キレイに健やかになる暮らし方~バックナンバー

 

ナチュラル薬膳生活マガジンメイトの皆様:

こんにちは。

ナチュラル薬膳生活の須崎桂子です♪

私たち人間だけでなく鳥さんもインフルエンザのニュースが!

寒くて乾燥した冬の邪気(じゃき)が、そろそろ猛威をふるい始めましたね。

 しかし、皆さんが邪気にマケズ、この年の暮れも元気で過ごされるよう願っております。

「羊肉」で薬膳を作るってハードルが高い?

さて、今月は「羊肉」の薬膳フードセラピーが話題です。

 ちょうど昨日、先月最後の薬膳レッスンでは、寒い冬にカラダを滋養する「羊肉のドライカレー」が大好評でした。

♣カゼ予防の薬膳「羊肉のドライカレー」調理実習のご試食テーブル

「羊肉が近くのスーパーで手に入りやすくなったけど、いつも家族の大好きな焼肉でばっかり食べてた・・・」 

「羊肉ってスーパーで見てもどうやって料理していいか分かんなくて、買ったコトなかった・・・」

 「羊肉って触ったこともなかった・・・」

 「羊肉のお料理って、そんなに臭くない・・・」

 ご試食の薬膳テーブルからは、生徒さん達のこんな声が聞こえて来て、薬膳講師はにんまり。

生徒さん達のお皿は全員からっぽ。 嬉しそうに完食して頂くたびに、充実感に満たされます。

 羊のお肉はお腹から下を温めつつ滋養を高めるので、中国の特に寒い地域では冬の食養生に大活躍する薬膳素材です。 

最近は近隣のスーパーマーケットでも、羊肉が手に入るようになりました。

 そこでレッスンでは、日本の家庭料理に合うようにアレンジして、冬の邪気に負けない羊肉の薬膳をご紹介しました。 

生徒さんからは、おうちで羊肉料理は作ったことがないし、今まではハードルが高かったというお声がありましたので、カンタンおいしい「羊肉のピリ辛チンジャオロースー風」を皆さんにもご紹介させて頂きます。 

羊肉について、もし同じように感じていらっしゃいましたら、どうぞ参考にしてみてくださいね。

「羊肉のピリ辛チンジャオロースー風」 レシピと補足ポイント

【薬膳レシピ】羊肉のピリ辛チンジャオロースー風

【テーマ】冷え症ケア・冬の季節薬膳

【食養生の手法】羊肉で身体を温め冷え症体質改善・冬の寒さからカラダを守る

【材料(4人分)】

◎羊肉の細切り(またはこま切れ) 150
◎日本酒 大1
◎醤油 小1
オリーブオイル 大1
生姜の千切り 10g
ピーマンの千切り 2個分
豆板醤 1ml

 【作り方】

①羊肉を◎で15分マリネする。
②フライパンにオリーブオイルと生姜を入れて加熱し、羊肉を加えて強火で炒める。
③羊肉の色が変わったらピーマンを加えて、さっと加熱する。
④仕上げに豆板醤を加えて手早く混ぜる。

 【補足ポイント】

①羊肉のお料理は身体の内側から滋養しておいて、免疫力を高め、カゼをひいたり、老化が進みすぎたりしないようにケアする冬の食養生に向いています。 

②万が一カゼやインフルエンザに罹って発熱の症状が出てしまっている状態のとき、羊肉は身体を熱くして症状を悪化させるので向きません。

③ 冬の寒さで起こりやすい不調の予防や、熱病の症状が落ち着いて病後の回復期に食するなど、羊肉は体調や季節のコンディションに合わせてお楽しみください。

 薬膳の考え方を参考に、厳しい冬の寒さにマケズ年末年始も健やかにお過ごしくだされば幸いです。よろしければどうぞご活用ください^^ 

薬膳づくりのツボって?

こんな風に、薬膳は伝統医学を取り入れた食事療法です。 ですから、薬膳づくりにはおいしさだけでなく、必ず目的に合わせて食材や調理法を決めていきます。

 ・・・ということは、薬膳レシピはあくまでも参考。

 薬膳づくりのツボは、目的に合ったレシピの組み立て理由、食材の働き、そして調理法です。 

これを知って使いこなせば、自分や家族にぴったりな薬膳レシピにさっとアレンジできるようになります。 

薬膳の考え方を参考に、秋から冬の天候変化にマケズ健やかにお過ごしくだされば幸いです。

 

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病気の家族や自分に食事療法を出来ず悩んでいたとき、薬膳と出会い、中医学の食事療法を知り学ぶ。しかし健康には食事だけでなく、適度な運動や休養も必要なのに気づく。抽象的な伝統医学に現代の生理学や栄養学を掛け合わせ、ライフスタイル医学の暮らし方「ナチュラル薬膳生活Ⓡ」を考案。2008年にナチュラル薬膳生活文化普及協会を設立して、心・体・魂を整える薬膳フードセラピーの暮らし方を社会に広め続けている。