こんにちは。

ナチュラル薬膳生活文化普及協会理事長、薬膳ライフコーチ須崎桂子けいてぃーです♪

 

これまで薬剤師、看護師、料理教室の先生、エステティシャン、薬膳の専門家になりたい大人女性のみなさんに、本格的な薬膳コースをオリジナルテキストで十数年教え続けてきた実績を持っています。

 

ハーブ薬膳茶と須崎桂子

 

2019年もあと3か月。今年は干支の最後の亥年ですね。

 

2020年の巳年から新たな12年サイクルへ大きく飛躍する準備のため、今年はラストスパートで猪突猛進。

 

1月から飛常識な経営コンサルタント高橋貴子せんせいの門戸を叩き、超!人生やる気満々のお教室のせんせいコンサル生仲間たちとの知己を得ました。

 

その仲間達のおひとりが、自然豊かな栃木でnanohana natural cooking 温活料理教室を開いているベテラン講師の「えいみー先生」♡

 

・・・と勝手にけいてぃーさんがニックネームを命名。

 

えいみー先生と薬膳の魔女になりきって、愉快に”先生級”レッスンをエンジョイしたので、その様子をレポートしますね。

 

♣薬膳の魔女に扮してハイレベルな学びを深めている“けいてぃー&えいみー”せんせいコンビ♡

 

10月18日にはえいみー先生が幹事の一人として準備している【🎃ハロウィン大人の文化祭イベント】に、けいてぃーさんは「食べる功薬膳で魂と身体を浄化する」ブース出展する予定。

 

そのパーティーイベントでかぶるハロウイン毎年恒例の魔女の帽子を、一緒にかぶってプチコスプレでレッスンを愉しみました(^^)/

 

やりがい!料理教室に薬膳を活かしたい先生「全面サポート」

 

お教室の先生級のマインドやスキルをお持ちの生徒さん達に「ナチュラル薬膳生活」を伝授するのは、とてもやりがいがあります。

 

なぜなら人生100年時代を迎え健康に天寿を全うしたい人達が増えた今、けいてぃーさんは自分が元気なうちに、家庭の中だけでなく社会により早く広く薬膳フードセラピーの暮らし方を伝える人材も育てておきたいから。

 

人々が健やかに暮らしていけるよう、先人の薬膳の知恵を現代の社会生活に無理なく楽しく活かす術(すべ)を伝え続けたいというのが、けいてぃーさんの願いでありミッション。

 

しかし、薬膳のカミサマから与えられた自分の命(いのち)という時間と、自ら提供できるリソース(経済力・場所・体力・知力)には限りがあります。

だから、ナチュラル薬膳生活の一端でも伝えられる人材を育てる必要があるのです。

 

薬膳は中国古代哲学の宇宙観(自然観)の流れを汲む、生き方もろもろを含めた食事療法の智慧(ちえ)。

 

長く薬膳講師をしていると、先祖から脈々と受け継がれた数千年の教えが漢民族という枠を超えてさまざまな人々との「ご縁」で紡がれて、現代社会に受け継がれてきたことを全身全霊で感じるようになります。

 

薬膳に限らず、人々は先人から受け継いだ世の中に役立つ智慧や文化を、その時代や次世代の社会環境や価値観に合わせて自分たちの個性を反映しながらアップデートしていくものです。

 

けいてぃーさんが中国生まれの薬膳をそのままそっくり教えないのも同じこと。

 

「ナチュラル薬膳生活」というライフスタイル医学として、同じような価値観を持った生徒さん達にお伝えしています。

 

薬膳教室を開業して10年、人生の後半戦に入った今では、「ナチュラル薬膳生活が」未来へと緩やかに螺旋(らせん・スパイラル)を描きながら、次世代にバトンタッチされて「新たなカタチ」で発展していく様(さま)が手に取るように見えるようになりました。

 

 

今春は「ナチュラル薬膳生活アドバイザー」となって、ご自宅で長く続けてきた健康料理教室を隠れ家のような薬膳教室に展開し始めた修了生さんがいらっしゃいます

 

現在学んでいる生徒さん達の中には、子供同様に可愛がっているわんちゃんへの愛情がきっかけで、ペット薬膳の先生を目指している方もいらっしゃいますよ。

 

また、中国に留学した時に興味を持った中国茶を薬膳と融合して、お客様に楽しんで頂くサロンを開きたいという生徒さんも。

 

