こんにちは。
ナチュラル薬膳生活文化普及協会理事長、薬膳ライフコーチ須崎桂子けいてぃーです♪
これまで薬剤師、看護師、料理教室の先生、エステティシャン、薬膳の専門家になりたい大人女性のみなさんに、本格的な薬膳コースをオリジナルテキストで十数年教え続けてきた実績を持っています。
今日8月8日は、12年前にサラリーマンを辞めて「ナチュラル薬膳生活カレッジ柏本校サロン」を開校した「12周年記念日」です。
コロナ禍ではありましたが、何とか開催できた12周年記念夏の薬膳会についてお届けします。
本題に入る前の余談ですが、今日は3つのスペシャルが重なる日でした。
ひとつ目は、今日開催した夏の薬膳会の後半のメインテーマでもある、人生やビジネスだけでなく森羅万象は12年サイクルで創造と衰退を繰り返すという「春夏秋冬理論」で見れば節目の日。
しかもその12年周期はらせん階段のようにスパイラルに上昇していくという「春夏秋冬理論」については、あとで詳しく書きますね。
ふたつ目は、今年2020年の8月8日が「ライオンズゲート」が開いている日ということ。
わたくしの経営コンサルタント高橋貴子せんせいから伺いました。
ライオンズゲートは、宇宙と地球をつなぐ「獅子の守る扉」で、地球が銀河の中心に位置する毎年7月26日~8月12日までの18日間だけ大きく開かれるという西洋占星術の考え方です。
その扉は7月26日からゆっくり開き、最も大きく開くのが何と今日の8月8日!その後、12日までに徐々に閉じていくとのこと。
獅子座の力が大きく働く8月8日のキーワードは、「創造」・「内に秘める情熱」・「率直」・「賢明」なので、感受性豊かに自己表現を行うのにふさわしい時期だといえるでしょう。
そして獅子座のエネルギーは状況を冷静に見定める力をもたらすので、「今の自分にできることは何か」、「できないことは何か」をしっかり認識したうえで、今の自分がすべきことを明確にしてくれる時期でもあります。
だからライオンズゲートが開く時は、未来や運命を切り拓くのに最適なタイミングと教わりました。
3つ目は、今年2020年の8月8日は、「一粒万倍日」ということ。
こちらは「スピリチュアルを科学する!」異色の薬剤師・ヒプノセラピスト中野珠美さんから伺いました。
「一粒万倍日」は、一粒の籾(もみ)が万倍にも実る稲穂になることになぞらえ、何事を始めるにも良い日とされています。
ですから薬膳ライフコーチにとって今日2020年8月8日は、記念すべき年、そして日にちでした。
日本ではやや収まっていたコロナ禍が再燃して、今日も柏からほど近い都内では感染者の数が増加している状況です。
このため3密(密閉・密集・密接)によるコロナ感染防止のため、柏本校サロン教室での「開校12周年夏の薬膳会」の定員をもともと絞っていました。
しかし感染者数が急激に増えたので、この状況に追い打ちをかけるように、出席のご予定だった少数のお客様の直前のキャンセルが相次ぎました。
しかしその最中にあっても何とか最善を尽くして、ずっと前から予定していたこの祝賀会を何とか工夫して、世の中の人たちのお役に立つ薬膳の情報発信の一環として行おうと知恵を絞りました。
そしてわたくしが出した答えが、「柏本校サロン」での会員さん達との対面リアルと、「ZOOMオンライン薬膳教室」の生徒さん達もオンラインリアルで結ぶ、ライブ配信によるハイブリッド開催。
直前になってからサロン教室でのリアル対面開催に、ZOOMとフェイスブックも活用するリアルオンライン配信をプラスしたので、IT操作に慣れていなかったため音声や画像の処理に不手際がありました。
しかし皆さまのご協力を得て、何とか無事に楽しく実施することができ、心から感謝しています。
薬膳会は前半が生徒さん達やわたくしの中医レシピによる薬膳フードセラピー、そして後半がご参加者のライフステージを読み解く春夏秋冬理論の分かち合いの二部構成でした。
♣薬膳会の様子を編集しましたが、最初から見ると約2時間と長いので
「西瓜のフルーツポンチ紹介」など、式次第の内容にそって
ピンポイントにご覧いただけるよう
