こんにちは。
ナチュラル薬膳生活文化普及協会理事長、薬膳ライフコーチ須崎桂子けいてぃーです♪
これまで薬剤師、看護師、料理教室の先生、エステティシャン、薬膳の専門家になりたい大人女性のみなさんに、本格的な薬膳コースをオリジナルテキストで十数年教え続けてきた実績を持っています。
薬膳のイメージってイロイロ
年の初めは、これから新しいことに挑戦したい方が多いからでしょうか。
1日教室の薬膳レッスンには、新しい生徒さん達が多いですね^^
初めてさん🔰達に、薬膳や中国伝統医学(中医学)のお話しをさせて頂くと、みんな目を丸くして楽しそうにレクチャーを聞いてくださいます。
そして生徒さん達から、薬膳についてのイロイロなイメージをお伺いすると、けいてぃーも勉強になります。
なぜなら、世の中の皆さんに薬膳についての誤解を少しずつでも解いて頂くのが、薬膳講師としてのミッションのひとつだから。
例えば入門講座にて、お腹に大切な赤ちゃんを宿した生徒さんが、「よもぎご飯」をひとくち召し上がって、「わ~。おいし~♡」
「薬膳って、お寺のお料理みたいなのかと思ってたあ。」と、けいてぃーも初めてお聞きするコメントをくださいました。
「お寺!?」あ~、なるほど。
「お寺のお料理」がイメージということは、お肉やお魚のような動物性たんぱく質の食材を使わない「精進料理」を想像なさっていたのかな?
ですので、「薬膳は菜食主義トカ、そういう『ルール』に合わせるのではなくて、冷え症の体質を改善するトカ目的を持って、『人』に合わせるフードセラピーなのですよ。」ご説明した次第です。
だから、今回も冷え症ケアのテーマにそって、カラダを温める働きがあるとされる鯵(あじ)を、温まる調理法でお料理して、薬膳フードセラピーの例としてご紹介しているわけなのです。
もちろん、鯵に対してアレルギーを起こす体質の方トカ、鯵が嫌いで食べられない方には、その他の身体を温める薬膳素材で冷え症ケアの薬膳を作ります。
でももし、お肉やお魚を食べてはいけないという風習とか信念とかイロイロ、そんなルールを決めたら、「鯵の性質を薬膳作りに活かす。」というせっかくの選択肢が消えてしまうというワケです。
イノチを育むのにも薬膳の知恵
今月の薬膳フードセラピーのテーマは冷え症ケア。
だから、冷えを改善するためにカラダを温めたり、カラダの中に温かさをぐるぐる巡らす薬膳素材を選んでお料理しました。
でも、薬膳の知恵ってそれだけに留まりません。
「お腹に赤ちゃんがいるときに気をつけることって?」
妊娠していらっしゃる生徒さんもいらしたので、イノチを育むときの薬膳フードセラピーについても、ご質問がありました。
一例ですが、唐辛子。ピリ辛の味の性質を活かして身体を温める薬膳素材について、こんなやり取りが^^
「でも、カラダを熱くする働きがある刺激の強いスパイス系の薬膳素材は、お腹の赤ちゃんに影響するといけないから摂り過ぎないように、今回は控えめにしておきましょうね。」
「それにお産が終わって、赤ちゃんにおっぱいをあげるときも、同じように注意してね」
「ママが摂るお食事は母乳の材料にもなります。だから、大熱のスパイスたっぷりのご飯を食べたら、おっぱいがスパイシーになることも。」
「スパイシーなおっぱい・・・、赤ちゃんが飲めなかったというケースも耳にしたことがありますもの。」と、けいてぃーはお答えしました。
みんなで赤ちゃんの健やかな発育を願いながら、楽しく薬膳レッスン、お疲れさまでした。
『ナチュラル薬膳生活入門編』
薬膳素材の分類
温裏類 鯵 p.87 参照
須崎桂子
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