こんにちは。
ナチュラル薬膳生活文化普及協会理事長、薬膳ライフコーチ須崎桂子けいてぃーです♪
これまで薬剤師、看護師、料理教室の先生、エステティシャン、薬膳の専門家になりたい大人女性のみなさんに、本格的な薬膳コースをオリジナルテキストで十数年教え続けてきた実績を持っています。
べにふうきって何?
けいてぃーは、べにふうきを上手に使って早春から花粉症対策^^
花粉症のシーズンが終わっても役に立つ、手軽な薬膳素材のひとつです。
今春は花粉の飛散量が多いトカ、飛散する期間が長いトカ、ずいぶんニュースになりました。
けいてぃーも、くしゃみが出る日はありましたが、お薬を使わなくてもほぼ問題なし。
もちろん、花粉を吸いこまないようにマスクをかけて注意していましたけれど^^
ところで、「べにふうきって何?」という薬膳の生徒さん達、結構いらっしゃいます。
べにふうきは、紅富貴というアッサム種に近い緑茶の品種のコト。
つまり、べにふうきは緑茶なのですが、薬膳素材でもあり、メディカルハーブでもあり。
べにふうきが花粉症に効くと言われるワケ
「ここ数年、春になると目やまぶたが腫れて、痛くなることが多いんです。」
・・・という生徒さんの不調を聞いて、
「もしかすると、花粉が関係しているかもしれないわね。。。」と、
アレルギー緩和に役立つ、べにふうきのオハナシをしたのは先月のことです。
緑茶は中国でも古くからお薬として使われてきたデトックス系の薬膳素材。
けいてぃーの好物のひとつは、アレルギーを緩和するべにふうきの薬膳ご飯です。
べにふうきは、メディカルハーブのグリーンティー(緑茶)でもあります。
メディカルハーブの世界で、べにふうきには抗アレルギーの科学的な根拠となるフィトケミカルが含まれていることが分かっています。
そのフィトケミカル(植物化学成分)の正体とは、茶カテキンの一種、エピガロカテキンガレート(EGCG)。
もともと茶カテキンは緑茶の成分で、アレルギーを引き起こすヒスタミンの放出をおさえると言われています。
緑茶の中でも特に紅富貴(べにふうき)が特に注目されるのは、EGCGが豊富だから。
EGCGには抗アレルギーのほか、抗酸化、抗がんなどの作用も期待されていて、科学的な研究が行われているそうです。
べにふうきはどこで買えるの?
わあ!じゃあべにふうきを試してみたいな、「どこで買えるの?」と早速、
春になると目の不調に悩まされるようになった生徒さんに聞かれました。
実はべにふうきを薬膳素材やメディカルハーブとして、薬膳フードセラピーに取り入れるにあたって以前、よい商品を探し回りました。
べにふうきは要は緑茶なのに、花粉症だけに使う特殊な健康サプリメントのような売られ方が多いから。
例えばべにふうきが、ちょこっとずつティーバックに入った季節限定のパッケージ商品だと、お料理には使いにくいです。
薬膳素材となる加工食品は、なるべくシンプルで原材料の素材を活かせる商品を、生徒さん達にご紹介しています。
その薬膳素材の薬効をなるべくそのままお料理に取り入れて、カラダに届けることが出来るから。
べにふうきなら、けいてぃーの愛用は葉桐 静岡産 べにふうき粉末茶 40gです。
柏本校サロンの近くだと、べにふうきは今のところ京北スーパーの柏店さんで手に入ります。
「柏駅の近くだからレッスンの帰りに買って帰るといいよ」って、
教えて差し上げました(#^^#) 近くのスーパーになければアマゾンでも見つかります♪
抹茶に加工したものだと、茶葉そのものをひいて粉状にしてあるので、EGCGだけでなく、リラックス効果のあるテアニンや、利尿作用のあるカリウムなどのミネラルも無駄なく摂ることがことが出来るのがウレシイ。
緑茶には禁忌や注意も
べにふうきと仲良くなった生徒さんに今月伺ったら、だいぶ調子がよくなったそうです。
もう花粉シーズンも終わりに近づいたこともあるでしょう。
とにかく目の腫れが落ち着いたようでよかったです。
但し、薬膳素材としても、メディカルハーブとしても、緑茶には禁忌や注意もあるので摂り過ぎには気をつけて。
季節や体質や体調に合わせながら適切に活用して、適量を使うように心がけてくださいね。
!!!特に、便秘がちな方、冷え症の方、カフェインに過敏な方はご注意を。
!なぜなら、緑茶の渋味には収斂作用があるので、腸管をきゅっと締めてしまうから。
!緑茶は中医学では茶葉(ちゃよう)と呼ばれる解熱のお薬なので、冷え症さんが摂り過ぎるとカラダを冷やしてしまいます。
!カフェインも植物化学成分のひとつですが、中枢神経に直接作用して興奮させるので、過敏な方は眠れなくなってしまいます。
カラダにイイからと、薬理作用の強い薬膳素材を偏って摂り続けると、心身の陰陽バランスが崩れるので、かえって健康によくないことも起こりがち。
こうしたバランス感覚も身につけて、ナチュラル薬膳生活をお楽しみ頂ければ幸いです。
家庭薬膳はキレイと健康を守る日々の営み(^^)/
『ナチュラル薬膳生活入門編』
薬膳素材の分類
清熱類 茶葉(ちゃよう・緑茶) p.91 参照
『食材健康大事典―502品目1590種まいにちを楽しむ』
緑茶 p.518 参照
『メディカルハーブの事典―主要100種の基本データ』
グリーンティー p. 54-55 参照
須崎桂子
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