記事の中で動画記録の特定の時点に飛ぶURLを貼っています。
ではコロナ禍を糧に初めて行ったオンライン配信「12周年夏の薬膳会」の模様をダイジェストでお届けします。
前半の中医レシピを分かち合う歓び、そして後半の春夏秋冬理論で考えるライフステージが、大人女性の皆さまの美と健康を守り、未来への夢を切り拓く勇気の一助となれば幸いです。
10種の中医レシピ。夏の季節薬膳をみんなで分かち合い
前半では生徒さん達やわたくしの中医レシピ(中医学理論に基づいて組み立てたレシピ)による10種類の薬膳フードセラピーを中継でご紹介しました。
ジャスミンとオレンジの薬膳茶カクテル
ナチュラル薬膳生活アドバイザー高林里香さんが紹介してくれた夏の爽やかな薬膳茶「ジャスミンとオレンジの薬膳茶カクテル」。
冷やしたジャスミン茶にオレンジマーマレードを混ぜ、炭酸入りのミネラルウォーターで割るアイデアです。
中医では夏になると暑さで心に熱がこもり、イライラなど精神症状が出やすくなると言われています。
そんなイライラを柑橘の香りで改善する薬膳の魔法を使っているそうです。
たくさん汗をかくので水分の補給が求められる夏の季節。
水分と一緒に体液のバランスを保つミネラルも補給できるのがいいですね。
薬膳会での「ジャスミンとオレンジの薬膳茶カクテル」ご紹介の部分の詳細は、こちらをクリックすると動画でご覧頂けます。
茯苓(ぶくりょう)のガスパチョ
わたくしが夏の火を身体の中から降ろすのによく頂いている冷たいスープの「茯苓(ぶくりょう)のガスパチョ」。
高温多湿の日本の夏は水分を摂りすぎて浮腫みやすいので、中薬の茯苓(ぶくりょう)というきのこの煎じ液を加えて作りました。
身体の熱を冷まして夏の紫外線から身体を守る抗酸化の働きが強い完熟トマトをメインに使っているのがポイント。
身体を冷やす薬膳素材は冷え症体質の自分には本当は合わないのですが、猛暑日が続く夏のシーズンには熱中症の予防にぴったりです。
冷たいスープはのど越しがよいのですが、キンキンに冷やしすぎると、消化器の働きが落ちるのでほどほどの温度で頂くのがいいですね。
薬膳会での「茯苓のガスパチョ」ご紹介の部分の詳細は、こちらをクリックすると動画でご覧頂けます。
きゅうりと紫蘇のかつおシーチキン和え
中医アロマセラピストの古賀なるみさんがご紹介くださったのは、「きゅうりと紫蘇のかつおシーチキン和え」。
猛暑が続くと火を使わない料理で、さくっとカンタンに夏の家庭薬膳で済ませることが多いのだそうです。
家庭薬膳は不調の予防や治療に、思い立ったらさくっと作れるやさしい中医レシピがいいですね。
夏バテの予防に熱を冷ますきゅうりと、元気を生み出すかつおを組み合わせました。
エネルギーを生む働きをアップしたり、暑さで食べ物が傷みやすいシーズンですと、ビネガーをいれてもいいかもしれないと、以前レシピを教えて下さったときにお話ししたことがありました。
しかし、どうもお酢は身体に合わないようで、あまり使わないそうなのです。
そこで今回は代わりに梅干しを叩いて加えたのだとか。
おいしそうですね。
薬膳会での「きゅうりと紫蘇のかつおシーチキン和え」ご紹介の部分の詳細は、こちらをクリックすると動画でご覧頂けます。
セロリと燻製イカのイタリアンサラダ
ナチュラル薬膳生活アドバイザー高林里香さんが紹介してくれた自家製の燻製イカを利用した「セロリと燻製イカのイタリアンサラダ」。
猛暑の熱を冷ますのに役立つセロリをご自身でいぶして作ったイカと一緒に、爽やかなサラダに仕上げたそうです。
イカには夏バテ予防にも役立つタウリンが入っているので、特にこだわって活用する方法を分かち合ってくださいました。
燻製のイカというのが珍しいので、どこで手に入れられたのかご質問しましたら、何とホームメイド。他にもサーモンやチーズなどを燻製になさるそうで、とても美味しいのだとか。
食べ物が傷みやすい夏、そして今年は特に新型コロナの感染拡大が世界的な問題になっていますから、燻製することで抗ウイルスまでいかないまでも、抗菌の働きも期待して作っているそうです。
