こんにちは。

ナチュラル薬膳生活文化普及協会理事長、薬膳ライフコーチ須崎桂子けいてぃーです♪

 

これまで薬剤師、看護師、料理教室の先生、エステティシャン、薬膳の専門家になりたい大人女性のみなさんに、本格的な薬膳コースをオリジナルテキストで十数年教え続けてきた実績を持っています。

 

ハーブ薬膳茶と須崎桂子

 

昨年末の大掃除とともに体の大掃除もした腸活薬膳について、春菊、ごま油、牡蠣のゴールデントリオをご紹介ところなかなか好評でした。

 

【お通じを良くする腸活薬膳】お通じがよくなる食べ物。春菊・ごま油・牡蠣

 

今日も極上の無糖ピーナッツペーストと濃い豆乳を使って、腸活にも貧血改善にもよいピーナッツ薬膳ドレッシングで腸活の「賢女の食卓」を作ってみたらなかなかよい仕上がり。

 

やっぱり、添加物が入っていない純正の加工食品で腸活の薬膳調味料を作ると、自然の甘味を感じるナチュラルテイストで最高のお味です。

 

ピーナッツペーストの成分表示

 

賢女の食卓は第2の人生を健やかに暮らす女性達が、先人の知恵を賢く使ってしつらえた薬膳フードセラピーのこと。

 

ちょうど彩りのよい紅くるり大根が手元にあったからサラダ仕立てで、腸活のピーナッツドレッシングとともに、お料理カメラ撮影の練習がてら、たくさん写真を撮りました。

 

ピーナッツ薬膳ドレッシングかけるところ

 

腸活のピーナッツドレッシングはかんたんでとっても美味。

 

しかも、女性によく見られる「お通じのトラブル」や「貧血」の改善に役立つので一石二鳥!

 

わたくしのように第2の人生をがんばっている女性たちから、お通じや貧血のお悩みを伺うことが多いので、腸活で便秘解消と貧血ケア、2つの視点でピーナッツドレッシングのお話しをご紹介します。

 

中医学の「異病同治」の考え方で便秘と貧血~2つの不調に役立つ腸活のピーナッツ薬膳ドレッシング

 

薬膳レシピの組み立て理論はもともと中国伝統医学(中医学)からきているのですが、その中医学の中に「異病同治」の考え方があります。

 

「異病同治」はひとつの同一の処方で、異なるさまざまな不調も治せてしまう場合があるという考え方です。

 

「異病」は異なる不調、「同治」は同じ治療法を意味します。

 

今回作ってみた腸活のピーナッツドレッシングは、これひとつでお通じ改善の薬膳にもなるし、貧血ケアの薬膳にもなる優れモノ。

 

だから異病同治で便秘と貧血のふたつの不調に対して、ピーナッツ薬膳ドレッシングというひとつのレシピで、一石二鳥の効果が得られるとってもおトクな腸活の薬膳調味料なのです。

 

しかも今回は、抗酸化作用が期待できる紅い植物色素成分ポリフェノールたっぷりの紅くるり大根のサラダにかけたので、腸活や貧血ケアに加えて老化防止にも役立つ食べ方をしました。

 

紅くるり大根のサラダ

 

ポリフェノールは赤ワインにも含まれているので有名ですが、血管壁を活性酸素から守るので、腸活のほか循環器系の病気予防によく使われますよね。

 

赤ワインを注いでいるところ

 

だから、ピーナッツドレッシングをどんな薬膳食材に使うかによって、腸活の賢女の食卓は薬膳効果を一石二鳥にも、三鳥にも、四鳥にもできるのです。

 

ピーナッツ薬膳ドレッシングが「お通じ」も「貧血」も改善に役立つのはなぜ?

 

ピーナッツ薬膳ドレッシングがお通じを改善するわけ

 

ピーナッツは腸活によい食物繊維が豊富なうえ、オレイン酸やリノール酸といった植物油を含んでいるので、腸管から老廃物を取り除く腸活に役立ちます。

 

ですからお通じ改善、腸活に一役買うんですね。

 

食物繊維は腸管に溜まったいらないモノを一緒にからめて体の外に追い出す腸活の味方。

 

健やかな大腸

 

その際、大腸の中がしっとり潤っていると老廃物がスムーズに外に出ていきますが、乾燥しているとコロコロに固くなってなかなか外に出ていかず腸活できません。

 

お詰まり大腸

 

ピーナッツには腸管を潤すのに役立つ植物油が入っているので、するりといらないモノを大腸のぜんどう運動とともに外に滑り出させるので腸活にうれしい改善に役立つのです。

 

