年教え続けてきた実績を持っています。
毎年「イノチの再生を感じさせる桜花」が早くもほころび始めた週末のこと。
新型コロナウイルスの感染拡大が深刻化する少し前に万全の態勢を整えて、何とか実施することができた対面での薬膳教室レッスンの話題です。
オンラインレッスンの構築を進めながらも、本格的に薬膳を学ぶならやはり「対面で学ぶ意義」を大切にしたいと、熱心に取り組んでくださっている生徒さんの想いを改めて受け止め、薬膳教室という「場」守ろうと心に誓ったお話しです。
「再生」のシンボル桜の花のごとく蘇る薬膳教室に
暗くて寒い冬の間は枯れたように葉を落とし、幹と枝だけで寒々しい桜の木は毎年、春の訪れとともに日本列島の南から北へ徐々に美しい桜花を咲かせて、わたくしたち日本人を楽しませてくれます。
「桜の開花は毎年必ずやってくる!」というほぼ確実な未来の予測は、わたくしたちに希望と安心感を与えてくれます。
寒い冬の間に桜の木々がどんなにひっそりと静まりかえっていても、わたくしはいつもその内側に秘められた熱い生命エネルギーを感じます。
ですから、今回の新型コロナウイルスの感染拡大の問題に向き合っている今年の春、例年通りにお桜の木々の固いつぼみが次々と花開く様子に、多くの日本の人たちが困難にめげずに再び立ち上がろうと「再生」のイメージを重ねているのではないでしょうか。
今は世界中が見えない新型コロナウイルスの感染におびえ、人と人との接触を控えなくてはならない状況が日に日に深刻化しています。
多くの個人事業主のみなさんと同じく、わたくしも自営業で路面の実店舗で薬膳教室を運営している身です。
ですから学びの機運が花開く春爛漫のフレッシュスタートに、柏本校サロンに生徒さん達を積極的に対面レッスンお迎えできない状況に困惑しています。
しかし、こうした状況が永遠に続くはずはありませんから、手をこまねいてじっとしているわけにはいきません。
新型コロナ後を見据えて今から未来志向で、新たな薬膳ライフの学びのかたちを模索し始めています。
なぜならわたくしも、今年も美しく花を開かせて多くの人々の心を幸せで満たす桜の木々のように、何度でも何度でも冬の寒さを乗り越えて再生したいと思っているからです。
そして冬の間の桜の木々とおなじく内側に熱い思いを秘めて、薬膳ライフを世の中に伝えていくために薬膳教室という「場」のイノチを、再び蘇らせたいと切に願っています。
だから今は物理的にお会いすることは難しくても、遠く離れていても、現在・過去・未来を通じて、薬膳ライフの生徒さん達と「いつでも」会える・学べる・教えあえる・語りあえる「薬膳教室オンラインレッスン構築」を急務で勉強し始めました。
しかしだからといって夢を抱いて12年前に開いた可愛いおうち薬膳教室を、ないがしろにするというわけではありません。
やはりオンラインのバーチャル空間ではなく、わたくしとともに過ごすことで、薬膳ライフの暮らし方を自分なりのカタチで身につけたい、だから「対面レッスンで直接学ぶことに意義がある」とおっしゃってくださる生徒さん達がいらっしゃるのも事実なのです。
こうした熱心なお声をお聞きして、とてもありがたく感じています。
そして、対面レッスンの進め方では単純にオンライン化することはできないので、人と人との心や魂の交流のコミュニケーションツールとして、それぞれの特色を活かした組み立てにしていかなければならないことが分かって来ました。
だからたとえ今はこれまでのように自由に動けなくても、双方向のコミュニケーションを促す「薬膳ライフコミュニティー」を充実させるなど、出来る限りの方法を編み出していこうと脳に汗をかきながらプランニングをはじめたところです。
夕刻、レッスンの後でほんの数分ほど、今月お会いすることができた生徒さんと一緒に、近隣の明原公園で桜を眺めながらとても幸せな気持になりました。
夕日を浴びて暮れなずむ晴天の真っ青を背景にちらほら咲き始めた桜の花々は本当に美しくて、そその姿は「家庭薬膳キッチンドクター」として、ほろこび始めた生徒さん達の薬膳の夢のつぼみに重なると感じました。