薬膳会での「セロリと燻製イカのイタリアンサラダ」ご紹介の部分の詳細は、こちらをクリックすると動画でご覧頂けます。
鶏肉とオクラのピリ辛炒め
ナチュラル薬膳生活アドバイザー高林里香さんが紹介してくれた家庭菜園の唐辛子を利用した「鶏肉とオクラのピリ辛炒め」。
食欲が落ちやすい夏バテ予防に気(生体エネルギー)を補給する鶏肉を使って、ピリ辛炒めの仕上げたそうです。
真夏に身体を活かした食養生の方法を取り入れたとのこと。
ピリッとした刺激で胃袋に程よくびっくりしてよく働いたもらおうというワケですね。
薬膳会での「鶏肉とオクラのピリ辛炒め」ご紹介の部分の詳細は、こちらをクリックすると動画でご覧頂けます。
うなぎとみょうがと実山椒のまぜ寿司
わたくしが白焼きのうなぎを使って夏バテ予防によく愉しんでいる「うなぎとみょうがと実山椒のまぜ寿司」。
実はよく見かけるアミノ酸調味料がはいった甘辛の醤油だれで仕上げたうなぎのかば焼きが実は苦手です。
そこで運よく白焼きのうなぎを見つけると、夏バテ予防によく頂いているスタミナご飯をご紹介しようと思いました。
日本ではウナギのかば焼きに粉山椒というのが定番ですが、白焼きのうなぎとともに実山椒を酢飯で和えて一緒に頂くのもなかなかオツなもの。
みょうがの和の芳香成分を使って「食べる氣功薬膳」効果も得られる一品です。
薬膳会での「うなぎとみょうがと実山椒のまぜ寿司」ご紹介の部分の詳細は、こちらをクリックすると動画でご覧頂けます。
豚肉とホタテのきゅうり焼売 サラダぞえ
7月から3回シリーズでお届けした【全3回】中医レシピクリエイター養成講座体験レッスンで、わたくしが更年期症状ケアのレシピ例としてご紹介した「豚肉とホタテのきゅうり焼売」の夏バージョンです。
もともと、更年期症状で女性ホルモンが減ってきたため生じているホットフラッシュの症状を想定して、女性の身体に体液を補給して熱感を改善する中医レシピとして考案しました。
ただし蒸したて熱々の焼売は、熱感のある更年期の大人女性や、猛暑日の季節薬膳フードセラピーには向きませんよね。
ですから、身体を冷ましてお肌に潤いを補給するから美容効果も高い胡瓜を加えて、冷めてからたっぷりサラダにこんな風にあしらう方法で供しました。
自分で考案した中医レシピは、薬膳フードセラピーの目的に合わせて供する方法や配合をアレンジすれば、同じ料理を更年期ケアや熱中症予防などに応用して使えます。
この中医レシピは、こんな魔法の活用法をご体験の生徒さん達にご紹介するために、分かち合った中医レシピです。
薬膳会での「豚肉とホタテのきゅうり焼売 サラダぞえ」ご紹介の部分の詳細は、こちらをクリックすると動画でご覧頂けます。
夏のピクルス オールスパイス風味
わたくしが猛暑日が始まると冷蔵庫に常備菜で入れている「夏のピクルス オールスパイス風味」。
身体にこもった熱をリリースするお気に入りの夏野菜でどうぞお試しください。
ピクルスはご家庭によって使う野菜もピクルス液の配合が違いますから、さまざまな味のバリエーションが楽しめるのがいいところ。
わたくしのこだわりは、オールスパイスを必ず入れることなのです。
『ナチュラル薬膳生活入門編』と『ナチュラル薬膳生活応用編』に編纂した薬膳素材辞典に、オールスパイスは収載していないのですが、なぜかこの風味がお気に入りだからです。
薬膳会での「夏のピクルス オールスパイス風味」ご紹介の部分の詳細は、こちらをクリックすると動画でご覧頂けます。
ひんやり豆腐花 梅寒天と緑豆とハトムギをトッピング
ナチュラル薬膳生活アドバイザー養成コースの修了生、杵淵早織さんが考案した「ひんやり豆腐花 梅寒天と緑豆とハトムギをトッピング」。
今回は新型コロナの影響でご参加できませんでしたが、中国茶と合わせる中華風の薬膳スイーツとして考案した中医レシピをご紹介くださいました。
香港でよく見かける豆腐花(広東語で「だうふーふぁー」と言います。)からインスパイアされたレシピなのだとか。
本場では豆乳を固めるのににがりではなく、なんと「石膏」を使うのだそうです。