個人的な考えなのですが、腸活のお通じ改善には炒ったピーナッツをポリポリ食べるより、新物の落花生を茹でて薄皮ごと食べたり、ピーナッツペーストに加工したものを今回のドレッシングのように滑らかに加工して食べたりしたほうが、消化吸収や腸活を助けるように感じています。

 

ピーナッツペースト

 

ですから、腸活のお通じ改善にピーナッツを使うときは、今回のようにペースト状に加工した食品をお料理に愛用しています

 

ピーナッツ薬膳ドレッシングが貧血を改善するわけ

 

そして薬膳素材としてピーナッツをとらえるとみると、ピーナッツつまり落花生は血(けつ)、現代医学でいう血液を補給する、「補血類」です。

 

赤血球

 

中医学の先人たちはピーナッツが血液を満たすのに役立つのを経験則で知っていたのですね。

 

現代栄養学的にみても鉄分などのミネラルを含んでいますから、現在では薬膳の考え方が理に適っていたことが科学的に分かっているのです。

 

しかもピーナッツはビタミンEが豊富で血管の細胞がさびるのを防ぐ抗酸化の働きがあり、血管を拡張させて血行をよくするので、満たした血液を全身隈なく巡らせるのにとても役立ちます。

 

先程お話ししたとおり、腸活のピーナッツドレッシングはポリフェノールが豊富で抗酸化力のある紅くるり大根のサラダにかけて食べましたから、老化を防止するチカラが倍増の食事になりました。

 

紅くるり大根
♣紅くるり大根

 

つまり、細胞を守ってエイジングを緩やかにする老化防止の相乗効果も得られたことになりますね。

 

腸活のピーナッツ薬膳ドレッシング かんたんレシピ

 

こんな嬉しい腸活のお通じ改善と貧血改善の効果が期待できる腸活のピーナッツドレッシングには、潤い効果を増すためにとろっとした上質な豆乳を使いました。

 

絶品豆乳

 

今回使ったのは、とても濃厚な絶品豆乳です。

 

豆乳でピーナッツペーストをのばすことで程よい滑らかなソース状になりました。

 

豆乳には腸内の善玉菌のエサなるオリゴ糖が含まれているので、腸活ピーナッツドレッシングのお通じ改善効果を助けるのにも役立ちます。

 

腸活レシピはかんたんに作れるのでお通じや貧血の予防や改善によかったら活用してくださいね。

 

腸活ピーナッツ薬膳ドレッシング

 

材料(1人分)

A: 純正ピーナッツペースト 大1

  湯 大1

日本酒 大1

粗糖 小1

薄口しょうゆ 小1/2

豆乳大2

 

作り方

①Aをソースパンに入れてよく混ぜて溶かす。

②日本酒、粗糖を加えて混ぜながら弱火で加熱する。

③全体がなめらかに混ざったら薄口しょうゆと豆乳を加えて混ぜ火をとめる。

④器に移してサラダのドレッシングや肉料理のソースなどに使う。

 

【お通じを良くする腸活薬膳】ピーナッツ&豆乳~お通じと貧血がよくなる薬膳ドレッシングで賢女の食卓づくり まとめ

 

ピーナッツも豆乳も身近な薬膳食材ですが、魔法の理論でこんな風に組み合わせると、ご家庭の食事が賢女の食卓に変わります!

 

腸活ピーナッツドレッシングは、食物繊維で老廃物を絡め取り、腸管を潤してお通じをうながすピーナッツと、腸内の善玉菌のエサになるオリゴ糖を補給する豆乳を組み合わせた手軽なフードセラピー。

 

ピーナッツには血を補給するので、貧血を改善する薬膳としても楽しめますし、抗酸化力のあるビタミンEが豊富なのでアンチエイジングのはたらきも期待できる点をご紹介しました。

 

ピーナッツ薬膳ドレッシングかけた紅くるり大根のサラダ

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病気の家族や自分に食事療法を出来ず悩んでいたとき、薬膳と出会い、中医学の食事療法を知り学ぶ。しかし健康には食事だけでなく、適度な運動や休養も必要なのに気づく。抽象的な伝統医学に現代の生理学や栄養学を掛け合わせ、ライフスタイル医学の暮らし方「ナチュラル薬膳生活Ⓡ」を考案。2008年にナチュラル薬膳生活文化普及協会を設立して、心・体・魂を整える薬膳フードセラピーの暮らし方を社会に広め続けている。