キレイに健やかになる暮らし方~バックナンバー

 

♣薬膳・ハーブの専門書が充実した柏本校サロンの図書スペース

ナチュラル薬膳生活マガジンメイトの皆様:

こんにちは。

ナチュラル薬膳生活クリエイター・薬膳ライフコーチ須崎桂子です。

「※2019年2月3日加筆挿入(始め)・・・

先日小学生のお子さんがこのところ、お腹が痛いと「不調」訴えているという方から、家庭薬膳のご相談がありました。

医療従事者に診て頂いたそうで診断結果を伺いましたが、「不調の原因」は、どうやら食べすぎ(?)によるお詰まりで、腹脹(ふくちょう)になっているのではないかと判断しました。

食べ盛りだからなのでしょう。
たくさん召し上がるそうなのですが、お通じはきちんとあるとのこと。・・・と言うことは、収支決算が合っていないということが考えられます。
入ってきた分、出て行ってもらわないと、お詰まりになって苦しい(>_<)


もし中医診断学的に診てお詰まりのタイプ「証(しょう)」が、


💡熱性便秘(腸管の内部が熱くて乾燥している。)

💡気滞便秘(大腸の気の流れが滞っている。痛む箇所があちこち移動します。)

💡ファイバー不足便秘(食物繊維が足りず大腸が十分に蠕動運動しない。)

 

のいずれかに該当する場合、このバックナンバーの「薬膳処方」「こんにゃくのレモン味噌だれ」が不調の改善に役立つかもしれません。

 

♣こんにゃくのレモン味噌だれ

 

ご参考になれば幸いです。どうぞお大切に。

 

ナチュラル薬膳生活クリエイター・薬膳ライフコーチ須崎桂子より

 

・・・2019年2月3日加筆挿入(終わり)」

 

 ハロウィン前に毎年恒例(バックナンバーなので、2016年11月のオハナシ)、香港ツアーに出かけて参りました。

 

亜熱帯から戻ると、晩秋の日本は乾燥して肌寒く感じますね。 

 

そろそろ、秋の乾邪(そうじゃ)や冬のような寒邪(かんじゃ)が襲ってくるようになりました。

 

 しかし、皆さんが邪気にマケズ、今日も健やかにお過ごしであるよう願っております。

 

 ナチュラル薬膳生活を愛する皆様が、こうした邪気に負けないよう、冬の恒例「12月23日(祝)クリスマス薬膳ランチ会レッスン」のために薬膳素材を(バックナンバーなので、2016年11月のオハナシ)、香港でたっぷり選びました。 

 

「こんにゃく」で薬膳を作るって?

 

さて、今月は(バックナンバーなので、2016年11月のオハナシ)「こんにゃく」の薬膳フードセラピーが話題です。 

 

寒さに負けない滋養の薬膳フードセラピーをご紹介すべきなのでしょうが、香港美食にてお腹がちょっと重い感じ。。。 

 

ここ数日はカラダのおそうじ薬膳にいそしんでおりました。 

 

その中から結構即効性アリ!「こんにゃくのレモン味噌だれ」をご紹介致します。

 

 こんにゃくは薬膳素材としては、「魔芋」とも呼ばれ腸管に溜まって熱を持った老廃物を冷まし解毒する薬膳素材です。 

 

さらにこの薬膳レシピでは芳香性のレモンを使って大腸の内部の気を巡らせます。

 

 ですから、ストレスや体質が原因で腸管がきゅっと緊張して、蠕動運動がうまくいかないお詰まりにも応用が利きます。

 

 おかげさまでお腹周りは平常どおりに戻り、元気に薬膳のお仕事を再開致しております。 

 

同じようなお悩みをお持ちのオトナ女子の方も是非、参考にしてみてくださいね。

 

「こんにゃくのレモン味噌だれ」 レシピと補足ポイント

【薬膳レシピ】こんにゃくのレモン味噌だれ

【テーマ】お通じを促す薬膳フードセラピー

【食養生の手法】腸管の熱を冷まし大腸の気を巡らせる

【材料(4人分)】

こんにゃく 400g
◎八丁味噌 大1
◎日本酒 大1
◎甜菜糖 小2
◎水 大1
レモン汁 大1
レモンの皮の千切り 少々

 【作り方】

①こんにゃくを短冊切りにして、中心に縦長の切り目を入れる。
②短冊の短い辺を切り目に入れてくぐらせ、ねじり短冊にする。
③分量外の水とともに厚手鍋に入れ、加熱して15分程度茹で、あく抜きする。
④ざるに上げて湯を切り、鍋で15分くらい弱火から中火で乾煎り(からいり)し続ける。こんにゃくの水分が十分に飛ぶと、「きゅうきゅ~う、ぶりぶり♪」っと音がして来る。(写真には別レシピで使用するための、ちぎったこんにゃくが混在。)
⑤こんにゃくを器に盛る。
⑥◎を小鍋に入れゆるく加熱してアルコールを飛ばす。
⑦粗熱がとれたらレモンのしぼり汁を加えて、レモン味噌だれに仕上げる。
⑧こんにゃくのうえにレモン味噌だれをかけ、レモン皮の千切りを散らして供する。

 【補足ポイント】

①冷え症さんでこんにゃくの冷やす作用が気になる場合は、温かく供したものを頂きましょう。 

②味噌だれに温める生姜汁をちょっと加えるなどアレンジしてもなさるとよいでしょう。 

③味噌だれの甘みづけには、腸内の善玉菌のエサになるオリゴ糖いりの甜菜糖を使いました。もし、お通じをつるりと滑らかにする働きを得たい場合は、蜂蜜に変えてみてください。

 ④レモンはあまり酸っぱくない品種を使ったのでレモン汁大匙1にしましたが、お好みで分量は調節してください。

 ⑤柚子やすだちなど日本を代表する秋冬の柑橘類に変えても大腸の気を巡らすおいしい和食薬膳に仕上がります。

 

薬膳づくりのツボって?

 

こんな風に、薬膳は伝統医学を取り入れた食事療法です。 ですから、薬膳づくりにはおいしさだけでなく、必ず目的に合わせて食材や調理法を決めていきます。

 

 ・・・ということは、薬膳レシピはあくまでも参考。

 

 薬膳づくりのツボは、目的に合ったレシピの組み立て理由、食材の働き、そして調理法です。 

 

これを知って使いこなせば、自分や家族にぴったりな薬膳レシピにさっとアレンジできるようになります。 

 

薬膳の考え方を参考に、秋から冬の天候変化にマケズ健やかにお過ごしくだされば幸いです。

 

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病気の家族や自分に食事療法を出来ず悩んでいたとき、薬膳と出会い、中医学の食事療法を知り学ぶ。しかし健康には食事だけでなく、適度な運動や休養も必要なのに気づく。抽象的な伝統医学に現代の生理学や栄養学を掛け合わせ、ライフスタイル医学の暮らし方「ナチュラル薬膳生活Ⓡ」を考案。2008年にナチュラル薬膳生活文化普及協会を設立して、心・体・魂を整える薬膳フードセラピーの暮らし方を社会に広め続けている。