こちらのレシピでは、夏の季節薬膳として身体の熱を冷ます豆腐で暑気払いしながら、水毒の解毒に役立つトッピングの寒天・緑豆・はと麦でむくみを除く薬膳フードセラピーに仕上げたそうです。
薬膳会での「ひんやり豆腐花 梅寒天と緑豆とハトムギをトッピング」ご紹介の部分の詳細は、こちらをクリックすると動画でご覧頂けます。
西瓜のフルーツポンチ
ナチュラル薬膳生活アドバイザー岩井和子さんが紹介してくれた子供のころからの憧れのデザート「西瓜のフルーツポンチ」。
果物がイロイロ入ったフルーツポンチは、なかなか以前は手に入らず、西瓜を食べるなら西瓜だけといった風に果物を頂くときは1種類だけというのが普通だったそうです。
でも、世の中が豊かになってさまざまな果物を家庭で一度に手に入れることができるようになった現在、自分でフルーツポンチが作れるのがとても嬉しいというお話を分かち合ってくださいました。
そして開校12周年のお祝いムードに合わせて、紅い西瓜と白い白玉団子で紅白のおめでたい色彩薬膳に仕上げてくださったのだとか。
実は岩井和子さんは、76歳にしてナチュラル薬膳生活アドバイザー認定資格試験に合格した敬愛するスーパー大人女性です。
薬膳の先人の知恵「陰陽五行説」といった中国古代哲学の流れを汲む食事療法に魅せられて、興味深くナチュラル薬膳生活を学んだことをお話しで分かち合ってくださいました。
ご家庭のまいにちの食卓を薬膳フードセラピーで彩っていらっしゃるそうで、小学生の女の子のお孫さんの大好物の白玉団子で薬膳スイーツづくりを一緒に愉しんでいらっしゃるそうです。
こうして、ナチュラル薬膳生活アドバイザーがご家庭や社会で次の世代に薬膳フードセラピーから生まれる幸せと健康を引き継いでくださっていることに、胸がいっぱいになりました。
薬膳会での「西瓜のフルーツポンチ」ご紹介の部分の詳細は、こちらをクリックすると動画でご覧頂けます。
中医レシピは、自分の込めた想いや、どうしてそのような薬膳フードセラピーになったのか、他の方に伝えることでスキルアップしていきます。
このように夏の薬膳会の前半では、仲間たちで次々に自分の創意工夫で考案した中医レシピの組み立ての理由を分かち合い、お互いの薬膳活動の励みになりました。
人生プランに役立つ『春夏秋冬理論』を分かち合い
そして後半では、『春夏秋冬理論』を用いてそれぞれのライフステージを知り、大人女性の皆さまの美と健康の未来創りの指針の一つとして役立てる方法を分かち合いました。
12年周期で成長と衰退を繰り返す自然界の法則
この『春夏秋冬理論』で出てくるのが、開校12周年を特別な節目としてお世話になった皆さまとともにお祝いしたかったキーナンバーの「12」なのです。
『春夏秋冬理論』は、経営学と占星学を融合した人生のサイクルについての知見を、経営コンサルタントの神田昌典氏と、アストロロジャーの來夢氏が創り上げた実践的な理論です。
驚いたことに、その理論は薬膳の源である中国伝統医学(中医学)の自然の12年サイクルや、自然界で生きる人間との調和に共通する部分がとても多いのです。
スピリチュアルな占いというよりも、西洋と東洋の伝統的な自然観から生まれた12年周期の考え方である12星座と12干支がおおもとです。
実際に何千人もの経営コンサルティングのクライアントの事例を調べたそうで、ビジネスだけでなく万物には12年周期があることを検証して見出した統計学的な考え方が論拠になっています。
そして、「人生は12年でひと巡りする季節のようなサイクルの連続に似ている」というこの理論が確立しました。
人はみなそれぞれの課題を背負って生まれて来て、一つひとつを克服していくたびに成長を遂げて上昇していくのだというまさに人生哲学の考え方なのです。
その12年サイクルの進行は急激に上昇する直線的なイメージではなく、緩やかにスパイラルを描きながら登るらせん階段になぞらえられています。
だから12年周期の間に課題を克服できないと、いつまでも階段の踊り場のように同じところをぐるぐる回って上昇することができません。
そして先送りした課題はまた再び自分の目の前に現れてくるというのです!