わたくしは、ひとりでも多くの家庭薬膳キッチンドクターを世に送り出すという、「人生のミッション」を忘れるわけにはいきません。
どんなコンディションでもアフターコロナを見据えて刻々と変わる状況に合わせ、今できるベストな方法をいくつも編み出そう。
12年かけて創り上げてきた薬膳教室という場を守らなくてはと決意を固め、毎年花を開かせる桜の花のように新型コロナ後の対面リアルレッスンの再生を誓う一日でした。
リアル対面レッスンで分かち合ったオンラインレッスンの味
こうした決意を固めつつ、有事に備えてオンラインレッスンという新たな学びの選択肢も必要だと考えていた矢先のことです。
今日のリアル対面レッスンの前に、すでにお菓子をオンラインで教えているスタジオジェンマの高橋教子せんせいのオンライン調理実習で「りんごのガトーインビジブル」を受講する機会を頂きました。
新型コロナ後の未来への打開策をひとりで考えてみても限界があります。
ですから、わたくしのように調理実習を伴う教室の先生方からオンラインの道を参考に学ばせて頂き、一体どのように実施しているのだろうと知りたかったので、とても勉強になりました。
お菓子の教子せんせいはこれまで生徒さん達が同時に調理を行うのではなく、デモを視聴したり製菓のお話を聞いて学ぶスタイルでオンラインレッスンをなさっていたのだそうです。
これをさらに生徒さん側もご希望であれば、一緒に作るスタイルのオンラインレッスンを開講なさるご計画なのでしょう。
こうして学んだ「りんごのガトーインビジブル」は日持ちがするそうなので、今日の薬膳の調理実習のご試食の際に生徒さんにも分かち合わせて頂きました。
ちょうど甘酒仕立ての甘さ控えめのお豆腐クリームを薬膳調理したので、一緒に添えて供してみたら抜群の組み合わせでした。
リアル対面の生徒さんも、オンラインであってもこのようにお菓子を学べる時代が来たことに、わたくし同様、やはり驚きを隠せないようでした。
オンライン学習という未来系の学びの選択肢を生徒さんに垣間見て頂くために、ちょうどよい機会になったかもしれません。
オンライン薬膳教室もデザインするきっかけに
「りんごのガトーインビジブル」は甘いフランスの家庭のお菓子だそうです。小さく切ったりんごが生地に隠れて見えなくなっているから、インビジブル(みえない)という名前が付いているのだとか。
そしてざっくり言うと、ガトーはしっとりした生菓子系のスイーツを意味するのだそうです。
それから、このお菓子はフランス語でいうサレ(塩味)でも作れると教えて頂きました。
すると、フランス料理の磯貝由恵せんせいから教えて頂いた塩味のケーキ状のお料理、ケークサレがとても美味しかったことを思い出しました。
かんたんに作れるし薬膳フードセラピーのゴールを決めて処方を考えたら、調理を伴う薬膳オンラインレッスンも構築できるかもしれないというアイデアが浮かんできたのです。
そこで来月、無料で大人女性の心と身体の循環をアップする薬膳フードセラピーにアレンジして、新型コロナウイルス感染の心配がないオンラインレッスンを行うことにしました。
オンライン薬膳教室 大人女性のBody&Soulお手入れ薬膳シリーズ
まとめ リアル対面の薬膳教室を守りながらオンラインも始める決意
今年はとても早く3月の中旬に開花した桜を眺めながら、薬膳教室に来てくださる大切な生徒さん達とリアル対面でレッスンを行える喜びを噛みしめました。
3月の桜花と生徒さん達の姿は、薬膳教室の維持がいかに難しくなっても、多くの生徒さん達が物理的な学び空間に戻れる日が来たときに残せるように、学びの「場」を守ろうという決意につながりました。
その一方で、新型コロナ後を見据えて未来志向のオンラインレッスンの構築も進めて、長く薬膳教室を続けられるように知恵を絞り、古い先人の教えと新しいテクノロジーを融合して今よりさらにステップアップした薬膳レッスンを提供したいと思います。
須崎桂子
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