こんにちは。
ナチュラル薬膳生活文化普及協会理事長、薬膳ライフコーチ須崎桂子けいてぃーです♪
これまで薬剤師、看護師、料理教室の先生、エステティシャン、薬膳の専門家になりたい大人女性のみなさんに、本格的な薬膳コースをオリジナルテキストで十数年教え続けてきた実績を持っています。
先日は、近隣の自然豊かな環境で採れる薬草や自家栽培の農作物を活かして、Natural Cookingの料理教室を20年以上続けているベテランのえいみー先生と楽しくレッスン。
ナチュラル薬膳生活専門家養成コースの第5セッションの集中クラスで、引き続き薬膳フードセラピーの神髄をガッツリお伝えしました。
今回は薬膳フードセラピーの学びをご自身の新たなオリジナルの自然健康食のレッスンに取り入れたいと願っているえいみー先生とのレッスンのひとこま。
自然食のプロに薬膳の智慧を伝える喜び
えいみー先生は生徒さんへの愛情がたっぷりです。
だから、自然食を取り入れた料理のレッスンを生徒さん達の健康管理にもっと活かしてもらいたいという想いに満ちています。
そのためにも、料理教室の仕事に薬膳のエッセンスをどんどん取り入れていきたいという熱意が、レッスンをしながらひしひしと伝わってくるのですよね。
午前中に調理レッスン5、午後に理論レッスン5、お昼休憩のご試食タイムを挟んでの長丁場のレッスンでしたが、今回のセッションでもたくさんご質問を頂きました。
じんわり包み込むような心の温かさを感じるえいみー先生から、自然に囲まれた環境でヘルシーな自然療法のお料理「Natural Cooking」を学んでいる生徒さん達はなんて幸せなんでしょう!
わたくしも将来チャンスがあれば、是非、えいみー先生の栃木のお教室に伺いたいと思っていますもの。
薬膳を学ぶ目的や理由は人さまざまですが、その目的がはっきりしていてすごくやる気のあるインストラクターやセラピスト級の受講生さん達は、躊躇せず疑問をどんどん出してきてくださいます。
えいみー先生はもちろん、健康食や薬膳のお教室を開いてご活躍中の修了生さん達もそうでした。
人生の使命つまりミッションを果たしたいと思って、薬膳に潜んでいる健康への鍵を手に入れたいと熱望していらっしゃるからでしょう。
薬膳にとどまらず人生そのものに対する学習意欲のエネルギーがとても高いのです。
だから、わたくしもご質問を頂くことで、薬膳講師として自分を磨くよい研鑽(けんさん)になるという好循環が生まれています。
「ぼ~っと生きているワケにはいきません。」
先人の食養生の智慧をしっかり学んで、自分や家族のキレイ・健康・シアワセを守りたい・・・から、社会全体の健康を願う方向へ徐々に発展していく方もいらっしゃいます。
こんな素晴らしい願いを持って「ナチュラル薬膳生活」を学びに来てくださった皆さんは、プロ・アマを問わず未来の薬膳のエバンジェリスト(伝道師)です。
だからわたくしもこうした方々のために、もっと分かりやすく楽しく薬膳の神髄とそれを越えたライフスタイル医学の叡智を伝えるにはどうしたらいいか、生涯をかけて研究を続けています。
まとめ 薬膳の智慧を健康の仕事の隠し味に
えいみー先生との出会いはわたくしにとって意味あるライフイベントのひとつ。
それは最初から、
「薬膳を料理教室の主体にするのではなくて、世の中の人々のために、そして未来を背負う子供たちのために、健康な食の仕事に薬膳の知恵をひとつのエッセンスとして活かしたいんです。」と、
はっきり伝えて下さっていたから。
それは薬膳フードセラピーを薬膳だけのためでなく、世の中の人達に未来の健康の種まきをする方法を伝えたい各方面のプロフェッショナルの皆さんにも役立つことを、改めて確信する機会になりました。
生涯を通じて健やかに生きて自分の使命を果たしたい人達の食生活に役立つかたちであれば、薬膳フードセラピーがどんなカタチで食生活に取り入れられてもいいわけですよね。
だから、自分のオリジナルのコンセプトで料理教室を運営している先生達には、薬膳の知恵をお料理の「隠し味に」も独自コンセプト作りにお伝えするのもいいなあと感じるようになりました。
わたくし自身も最初から「ナチュラル薬膳生活®」のコンセプトで、薬膳だけでなく現代生理学やメディカルハーブの要素をカリキュラムに取り入れてレッスンを続けて、食事・運動・休養に支えられたライフスタイル医学の大切さもお伝えしてきました。
それに自分自身が10年くらい中医学から生まれた気功の修行をしていて、まだまだ自然界の気を手技で摂るのは難しいですが、「気(生体エネルギー)」を呼吸法や体操でも活性化させて五臓六腑を元気にする仕組みが心と身体には備わっていることを体感しています。
気功の要素を「隠し味」に、もともと開校したときから気を摂りこみ巡らす「食べる氣功薬膳からスタートアップする」本格派薬膳カリキュラムを組んでいたことに気づいたので、自身の薬膳教室の特色をそう語ることにしました。
「食べる氣功薬膳コーディネーター1Day養成講座」もそんな中から生まれたレッスンです。
考えてみたら、料理教室の先生ばかりでなくボディーワークで人々を健康にする整体師さんやセラピストさんも薬膳を「隠し味」にお仕事に取り入れ始めています。
何と中医学の経絡学説と臓腑学説を融合して「内臓整体」というユニークな手法で心身を整える大阪の整体師さんが、『ナチュラル薬膳生活入門編』 の中の薬膳素材の分類法を活かしてくださっているのです。
わたくしが大阪に出張するたびに立ち寄ることにしているハートフルな整体師の福原真一郎さん。
何とご自身で果実酒を漬けてたしなむのが大好き。おとこ薬膳も作って愛する家族に振舞う本格派です。
もともと中医学に造詣が深く、クライアントさんが食事も整えないと身体が良くならないことに気づいていて、今年の春にお会いする前から「お手軽薬膳」の提案を交えて整体をなさっているとのこと。
忙しい現代人が缶詰やレトルトや茶剤を使って体質や体調の管理を薬膳の理論で出来るように、「貧血ケアにサバ缶のお手軽薬膳」のようなフードセラピーを考案されています。
だから台所の見慣れた普通の食材が、どんな不調の家庭薬膳に適しているのか、中医営養学の分類や薬膳的な効能別に、さっと調べられる『ナチュラル薬膳生活入門編』 が重宝しているのだとか。
こんな風にナチュラル薬膳生活専門家養成コースのレッスンや公式テキストが、自然食や整体のプロフェッショナルさん達にも活用してもらえているのはとても嬉しいこと。
2020年は干支の12年サイクルの新たな幕開けとなる子年。
これからも薬膳の専門家を目指したいプロフェッショナルの皆さんに、ナチュラル薬膳生活をご紹介していきたいと思います。
須崎桂子
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