中国伝統医学にもある不思議な12サイクルの法則
ちなみに、中国伝統医学には同じように12をひとつのサイクルと考える経絡学説という理論が含まれています。
わたくしたちの身体の中には臓腑を結ぶ主要な経絡が12本あるというもので、これを十二正経脈といいます。
もともと中医学では、1日24時間を2時間を1単位として、12時間と考えます。
合計12からなる臓と腑はその12時間にそって気(生体エネルギー)とともに、刻々と活性化される順序が決まっているのです。
肺 ➡ 大腸 ➡ 胃 ➡ 脾 ➡ 心 ➡ 小腸 ➡ 膀胱 ➡ 腎 ➡ 心包 ➡ 三焦 ➡ 胆 ➡ 肝
中医学では臓腑を結ぶ経絡(気の流れ道)は、このような順番で肺からスタートして、再び肺に戻りぐるぐると身体中を循環していると考えられてきました。
わたくしがお稽古している導引養生功という気功体操では、このスパイラルな動きを呼吸とともに全身を動かして行います。
こうすることで心と身体と魂の養生をを行うのですが、自分自身で体幹から指先や足先までねじったり緩めたりすることで全身を巡る12本の経絡の循環を促すのです。
目に見えない自然界の気を取り込んで自分の呼吸や身体の動きで巡りを促すセルフメディケーションタイプの気功法。
これももまた『春夏秋冬理論』と似ているなあと思いながら、いつもお稽古をしています。
自分の傾向とライフステージを客観視
夏の薬膳会では、これまでの人生の連なりの法則性を振り返り、大人女性の皆さんの未来計画に役立つように、ふたつの大きな考え方をご紹介しました。
『春夏秋冬理論』では、生年月日によって、人生についてふたつの要素が掴めるようになっています。
ひとつは、生年月日で判定されるその人の季節のイメージでの「性質・資質の傾向」。
そしてもうひとつは、自分自身が今のライフステージで「どの季節をすごしているのか」が分かるようになっています。
ご興味があればどうぞ來夢先生のサイトで「春夏秋冬理論・季節判定」をご参照ください。
すると季節になぞらえた春・夏・秋・冬の4つの「性質・資質の傾向」。
そして、3年ごとに冬→春→夏→秋と進行して合計12年になる季節のうち、「今自分がすごしている季節」が出て来ます。
『春夏秋冬理論』では季節は冬の1年目からスタートします。
『春夏秋冬理論』は自習だけでなく実際に応用して人生に活かしている方から学んでみたかったので、薬膳会の前に入門講座を受講しました。
先にご紹介した書籍や來夢先生のサイトを参考にすると、自分の傾向が大まかに分かり、どんなミッションを持ってこの世に生まれて来たのかイメージがしやすくなります。
また、自分年表を書いて過去を振り返り、現在のステージを知り、未来の流れを予め掴めるようになっています。
このことで、自分が人生の中で取り組んでいることが成長期なのか、そろそろ終わりに近づいている時期なのか見極められます。
そして現状を掴んだら、一旦締めくくってまた次のステージに向かうため、新しいやり方を模索すべきかなど客観的に考えやすくなるのです。
例えばわたくしは『春夏秋冬理論』によると、冬生まれの性質と資質を持っています。
それは「自分を信じ、強い意志のもと、愛と勇気を抱く統治者。最高を探求し、人生の目的を完遂するゼネラルマネージャー」です。
そして今年2020年は秋の3年目。これまでの12年サイクルを振り返る総仕上げの季節なので、これまでやって来たことを振り返り実りを収穫するときになります。
