こんにちは。

ナチュラル薬膳生活文化普及協会理事長、薬膳ライフコーチ須崎桂子けいてぃーです♪

 

これまで薬剤師、看護師、料理教室の先生、エステティシャン、薬膳の専門家になりたい大人女性のみなさんに、本格的な薬膳コースをオリジナルテキストで十数年教え続けてきた実績を持っています。

 

ハーブ薬膳茶と須崎桂子

 

そろそろ毎秋恒例の香港ツアー!カウントダウンの開始です!ああ楽しみ~♪

 

今は香港での薬膳素材のショッピングリストづくりに余念がありません。

 

今日は五味子(ごみし)をご紹介します。

 

♣五味子(ごみし)収渋類の薬膳素材

 

香港で買えるこんな「ちょっと珍しい薬膳素材」をわたくしがどんなふうに家庭薬膳に使っているのか、出発までにご紹介しています。

 

一緒に香港に行く大人女性の皆さんが、「どの薬膳素材を買おうか、買ったらどう家庭薬膳に使おうか」、滞在中に買いそびれないように、そして、買ったモノを帰国後に無駄にせず、ぱっとお料理できるようにするためです。

 

「酸味」だけでない五味を感じる不思議なすっぱさ

 

五味子の最大の特徴は、何と言っても「酸っぱい!」コト。

 

中医営養学にそった薬膳素材の分類では、味性が「酸」だけになっています。

 

でも、実際に薬膳フードセラピーにつかうと、「五味子」といわれるだけあって、「苦味」や「辛味」など、そのほかの味もフクザツに絡み合った酸っぱさに感じます。

 

五味子は韓国の現代社会でも伝統茶として今も飲まれているので、韓国旅行で飲んだことがあるかたもいらっしゃるのではないでしょうか。

 

♣韓国の旅先にて。伝統茶カフェで頂いた「五味子茶」です。

 

五味子はほんのちょっと使うだけで、こんな風に抗酸化力のある赤い植物色素成分が出てきます。

 

メディカルハーブ製剤の方法で見れば、五味子茶は熱湯で抽出する温浸剤といったところです。

 

五味子の抗酸化力を活かせるので、細胞が錆びるのを防ぐアンチエイジングの薬膳茶としてとらえることも出来ますね。

 

酸味が強すぎたら、カラダを潤す蜂蜜や、カリウム豊富なメープルシロップなどを加えて、ヘルシーに頂くのもおススメ。

 

五味子を煮出して酸っぱい煎じ液をとり、お肉の煮込み料理や煮魚料理に加えても、立派なアンチエイジングの薬膳フードセラピーになります。

 

♣薬膳調味料になる五味子ビネガー作り。

 

純米酢に漬け込んで五味子ビネガーにすれば、次にご紹介する「酸味」の働きを活かした薬膳調味料になります。

 

イロイロな漏れを防止する五味子のチカラ

 

五味子の働きを中医学の専門書でよく見る中国語そのままで羅列すると・・・

 

「止咳(しがい)」 「斂肺(れんぱい)」 「固表(こひょう)」 

 

「斂汗(れんかん)」 「固精(こせい)」 「止瀉(ししゃ)」 等まだまだ

 

漏れを引きしめるイロイロな作用があるのです。

 

これは五味子の「酸味」のなせるには「収斂(しゅうれん)」という働きがあるからです。

 

漢字がたくさん並んでいるので、ギョッとする方が多いかもしれませんね(^^;

 

これらは全部、臓腑の機能が低下して起こる「漏れの症状」をケアする働きのコトなのです。

 

♣仕込んだばかりの五味子ビネガー

 

けいてぃー先生の分かりやすい薬膳レッスンだと、こんな風に説明するんですよ(^^)/

 

「止咳(しがい)」咳をカラダの中から気が漏れ出る症状ととらえれば、それを止めるコト。

 

「斂肺(れんぱい)」肺がくしゃみや咳のせいで、「ぶはっ!」と膨らむため、カラダの外に肺の気を必要以上に漏れ出させる症状があるときに、それを収斂(引きしめて)おさえるコト。

 

「固表(こひょう)」カラダの表面が緩んでしまって、気(生体エネルギー)や体液が漏れ出すぎる症状を改善するために、皮膚を「ぴっ!」と固めて引きしめるコト。 

 

「斂汗(れんかん)」カラダの表面が緩んでしまって、汗がダラダラ出すぎる症状を改善するために、それを収斂(引きしめて)おさえるコト。

 

「固精(こせい)」腎にたくわえられている「若々しさのモト」や生殖に関わる精が、カラダの外に漏れ出てしまう症状を改善するために、「ぴっ!」とカラダを固めて引きしめるコト。

 

「止瀉(ししゃ)」腸管が緩んでしまって便が漏れ出すぎる症状、いわゆる下痢を止めるコト。

スゴイね五味子!

 

虚弱体質や老化現象で起こりやすいこうした症状を改善して、カラダのそとに必要以上にイロイロなモノが漏れないように、してくれるというワケです。

 

但し、禁忌や注意事項もあるので気をつけて使ってくださいね。

 

♣赤色が美しい五味子ビネガーの完成

 

身体を温める働きがあるので、熱の症状には不向き。

 

出ようとしているものを引き留めてしまうので、五味子を使うと麻疹などの「ぶつぶつ」の毒をがカラダの外に出にくくなってしまいます。

 

一生楽しみたい!家庭薬膳フードセラピー

 

わたくしは「けいてぃーおばあちゃん」になっても、キッチンにしっかり立ってお料理を作れる限り、薬膳ライフコーチとして人生を健やかに200%味わい尽くしたいと思っています^^

 

ですからヘルシーな薬膳ライフが自ずと介護期間ゼロ=健康寿命100%につながるように、イノチが消える間際まで薬膳フードセラピーの社会普及をライフワークにコツコツ続けています。

 

わたくしと同じようにキレイで健康で人生を200%味わいたい大人女性世代や、予備軍の次世代に「ナチュラル薬膳生活(薬膳ライフ)」イコール「けいてぃーおばあちゃんの知恵」が脈々と伝わっていったら幸いです。

 

わたくしと香港研修ツアーに一緒に行く生徒さん達にも、本場の薬膳素材を「見て」「味わって」「買って」帰国後に薬膳に「作って」、ナチュラル薬膳生活に是非活かして欲しいのです。

 

気軽に薬膳フードセラピーを楽しめる「ナチュラル薬膳生活ハウス」を作るのが将来の夢のひとつ。

 

薬膳ハウスが、街のあちこちにあったらいいな~♪なんて思いつつ未来に向かって今から精進の日々です。

 

♣韓国に嫁いだ生徒さんと薬令市場の門をバックに記念のツーショット。薬膳素材をたくさん買いました。

 

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ナチュラル薬膳生活Ⓡは、中医学の理論の食事療法を中心とした健やかな暮らし方。

現代人に分かりやすく体系化された「薬膳講師養成コース」で教えています。

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中医師から中医学・薬膳学を習得。心の状態で体調を崩したことから、健康の維持・増進、病気の予防・治療には食事だけでなく、運動やリラグゼーションも必要なのに気づく。そこで抽象的な伝統医学に現代の生理学や栄養学も掛け合わせて、ライフスタイル医学の暮らし方「ナチュラル薬膳生活Ⓡ」を考案。2008年にナチュラル薬膳生活文化普及協会を設立して、心・体・魂が喜ぶ薬膳フードセラピーの暮らし方を、人生に前向きな大人女性たちに配信し続けている。