ナチュラル薬膳生活文化普及協会理事長、薬膳ライフコーチ須崎桂子けいてぃーです♪
これまで薬剤師、看護師、料理教室の先生、エステティシャン、薬膳の専門家になりたい大人女性のみなさんに、本格的な薬膳コースをオリジナルテキストで十数年教え続けてきた実績を持っています。
2018年の最後にお団子のように続いた「ナチュラル薬膳レッスン」の生徒さん達の様子を、引き続きレポートします。
けいてぃー先生がアメリカの大学教育で培った経験から生まれた、「ナチュラル薬膳生活専門家養成コース」のシステマティックな開講サイクルや、後継者を指導者に育てる研修制度や、習得済み学科を単位で認める編入学制度と合わせてお届け致します。
嬉しい「クオーター制」開講サイクル
ナチュラル薬膳生活カレッジでは、1月・4月・7月・10月、本格派薬膳コースレッスンを新規開講しています。
こうした年に4回入学月のある教育サイクルをアメリカの大学では、「クオーター制」といいます。(年2回の「セメスター制」の大学もあります。)
つまり、「ナチュラル薬膳生活専門家養成コース」はクオーター制だから、年に4回もナチュラル薬膳生活カレッジ柏本校サロンに入学するチャンスがあるというワケ。
けいてぃー先生が薬膳教育にクオーター制を導入したのは、オレゴン大学とシカゴ大学院で、こうしたシステムを活用して効率的に学位を取得した経験があるからです。
最近、「ナチュラル薬膳生活」みたいに本格的な薬膳カリキュラムを、ず~っと探していた本気の新入生さん達は、実は非常に多いことに気づきました。
だから、こうしたやる気のある生徒さん達が、なるべく早く学び始められるよう、3ヶ月ごとにナチュラル専門家養成コースを開講している次第です。
せっかく理想の薬膳教室にたどり着いて本格的に中医薬膳学に取り組みたいのに、コース開講日がほぼ一年先だったら・・・がっかりしてしまいますものね。
例えば昨年11月末の体験レッスン直後に、新年1月から「ナチュラル薬膳生活専門家養成コース」にご入学をお決めになった「ハーバルセラピスト」金本敦子(かねもとあつこ)さん。
体験後に入学のご相談を頂き、既に「シニアハーバルセラピスト養成コース(旧称:植物療法科)」も修了済みだと伺いました。
けいてぃー先生は「ハーバルセラピスト養成コース」認定教室になるため、当時必須だった「ハーバルプラクティショナー」認定資格を取得するため、旧称:植物療法科も、旧称:植物化学科も両方修めました。
そして、2013年から2019年3月まで「ハーバルセラピスト養成コース」を開いて、メディカルハーブと薬膳の知識を併せ持つ、ナチュラル薬膳生活アドバイザーの山口尚子さんや小田木綿子さんらを輩出。
2019年1月現在も、足つぼアロマセラピストの大藤ゆかりさんらがハーブをクライアントさん達のために活かしたいと、ハーバルセラピスト養成コースで学んでいます。
ですから、敦子さんが「植物療法科」で既に薬理作用を持つ植物や、こうした植物からの恩恵を受け取る人体の生理学の基礎を学び終えていることがスグに分かりました。
何らかの人生の目標がなかったら・・・
医療従事者でない一般の方が、こうした難しいメディカルハーブのコースカリキュラム(薬理学や化学や生理学がてんこ盛りで簡単ではないです。)を学んだりしないはず。
ピン!と来たのです。
ナチュラル薬膳生活カレッジはクオーター制なので、11月末に入学を申し込んだ敦子さんが、本格的に薬膳コースの受講を始めるまでにまだ1ヶ月ありました。
しかし、敦子さんが薬膳フードセラピーを早く学び始めたくて、「ウズウズ」しているのがスグに分かりました。
そこで、12月から薬膳を学べるように12月15日の冬の薬膳会レッスンの本格派丸鶏の薬膳スープの仕込み段階から一緒にサロン教室に入られたいかご提案。
思ったとおり敦子さんはご快諾。
そこで、メディカルハーブと重複しそうな「きのこ類(菌類)」の中薬の煎じ方をご紹介したりしながら、実地研修を兼ねて薬膳調理のアシスタントをして頂きました。