収穫の量や質はそれぞれが過去の12年間に頑張ってきたことの果実なので、すべてをあるがままに受け止めて、また次の人生の周期の始まりに備えるべきだということです。
人生の季節はスパイラルに巡るので、2021年からは再び冬の1年目に戻り新たな12周年サイクルが始まります。
冬は新しい人生サイクルの始まりなのでしっかり土壌を耕して土台づくりをする準備期間となります。
まさにわたくしの場合、このように開業して今年12年目を迎えていることもあり、薬膳教室の新たな在り方を求めて次のステージを模索しているところです。
ですから、『春夏秋冬理論』を人生航海の羅針盤のひとつと捉えて、コロナ禍に向かえた人生の節目を冷静に受け止めて未来への準備をしっかり整えて臨みたいと考えています。
こんな風に薬膳会では開校12周年に合わせて、人生の12年サイクルについてご参加の皆さまと一緒に書籍を紐解きながら、自分の傾向や今のライフステージをそれぞれ確認。
そして、ナチュラル薬膳生活カレッジとともにこれからの12年を想い描く、楽しいひと時を過ごしました。
まとめ 薬膳と未来設計で自らの人生を決める!12周年薬膳会
2020年8月8日は、このように仲間達で中医レシピで組み立てたそれぞれの薬膳フードセラピーを分かち合い、『春夏秋冬理論』でそれぞれのライフステージを確認して、健やかに自ら人生の先行きを考える楽しい12周年の薬膳会になりました。
新型コロナと重なったこの「12周年」は「10周年」よりさらに想い出深い転換点として記憶に残るとともに、さらなる12年周期の飛躍を誓うきっかけになりました。
まさに「12年周期を占う!大人女性のミラクル夏の薬膳会」。
これまでの歩みを支えてくれた生徒さんや家族に心から感謝する素晴らしい機会でもありました。
新型コロナウイルスと上手にお付き合いしながら、自分たちの未来にうれしい奇跡を呼び起こしたい。
家庭や社会に喜ばれる薬膳の活動で、充実した人生を一緒に歩んでいきたい。
わたくし達はこうした共通の想いを確かめ合い、コロナ革命で初めてチャレンジした対面リアル&ZOOMライブオンライン夏の薬膳会を締めくくりました。
最初にお話ししたとおり薬膳教室を開いた12年前の2008年8月8日(金)は、北京オリンピックの開会日でした。
♣2008年8月8日。開校記念パーティーの懐かしい想い出。
中国の風習にならって縁起のよい「八」(発するという良い意味と同じ発音だから)が並んだ日にちを選んだのがその理由です。
そして世界的なコロナ禍の2020年に迎えることとなった12周年記念の夏の薬膳会。
今日、柏本校サロンから改めて宣言したとおり、新たな航海を始める気持でミッション&ビジョンの実現にこれからも邁進したいとおもいます。
☆ミッション
家庭薬膳キッチンドクターとして
健やかな食や暮らし方を家庭や社会に届け
世の中の人々を幸せにする。
☆ビジョン
未来志向の大人女性が薬膳ライフで
人生を200%健やかに味わい尽くせる社会の実現。
こうして周り中の人たちに支えられてきたからこそ、未熟なわたくしがここまで続けてこられたのだと、感謝の念にたえません。
大自然すなわち宇宙と共生しながら、ご縁を結んだみなさまと創意工夫で生きて行くことの大切さを改めて感じた独立起業の12年目の夏でした。
須崎桂子
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