しかもこちらの生徒さんの場合は、まずご自身の熱性タイプの体質を改善するために「ナチュラル薬膳生活」を生活に取り入れながら、薬膳ティーサロンの夢を育んでいます。

 

10年前に卒業した生徒さんの中には、薬膳というくくりを超越して健康スイーツの切り口から、おからスイーツの先生をなさっています。

 

料理教室を営んで20年以上のえいみー先生も、けいてぃーさんのお教室の先生仲間の盟友であると同時に、本格的に薬膳を学びたいと思っていらしたという「ご縁」で、「ナチュラル薬膳生活」の道に入った生徒さん。

 

もともと中医学の整体観念という自然観のひとつ、「大自然(大宇宙)の気が人体(小宇宙)の気に影響して生命活動が営まれている」に近い考えをお持ちでそれを実践してきたえいみー先生です。

 

菜の花が満開にはる春なれば里山から薬草を摘み漬け込んで酵素エキス取り出し、梅の実が熟す頃になればお日様に梅の実を当てて梅干を作り、大自然の恵みに感謝しながら収穫した食べ物を頂く生活をなさっています。

 

 

大自然の気を受け取って生きている「肌感覚」をもともとお持ちだったので、機会があり経絡学説の方面から中医学を学んだことはあったのだとか。

 

そもそもご自身が大自然に調和する生き方や食べ方を実践して、4人の女の子たちを健やかな食生活で育てあげ、老年期のご家族を看取ってきた経験があるから、中医学の考え方はかなりしっくりきたらしいのです。

 

一方、中医学と薬膳学の理論を体系化して「ナチュラル薬膳生活」のコースカリキュラムを構築したり、本格的な薬膳テキストを執筆したけいてぃーさんですが、えいみー先生ほど体現できているかというと答えは「ノー」。

 

そもそもナチュラル薬膳生活カレッジ柏本校サロンは柏駅西口から近く、車の通りの激しい国道6号線を越えたすぐのところにあります。

 

自然食材店の「自然派食材」を使い柏の地場産のお野菜をなるべくスーパーで買うようにしていますが、えいみー先生ほど大自然の豊かな恵みを直接享受する生活をしているかと言えば、それは無理な話です。

 

だから料理教室のベテラン先生のえいみー先生との「ご縁」をとてもありがたいと思うと同時に、運命的な出会いを感じました。

 

「肌感覚」で心と身体が心地よいと感じるお料理を伝えてきたその経験に薬膳の智慧を融合して、今秋からは体系的なオリジナルコースレッスンで教え始めたいという熱意を伺ったからです。

 

もちろん、けいてぃーさんはご家庭で活かすのであれ、お料理教室の先生として社会に活かすのであれ、真剣に「ナチュラル薬膳生活」を学んで自分や周りの人達に活かしたい生徒さんたちを全面サポート。

 

特にお教室の先生たちは、けいてぃーさんが直接会うことがないかもしれない世の中の多くの生徒さん達にこれから命の質を高める「ナチュラル薬膳生活」を一端でも伝えていく伝道師(エバンジェリスト)になっていきます。

 

だから、

 

「中医学の考え方で臓腑を捉えたり食べたものが臓腑にそのように働きかけるのか、これまでの「肌感覚」にプラスして「中医学の理論」でも理解して生徒さんたちに伝えられるようになりたい!」

 

・・・最初にえいみー先生のこうした希望を伺って、しっかりお支えすると同時に、けいてぃーさんも一緒に成長したいなと心から思いました。

 

お教室の先生たちにも生徒さんたちにもそれぞれ得意分野があるから、人生の使命として選んだ「大人の皆さんの人生をより豊かにする教育」の仕事をよりよくするためにも、価値観を共にする仲間たちと学び合いを続けていきたいし、その必要もあるなあと日々感じています。

 

季節薬膳の理論 人に合わせる薬膳処方の理論

 

えいみー先生には今月も「ナチュラル薬膳生活専門家養成コース」にて「薬膳調理と薬膳理論レッスン」と「中医学理論レッスン」を1日集中で学んで頂きました。

 

まず午前中は長夏(ちょうか)の季節薬膳フードセラピーを題材にフードセラピーの調理例。そして理論をご紹介。

 

長夏というのは中医学でいうところの比較的「湿(しつ)」の多いシーズン。日本ではほぼ梅雨どきに該当します。

 

