ナチュラル薬膳生活文化普及協会理事長、薬膳ライフコーチ須崎桂子けいてぃーです♪
これまで薬剤師、看護師、料理教室の先生、エステティシャン、薬膳の専門家になりたい大人女性のみなさんに、本格的な薬膳コースをオリジナルテキストで十数年教え続けてきた実績を持っています。
恒例!年の暮れ親戚総出の餅づくりですが・・・
昨年の年の暮れ・・・薬膳の仕事を終えて真夜中に帰宅したら、家の中に切ったばかりのお餅が散乱!
家族が里山に出かけ、かなり高齢になった親戚のみなさんの餅づくりを手伝ってきたのだとか。
そして重たいのし餅を抱えたまま、仕事納めで都心へ行き、帰宅してすぐ状態で持ち帰ったものを切り分け、その後疲れ果てて眠ってしまったそうな。
そういえば子供の頃、お正月のお餅はこんな風に巨大なのし餅をお米屋さんから買って、各家庭で切って食べていたのを思い出します。
今は昔と違ってスーパーマーケットで、長期保存できるように加工した小さなお餅パックが簡単に買えるし、一世帯の家族数が減ったから、こういう買い方をする家は少なくなりましたよね。
けれども、こうして手作りしたお餅は大量生産した工業製品とは味が断然違います。
とにかく、机に出しっぱなしの切ったお餅が乾燥してしまうといけないので、大量のお餅を全部タッパに詰め、翌日、ラップに個別包装して冷凍。
生徒さん達にもおすそ分けしようと、干支にちなんで12パックをサロン教室の冷凍庫に持って行きました。
義実家では毎年、親戚が年の暮れに集まって里山で大量ののし餅を作っているのですが、これはだんだん消えてゆく光景になりそうです。
若手は街に移り住み仕事が忙しいからお手伝いにはほとんど駆けつけなくなりました。
のし餅になるもち米は、美味しい天然の沢の水で炊きます。
80歳を過ぎた親戚も多く、里山の餅づくりはきっと消えゆく光景。。。
「それが惜しいな。。。」ということで、家族が餅づくりの様子をたくさん写真に収めて来てくれました。
せっかくなので、恐らく消えていく親戚の餅作り光景を記録に残しておこうと思います。
昔はお餅を杵(きね)と臼(うす)でついていたそうですが、今は機械でつくのだとか。
それでも、もち米は農家さんから直接大量に買いつけて、日が昇る前から山の中で薪を炊いてもち米を炊き、親戚総出で20枚くらいはのし餅を作っているようです。
冬の山中は日がかげるのが早くて、あっという間に寒くなるから、朝まだ日が昇る前から作業を始めてお昼ごろには終わらせるよう皆で手ばやに作業を終わらせます。
もち米~スーパーマーケットで手に入る薬膳素材
実は「もち米」はカラダを温めてエネルギーを補給する薬膳素材。
「固表止汗(こひょうしかん)」などの働きもあるのですが、これは、体内にチャージした滋養をしっかり貯えて表に出さないという意味合いも含みます。
中国伝統医学では、冬の季節は寒いので体力を消耗しないよう、体内に滋養を「蔵(ぞう)」つまり、貯えておくのが肝要という考え方があります。
ですから、冬にもち米でこしらえたお餅を、お雑煮やお汁粉のような温かいお料理にして食べるのは理に適っているというわけです。
けいてぃーはお餅をがっつり食べると胸焼けしてしまうので、こんな風に糖質の消化を助ける植物酸たっぷりの柚子など、柑橘系の果物の香りを添えて頂くようにしています♡
ナチュラル薬膳生活コーディネーター養成コースの「調理レッスン6」冬の季節薬膳の実習でも、身体を温めて滋養する中国北方の伝統食、もち米仕立てのお粥をご紹介しています。
お店で買えない里山の「初春♡福餅プレゼント」
というわけで、2019年亥年は「進」を誓うけいてぃーから、お店で買えない里山の貴重な手作りのお餅を、1月~2月のレッスンにお越しくださる生徒さまに先着で「進呈」致します。
おめでたい新春なので、薬膳を学ぶ生徒さまの幸福を願って「福到了(ふうだおら・福が来ますように!)」のシールを貼ろうかな・・・と作ってみました。
どうぞお愉しみに!
但し、「初春♡福餅プレゼント」は在庫がなくなり次第終了となりますので、どうぞご了承ください。
家庭薬膳はキレイと健康を守る日々の営み(^^)/
『ナチュラル薬膳生活入門編』
薬膳素材の分類 各論
補気類 もち米 p. 113
須崎桂子
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