そのときの様子がこちらです(^^)/ 丸鶏の下ごしらえも楽しそうでした。
さらに、 薬膳学習の助走なるから12月末の「家庭薬膳クッキングクラス」を1回完結でアソシエイト会員さんと一緒に受講したいですか?ってお聞きしてみました。
すると・・・は~い! (即決。) いいですね~。このテンポの良さ♪
そこで、抗酸化力のある黒っぽい薬膳素材でアンチエイジングを図る調理実習とやさしい講義から、少し早めに薬膳の学習を始めて頂きました。
わたくしはこんな風に、将来を見据えて本気で学びたい生徒さん達には、どんどん学べるチャンスを差しあげる薬膳講師です。
「インターンシップ」ブラッシュアップ(BR)研修の一環
実は、師走のこの家庭薬膳クッキングクラスにも、毎月ブラッシュアップ(BR)研修で学びながら薬膳スイーツ研究家として講師活動を始めた丸橋貴美枝さんら認定資格会員さん達にも、「インターンシップBR実地研修」として受講して頂きました。
「ナチュラル薬膳生活専門家養成コース」の前期を修了して、後期まで進学して「ナチュラル薬膳生活アドバイザー」資格を取得した認定資格会員には、継続学習の意欲に応じて様々なブラッシュアップ研修(BR研修)があります。
インターンシップ実地研修は、こうしたBR研修の一環として認定資格会員や認定資格候補生会員の実施希望日が合えば、これから随時開催したいと思ってプランを練っています。。
やる気のある認定資格会員さん達には、後輩の在校生達と一緒に薬膳レッスンを受講して「ナチュラル薬膳生活」のティーチングメソッドを、「受け手」ではなく「出し手」として、未来の薬膳講師や薬膳フードセラピストの視点に立って学んで頂いています。
インターンシップ研修は、レギュラーレッスンを在校生と受講する実地だけで終わりません。
さらに、受講した薬膳のレッスンテーマを用い、今度は自分自身で開発した薬膳レシピで、薬膳の初めてさんに分かりやすい薬膳レッスンをデザインして、理論や調理を教えるBR研修の課題が待っています。
認定資格会員が新しい生徒さんや後輩たちに指導する教育法は、お互いに教え合い成長する素晴らしい学びの「場」です。
師走の仕事納めの日にも、ナチュラル薬膳生活アドバイザーの三浦寛子さんがカゼ予防を薬膳テーマに、インターンシップ理論・調理事後実習BR研修で、素晴らしい薬膳フードセラピーを披露してくださいました。
もともと、みうらひろこの「テーブルデザイン教室くらしって」を主宰なさっているので、今後、薬膳とテーブルデザインを融合したステキなレッスンをお始めになるご予定。
認定資格会員さん達の今後のご活躍が本当に愉しみです♪
こうした「インターンシップ研修」のメソッドは、アメリカの大学設けられていた、大学院生が教授の代わりにティーチングアシスタント(TA)として基礎的なレッスンを教えたり、教授に提出する前の卒論のドラフトを丹念にチェックしたりするチューター(tutor)制度からインスピレーションを得ました。
編入学しやすい「クレジット(単位)制」
既に他の大学で取得した学位の中から、違う大学の違う学部に一部分のクレジット(単位)の編入が認められる編入学制度や、提携先の大学のカリキュラムを在籍する大学のクレジットの一部として認めてもらえる仕組み。
これもわたくしがオレゴン大学に留学していたときに活用した、30年前の当時は画期的な教育システムでした。
現在では日本も大学教育システムが進んだので、編入学制度はもう珍しくはなくなりましたが。。。
例えばオレゴン大学に在籍していた夏休み、ミネソタ大学の中国語学部のサマースクールを利用して、中国の天津市の南開大学に語学留学。
アメリカ人の学生達に混じって、英語で中国語を学ぶという珍しい経験をしました。
その当時はデジタルカメラがまだなかったので、手軽にその当時の画像を出せないのですが、後で家の中を探してみようかなと思います。