湿度が高いときの浮腫みなどを改善する長夏のレッスンが、これとは真逆の乾燥する秋のハロウィンの10月とたまたま当たってしまいました。

 

季節の変遷に合わせて食事を変えながら、それぞれの季節特有の厳しい自然変化で起こりやすい体調不良を予め予測して病気予防したり、不調が軽いうちに家庭薬膳で治す食事法を学ぶのが、「ナチュラル薬膳生活専門家養成コース」の【前期】ナチュラル薬膳生活コーディネーター養成コースの大きな特色のひとつ。

 

本格的な薬膳コースレッスンの目的は、中医診断学を使って食べる人の体調を見立てたり、自分で薬膳レシピを組み立て考案できるようになり、薬膳を家庭で活かしたり社会で伝えられるようになることです。

 

本格的な中医薬膳学理論の神髄をお伝えするのに少々季節がズレても大丈夫。

 

中薬の茯苓(ぶくりょう)の煎じ液を舌で味わって体感して頂いたり、浮腫みを取り除く去湿類のとうもろこしがなければ自然派食材の上質なコーン缶も使ってレッスンします。

 

♣浮腫み改善の薬膳「茯苓(ぶくりょう)コーンスープ」をハロウィンに伝授

 

芳香性の食材は気の巡りをよくして臓腑機能の働きをアップするので、体内の水毒を代謝して尿や汗として外に出すため、香りのよいルッコラを添えました。

 

香りのよい食材を使う「食べるアロマセラピー」の考え方は中医学理論だけでなく、メディカルハーブも兼ね備えたナチュラル薬膳生活独特のメソッドで、『ナチュラル薬膳生活入門編』「食べるアロマセラピー」57ページに記載されています。

 

『ナチュラル薬膳生活入門編』を執筆していた2012年当時は、食べるアロマセラピーの薬膳素材例としてもともとイタリア料理の食材として人気のルッコラは情報が乏しく収載しませんでした。

 

ルッコラは恐らくフェノール化合物など方向を持ついろいろな精油成分が含まれているので、それらの芳香成分が複雑に絡み合い噛むと感じる胡麻のような香りを醸し出しているのでしょう。

 

未来のキレイと健康を守るのには抽象的な中医薬膳学的な理論だけでは十分でないこともあるので、「ナチュラル薬膳生活専門家養成コース」では現代栄養学やメディカルハーブの知見も交えて、学的論拠のあるお話も生徒さんたちに楽しく分かりやすくお話もしています。

 

そしてけいてぃーさんと同じく薬膳フードセラピーに使う薬膳素材の安全性にも気を遣う生徒さんたちが多いので、ナチュラル薬膳生活の基準でよいと思う製造メーカーさんについては積極的にご紹介しています。

 

例えばとうもろこしの収穫期でないときに使っている「フルーツバスケット」のコーン缶もそのひとつ。

 

このコーン缶については、『ナチュラル薬膳生活入門編』「調理4レッスン」137ページや以下の動画でもご紹介していますが、えいみー先生も安全な材料で料理教室を運営しているのでご紹介したら大変興味を持っていらっしゃいました。

 

 

コーン缶ひとつとっても近隣のスーパーで見かける商品にはことごとく人工化学添加物が入っていているのでげんなり。最低保存のための「塩」が入っていれば十分なのに。。。

 

ですから、なるべく人工化学添加物が入っていない「自然派食材」の考え方や見分け方についても『ナチュラル薬膳生活入門編』の調理1レッスンでは生徒さん達にお伝えしています。

 

そして午後はガッツリ中医学理論のキモ、弁証論治(べんしょうろんち)という理論体系を伝授致しました。

 

中医薬膳学は中国伝統医学(中医学)の理論を使って食事で体調不良を予防治療するフードセラピーなので、中医学理論が分からないと薬膳レシピを組み立てることができません。

 

弁証論治は整体観念に並ぶ中医学理論の二大特色のひとつなので、この理論体系を理解して薬膳を処方しないと薬膳の本来の目的に合う薬膳レシピにならないことさえあります。

 

今日の薬膳レッスンでは午前中の長夏の季節薬膳を思い起こしてもらいながら、既に「理論レッスン2」で履修を終えた陰陽学説と、なぜ中医営養学的に薬膳素材の働きを知る必要があるのか補足しながら、弁証論治の考え方を徹底的に解説しました。

 

