こんにちは。
ナチュラル薬膳生活文化普及協会理事長、薬膳ライフコーチ須崎桂子けいてぃーです♪
これまで薬剤師、看護師、料理教室の先生、エステティシャン、薬膳の専門家になりたい大人女性のみなさんに、本格的な薬膳コースをオリジナルテキストで十数年教え続けてきた実績を持っています。
方剤は中薬の組み合わせ
方剤は、中薬(ちゅうやく)を複数組み合わせたブレンドの処方薬のことです。
中薬というのは、日本漢方でいう「生薬(しょうやく)」のこと。
中薬は本場中国の伝統医学での呼び方です。
ナチュラル薬膳生活カレッジのコースカリキュラムでは、薬機法に鑑みて生徒さん達にご自身で教材として中薬や方剤を薬局で入手するようにして頂いています。
当校には《薬膳の専門家》を養成する「ナチュラル薬膳生活専門家養成コース」があります。
そのコースのうち、【前期】薬膳基礎コースでは生姜のようにスーパーでも買えて、中薬と重複する食材の扱い方を薬膳的にご紹介しているのですね。
【後期】薬膳応用コースからは、比較的作用が穏やかな方剤を知って、中薬学の理論を学んで頂いています。
日本では日本薬局方があるので、薬膳を学んでも中薬や方剤に実際に触れる機会はほとんどありません。
そんな中でも、生徒さまご自身が興味があれば自分で薬局で作用の穏やかな中薬や方剤を選べるように、工夫を重ねてきました。
4人の王子さま達との出会える本格薬膳レッスン♡
先日の【後期】薬膳応用コースの薬膳レシピ開発レッスンでは、ベーシックな「四君子湯(しくんしとう)」をご自身で煎じて頂き、気(き・生体エネルギー)をチャージする基本のやり方をお伝えしました。
気が足りない「気虚証(ききょしょう)」という不調のタイプに処方する方剤です。
ベーシックな組み合わせだし、ネーミングが分かりやすい組み合わせなので、【後期】調理理論の最初にご紹介しています。
四君子湯に含まれるのは、「紅参」(こうじん)・「白朮」(びゃくじゅつ)・「茯苓」(ぶくりょう)・「炙甘草」(しゃかんぞう)。
四種類の君子(プリンス!)が助け合って体に気を補給するという組み合わせなのです。
まとめ 【後期】薬膳応用コースで学べる6種類の方剤の理論
家庭薬膳ではわざわざ方剤を入れなくても、身近な食材を使って目的に合わせて薬膳を作れます。
しかしその一方で、《薬膳の専門家》を志望する薬剤師や、将来薬膳を教えたい方の中には、薬膳テキストに載っている中薬や方剤がどんなものか見たいという場合が少なくありません。
そこでご自身で教材として薬局から直接ご購入頂くかたちで【後期】では6種類の方剤の理論をご紹介しています。
日本薬局方で生薬に分類されている中薬の薬膳への使用は、個人の判断で行って頂かざるを得ないからです。
【前期】薬膳基礎コースでは、中薬ではなく食品の呼称で使えてスーパーでも買える棗(なつめ)のような食材を取り入れてご紹介しています。
でも、【後期】薬膳応用コースに進まれた方には、実際に中薬や方剤を見たり嗅いだりして経験を積めるよう工夫しています。
《薬膳の専門家》として将来社会活動を始めるときに、自信を持って取り組めるからです。
本物の中薬や方剤を常時扱っている日本漢方の専門店は、当校でご紹介しています。
漢方薬局といってもいろいろな営業形態があり、漢方エキス剤だけでなく煎じ液をとれる中薬や方剤を置いているところは多くはありません。
あくまでご自身の判断によりますが、ご自身の判断で本格的な薬膳づくりに必要な中薬や方剤を手に入れて薬膳を作ることは可能です。
『ナチュラル薬膳生活入門編』
薬膳素材の分類
補気類 人参(朝鮮人参) p.116 参照
須崎桂子
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