余談ですが6年前の『ナチュラル薬膳生活入門編』出版記念パーティーで来ていたチャイナドレスは、なんとその天津の南開大学に留学していた時にオーダーメイド作ってもらったのですよ。
30年経ってもまだパーティーで着ている一張羅。まさに一生モノの仕立てモノ。
現地で買った中国製の自転車に乗ってデパートに行き、中国語で素敵な布地を選んで買って、それを小さな洋裁店に持ち込んで、採寸してもらってから何度か試着してから仕上げてもらった思い出の手縫いのチャイナドレスなのです。
こんな風に中国現地で生活しながら南開大学で中国語を学べたうえ、アメリカのミネソタ大学の単位が得られ、その単位を全部オレゴン大学の卒業単位に組み込めたので早く卒業することが出来ました。
こうしてオレゴン大学で得た学士号は、その後、日本で一時期開講していたシカゴ大学院の人文科学科に入学申込するときにも大いに役立ちました。
ですから、わたくしは他の薬膳スクールや、薬膳の通信教育を修了してから、やっぱり薬膳レシピを組み立てられない・・・というお悩みをお持ちの「学び直しさん」も、温かく迎えてご指導させて頂いています。
既に中医学や薬膳学の知識が十分な学科があれば、ご相談のうえ、「ナチュラル薬膳生活専門家養成コース」の単位の一部として編入する柔軟な対応も行っています。
例えば、「学び直しさん」が陰陽五行説をもう習得なさっていれば、ナチュラル薬膳生活コーディネーター養成コースの「理論レッスン2」陰陽学説・五行学説は、受講する必要はないかもしれません。
ナチュラル薬膳生活アドバイザーの三浦寛子さんも、薬膳を学びたかったときに二人目のお子さんが生まれ、時間の制約があったから通信教育で薬膳を学んだそうです。
薬膳の通信講座を修了して資格は取ったものの、薬膳レシピを自分で組み立てられないといのが、最初のご相談でした。
そんな寛子さんも先にご紹介したように、毎日愛する家族のために家庭薬膳を作り、今ではテーブルデザインのお仕事に薬膳を絡めようとチャレンジを始めていらっしゃいます!
三浦寛子さんには今年度まで、ナチュラル薬膳生活文化普及協会の理事も務めて頂き、恒例となった薬膳会では後輩たちの薬膳レシピ作りをうんとサポートしてくださいました。
将来のさらなる成長が愉しみな認定資格会員さまのおひとりです。
本格的に薬膳を学ぶ生徒さん達が手に入れるコト
薬膳フードセラピーを学ぶコトは、その土台となっている「中国伝統医学(中医学)の深奥」に分け入ることを意味します。
そして、中医学の先人の智慧を通じて、新たな人生観そして世界観に目覚めたり、自分や自分を取り囲む様々な存在と調和してホリスティックな生き始めたりする人が多いです。
有名人であれば、帯津良一先生などはこうした方々のひとりでしょう。
まさに「温故知新(おんこちしん)」!
「人生観」やら「世界観」やら、表現に驚かれるかもしれませんが、それは決して大げさなコトではないのです。
先人の経験則を尋ねて、自ら封印していた内在するエネルギーに気づいたり・・・
自らを取り囲む大自然のエネルギーと自分自身の深いかかわりを再認識したり・・・
ミクロとマクロの視点で自分や世界を捉える方法を知るコトだから。
こうして、先人が遺してくれた智慧を活かし、ココロもカラダも健やかに人生をリセット。
「ナチュラル薬膳生活」は、生涯の健康寿命の割合が100%に近づくように、限りある人生をできるだけキレイで健康に過ごすため、日々を愉しみ精進する自立&自律のライフスタイル医学です。
このイノチある限り、けいてぃー先生を探している未来の生徒さん達にひとりでも多く出会わなくては。
こうした想いで昨年12月からは、「薬膳体験パーソナルレッスン」をスタートさせました。
少しでもけいてぃー先生のメッセージが心に響いたら、どうぞ迷わずお問合せ・ご来校くださいね。
参考文献:
『ナチュラル薬膳生活入門編』
理論1 自立&自律した生き方 p.8 参照
須崎桂子
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