弁証論治は、不調の症状を分析して、どんな不調のタイプか見極めて、そのタイプに合わせてどんなふうに治療するか対策を立てる、中医学独特の一連の診断治療の体系です。

 

 

健やかな日々の営みを続けるためには、食材の性質が陰とか陽とかにこだわるだけではなく、薬膳素材となる食材を食べる人のコンディションがどうなのかを知るのが先です。

 

そしてそのコンディションにベストな薬膳素材を見極めて、変わりゆく大自然の移ろいや年ごとに変化する体質や体調に合わせながら処方を微調整していくのが本来の薬膳フードセラピーです。

 

同じ人でも梅雨どきで身体が浮腫んだりじゅくじゅくの湿疹が出やすいシーズンなら、身体の中の水はけをよくするために水毒をデトックスする「陰」のような引き算するマイナスの処方が合うかもしれません。

 

♣梅雨は万物がしっとりと潤う一方余計な水毒が身体に溜まりやすいシーズン

 

でも同じ人が秋になって大気がカラカラに乾燥してきたら、お肌がカサカサにドライになってきて、保湿クリームを外用するだけでなく食事で内側から潤いを補給する「陽」のような足し算するプラスの処方が合うかもしれません。

 

♣秋は空気がカラっとして爽やかな一方身体の中が渇いて空咳やドライ肌が生じやすいシーズン

 

梅雨と秋という移ろいゆく大自然(大宇宙)のふたつのシーズンを比べてみるだけでも、大自然の中で暮らすわたし達人間の身体は常に大自然の変化に翻弄されることはごく当たり前のこと。

人間は大自然に合わせて生きることで、大宇宙全体の微妙な陰陽バランスの呼吸にそって健やかに過ごすことが出来るのです。

 

やっとこうしたご説明が「ナチュラル薬膳生活専門家養成コース」の【前期】の学び始め以来やっと「腑(ふ)」に落ちたようで、えいみー先生の表情は澄んだ秋の青空のようにとても晴れやかになりました。

 

そこでその後、えいみー先生はけいてぃーさんと一緒に薬膳の魔女に扮して動画インタビューに登場してくださり、感想を薬膳に興味のある未来の生徒さん達に楽しく発信してもらいました。

 

 

けいてぃーさんが一番嬉しかったコメントは、「💡納得!」。

 

えいみー先生は冷え症体質で妊娠しにくい女性たちのために、温活料理教室を開いています。

 

そしてこれからは冷え症に悩む人たちだけでなく、季節の変化で変わりゆく体調や、更年期を迎えて熱の症状を訴える人たちや、生活習慣病やその他もろもろの心や身体の悩みを持つ人たちのためにも幅広いフードセラピーを指導するご予定です。

 

是非、中医学の弁証論治の基本を押さえてより広く多くの方々にえいみー先生のご経験やテイストを活かして「ナチュラル薬膳生活」のエッセンスも取り入れながら、新たな食事療法(フードセラピー)の提案をして頂きたいと思っています。

 

だからけいてぃーさんはえいみー先生の夢を全面サポート。

 

これからも社会の人々を薬膳の先人の智慧でキレイと健康をおすそ分けする人材を育成していきたいと思います。

けいてぃーさんのまいにち薬膳素材

とうもろこし(コーン) 去湿類 平 甘

肝 心 脾 腎 胃 小腸 大腸 膀胱

 利水 清熱 健脾和胃 和中利胆

『ナチュラル薬膳生活入門編』 161ページ参照

『ナチュラル薬膳生活応用編』148ページ参照

薬膳を深めて家庭や仕事で活かしたい方に、中医学理論で組み立てる本格的な薬膳実践コースを開講しています。

【基礎】薬膳実践コースへ入学をご検討の方に、薬膳体験パーソナルレッスンを実施しています。

薬膳ライフコーチ須崎桂子けいてぃーが、心・体・魂が整う薬膳生活メルマガをお届けしています。

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病気の家族や自分に食事療法を出来ず悩んでいたとき、薬膳と出会い、中医学の食事療法を知り学ぶ。しかし健康には食事だけでなく、適度な運動や休養も必要なのに気づく。抽象的な伝統医学に現代の生理学や栄養学を掛け合わせ、ライフスタイル医学の暮らし方「ナチュラル薬膳生活Ⓡ」を考案。2008年にナチュラル薬膳生活文化普及協会を設立して、心・体・魂を整える薬膳フードセラピーの暮らし方を社会に広め続けている。