ナチュラル薬膳生活文化普及協会理事長、薬膳ライフコーチ須崎桂子けいてぃーです♪
これまで薬剤師、看護師、料理教室の先生、エステティシャン、薬膳の専門家になりたい大人女性のみなさんに、本格的な薬膳コースをオリジナルテキストで十数年教え続けてきた実績を持っています。
養成コースの醍醐味「漢方」も垣間見るチャンス
家庭薬膳を作るとき、毎食わざわざ生薬の煎じ液をとってお料理する必要はありません。
例えば、「家庭薬膳クッキングクラス」では、身近なスーパーの食材だけで、調理実習しています。
でも、本格的な薬膳の専門家を目指すコースでは、日本漢方に入っている生薬の実物を見るチャンスがあります。
なぜなら、薬膳理論や薬膳素材を頭で覚えるだけでなく、薬膳が発祥した中国では当たり前に使われている生薬がどんなものか知っておいた方がいいと思うからです。
例えば、呼吸器の失調をケアする麦門冬(ばくもんどう)。
「麦門冬湯」を聞いたことはあったけれど、麦門冬がこんな姿だとは知らなかった。
こんな匂いだとは知らなかった。。。オモシロ~イ!
せっかく本格的に薬膳を学ぶのですから、比較的作用の穏やかな薬膳素材は、「百聞は一見にしかず」です。
但し、日本薬局方で食品として認められていない生薬は、薬機法でむやみに薬局でない薬膳教室で扱うことは本来認められていません。
そこで、ナチュラル薬膳生活専門家養成コースでは、生薬を使いたい生徒様に関しては、ご自身の判断で漢方薬局から直接取り寄せて頂く方法で本格薬膳レシピ開発の調理レッスンを行っています。
ホンモノの羅漢果(らかんか)も体感
麦門冬は日本薬局方に収載されている生薬になってしまいますが、そのほかにも食品として扱える薬食兼用の薬膳素材もあります。
例えば呼吸器の失調をケアする本格的な薬膳の調理レッスンでは、麦門冬をご覧頂くほか、羅漢果などはご試飲頂いています。
麦門冬は薬膳素材の中薬ですが、羅漢果(らかんか)は食品なので、飴に入っていたり、パウダーやエキスの加工品をスーパーマーケットで手に入れることができるからです。
でも、羅漢果って聞いたことはあるけれど、なかなかどんな姿をしているのか、見たり触ったり煎じたりする機会は少ないですね。
つかんでばりっと割って、毛羽だった中身に触って、甘い匂いを嗅いで、煎じて飲んで・・・
糖質ではない、なんとも不思議な羅漢果の甘味、じゅうぶん体感して頂きました。
本格的に薬膳を学ぶならせめて調理実習はスクーリングが理想です。
ご試食中に、あ~シアワセ~♪とため息をつきながら食す生徒さん達を眺め、今日も大変嬉しくなりました(^^)/
『ナチュラル薬膳生活入門編』
薬膳素材の分類
補陰類 麦門冬 p.122 参照
須崎桂子
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