こんにちは。
ナチュラル薬膳生活文化普及協会理事長、薬膳ライフコーチ須崎桂子けいてぃーです♪
これまで薬剤師、看護師、料理教室の先生、エステティシャン、薬膳の専門家になりたい大人女性のみなさんに、本格的な薬膳コースをオリジナルテキストで十数年教え続けてきた実績を持っています。
梅雨寒の日が続きますが、みなさま元気にお過ごしですか。
今日は梅雨寒の昼ごはんに作った「干し海老とわかめの生姜ご飯」について、「けいてぃーのまいにち昼どき薬膳ライフ」で配信していました。
すると、視聴者さまから干し海老が薬膳素材だとは梅雨知らず、「ちょうど干し海老を買ったばかりです!」と嬉しいコメントを頂きました。
そこで今回は、干し海老を梅雨寒の薬膳フードセラピーに使ったワケと、視聴者様に分かち合った薬膳調理の注意点、そしてライブ配信でご紹介した「干し海老とわかめの生姜ご飯」についてのお話しです。
梅雨寒のお昼の薬膳ご飯に干し海老を使うことにしたワケ。
干し海老を梅雨寒の薬膳づくりに使った理由は、お腹を温めて食欲を高め、水毒の代謝に関わる腎(じん)の機能も助ける働きがあるからです。
海老は、身体を温めるチカラの「陽(よう)」を補給する補陽類(ほようるい)という分類の薬膳素材。
このところ梅雨寒が続くので、なるべく温かい食事を摂るようにしているので、今日は干し海老の薬膳的な働きを活かして熱々の薬膳ご飯に仕上げました。
♣炊きたての干し海老の薬膳ご飯
梅雨寒の薬膳フードセラピーでは、身体を温めることと、この時期に身体に入り込みやすい湿気による浮腫みは取り除くこと、これらふたつの目的(ゴール)をもって中医レシピを組み立てます。
中医レシピというのは、中国伝統医学(中医学)の理論にそって薬膳フードセラピーを組み立てる方法のこと。
ですから、干し海老は梅雨寒のお天気コンディションの体調管理に、身体を温めることを目的に使ったというワケです。
ライブ配信中!干し海老を買ったばかり!ちょうどよかったとの声
今日のお昼は「けいてぃーのまいにち昼時薬膳ライフ」フェイスブックライブで、こんな風に干し海老の働きについて配信し始めました。
すると、視聴者さまから「ちょうど干し海老を買ったばかりです!家庭薬膳に使ってみます。」と嬉しいコメントを頂きました。
家庭薬膳づくりの参考にして頂けるとのことでとても嬉しく存じます。
『ナチュラル薬膳生活入門編』も購入してライブ配信をこれからご覧になりたいというお声も頂きましたので、コメント欄にご案内させて頂きました。
こうしたお客様がこのところ増えていらっしゃるので、だんだんナチュラル薬膳生活の読書会も開きたいなと思っています。
ところで薬膳の情報発信をしていると、 ちょうど情報で目にした薬膳素材を手に入れたばかりということはよく起こるのですよね。
以前も薬膳素材のひじきについて【魂のごちそう薬膳ライフ】メールマガジンを配信したら、「ジャストミート」なメールをありがとうございます、と嬉しいご連絡を頂いたことがありましたから。
今回は薬膳調理例としては、先にご紹介した中医レシピの組み立て方で梅雨寒の季節薬膳「干し海老とわかめの生姜ご飯」に仕上げました。
このようにわたくしは、フェイスブックとYouTubeを同時に駆使して、けいてぃーの「ナチュラル薬膳生活®(薬膳ライフ)」をまいにちお昼に10分程度配信しています。
薬膳ライフから生まれる心と身体の美と健康を、より広く多くの方々に分かち合わせて頂きたいと願っているからです。
ライブ配信は録画記録でいつでもご参照頂けるようにしておりますので、ご興味がございましたら、どうぞご活用ください。
薬膳フードセラピーをまだあまり知らない方に、薬膳がゴール(目的)に合わせて中医学の理論で組み立てる「中医レシピ」で組み立てた食事療法であることを知って頂けるように工夫をしています。
できれば例となるお料理があると分かりやすいので、併せてカンタンおいしい家庭薬膳も出来るだけご紹介することにしています。
今回は、調理方法の一例として、生姜の辛味を水毒の解毒に活かすために、千切りを敢えて炊きあがってから最後に和える理由をデモンストレーションしながら、ライブ配信しました。
わかめと生姜で内側と外側からの陰陽アプローチで水毒を除く効果
生姜の辛味は身体の表面から水毒を発汗で発散させます。
これは生姜に含まれるジンゲロールという植物化学成分のなせる技なのですが、加熱調理してしまうと表面からの発散力が弱まります
ですから、敢えて表から水毒を解毒するという「陽(よう)」のアプローチを使いたかったので、ご飯が炊きあがってから加えたのです。
一方わかめは身体の内側の腸管から水毒をその他の老廃物と一緒に外に追い出す「陰(いん)」からのアプローチによる解毒の働きがあります。
このように今回の水毒の解毒については、身体の外側(陽)と身体の内側(陰)の両方へ働きかける「陰陽アプローチ」でデトックスをさらに高めるシナジー効果を狙いました。
まとめ 梅雨寒の薬膳ご飯。干し海老で温め、わかめと生姜でデトックス。
このように今回はライブで梅雨寒のお昼の薬膳ご飯に薬膳ライフコーチが炊き立て「干し海老とわかめの生姜ご飯」を例に、中医レシピの組み立て理論をやさしく紐解きました。
ちょうど干し海老をかったばかりの視聴者さまの家庭薬膳づくりにもお役に立てたらとても嬉しいと思います。
水毒のデトックスについては、内側の陰の水毒をわかめで、外側の陽の水毒を生姜で取り除く、薬膳ライフの「陰陽アプローチ」による中医レシピの組み立てメソッドをご紹介させて頂きました。
このところ梅雨がなかなか明けずに、気温が低い日が続くので身体の中の不必要な水毒を身体の表面を温めながら発散する生の生姜が大活躍です。
ひとくちに梅雨の季節薬膳といっても、気温によって心と身体に起こりやすい不快な症状は微妙に異なるので、その時のコンディションに合った薬膳素材を賢く選びたいものですね。
まいにち必ず摂るお食事を大切にしながら、人生を健やかに200%味わい尽くしたい、人生の使命(ミッション)を果たしたい大人女性のみなさんの美と健康を守るお役に立てば幸いです。
営養補給系 補陽類 海老 *体温への作用・味の性質・臓腑への働きかけ・作用* 温 甘 肝 脾 肺 腎 補腎補陽 温陽開胃 通乳 托毒 *栄養素・生理機能成分* ペタイン コラーゲン タウリン アスタキサンチン |
参考文献
『ナチュラル薬膳生活入門編』 p.127
【前期】コーディネーター養成コース 公式テキスト
『ナチュラル薬膳生活応用編』 p.143
【後期】アドバイザー養成コース 公式テキスト
須崎桂子
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