こんにちは。

ナチュラル薬膳生活文化普及協会理事長、薬膳ライフコーチ須崎桂子けいてぃーです♪

 

これまで薬剤師、看護師、料理教室の先生、エステティシャン、薬膳の専門家になりたい大人女性のみなさんに、本格的な薬膳コースをオリジナルテキストで十数年教え続けてきた実績を持っています。

 

ハーブ薬膳茶と須崎桂子

山楂子~香港研修ツアー薬膳素材ショッピングリストから

 

毎秋恒例の香港ツアー!カウントダウンに入りましたので、薬膳素材えらびの話題をシリーズでお届けしています。♪

 

今日は山楂子(さんざし)をご紹介します。詳しくは『ナチュラル薬膳生活入門編』の薬膳素材の分類・消食類・201ページもご参照を。

 

♣血の巡りをよくする甘酸っぱい山楂子黒糖茶。

 

香港で買える薬膳素材どんなふうに家庭料理にしているのか、出発までにご紹介しています。

 

一緒に行く生徒さん達が、「どの薬膳素材を買おうか、買ったらどう家庭薬膳に使おうか」、滞在中に買いそびれないように、そして、買ったモノを帰国後に無駄にせず、ぱっとお料理できるようにするため

強い酸味が特徴の山楂子

 

山楂子は日本でも植え込みで育てられていたりするので、見かけたことがある人がいるかもしれません。

 

秋になるとこんな姫りんごのような実をつけます。

 

香港ではこの実をスライスして乾燥させた山楂子が、手軽に手に入ります。

 

♣中国の薬膳の先生から頂いた山楂子の果実です

 

山楂子はすっごく酸っぱいので中国ではりんご飴みたいに、串刺しにして飴がけしたお菓子が昔は食べられていたようです。

 

日本でもデパートのドライフルーツやナッツの移動店舗で、山楂子をお砂糖と練って拍子木のカタチの小さな棒状に切って加工した中華菓子たまに売られています。

 

ですから、日本でも棒のお菓子のサンザシを見かけたことがある人がいらっしゃるかもしれませんが、もとはこんな風な果実です。

 

薬膳素材としては、山楂子の酸味を消化を助けるのに使います。酸味で胃をきゅっと刺激して動かす「健胃」作用が期待できるのが、その理由です。

 

♣丸鶏の煮込みに山楂子の煎じ液を加えて。

 

こってりした脂肪分の多いお肉を煮るときに、山楂子を入れると柔らかくなるし、消化を助けてもたれないので便利です。

 

こうした理由で、冬の薬膳会でご紹介する丸鶏の熟地黄煮込みにも、山楂子の煎じ液を隠し味に加えようかと思っているんですよ。

 

♣山楂子茶に黒砂糖を入れているトコロ。

 

山楂子には、血脈を温めて血流をよくする働きがあるので、身体を温める働きのある黒砂糖と一緒に、冬の甘酸っぱい薬膳茶に淹れるのもおススメ。

 

一生楽しみたい!家庭薬膳フードセラピー

 

わたくしは「けいてぃーおばあちゃん」になったって、キッチンにしっかり立ってお料理を作れる限り、みんなで家庭薬膳を楽しみたいと思っています^^

 

でも、「ピンピンコロリ」でない限り、イノチが消える間際まで、家庭薬膳作りを延々と続けるのはムリ。

 

ですから、キレイと健康を守る「ナチュラル薬膳生活」イコール「けいてぃーおばあちゃんの知恵」を、次の世代へ広くお伝えしているというわけです。

 

♣薬膳チックな香港スイーツ亀ゼリーも食べに行きましょう!

 

けいてぃーと香港研修ツアーに一緒に行く生徒さん達にも、本場の薬膳素材を「見て」「味わって」「買って」帰国後に薬膳に「作って」、ナチュラル薬膳生活に是非活かして欲しいのです。

 

気軽に薬膳フードセラピーを楽しめる「ナチュラル薬膳生活ハウス」を作るのが将来の夢のひとつ。

 

こんな薬膳ハウスが、街のあちこちにあったらいいな~♪なんて思いつつ未来に向かって今から精進の日々です。

 

『ナチュラル薬膳生活入門編』
薬膳素材の分類 
消食類 山楂子 p.201 
参照

薬膳を深めて家庭や仕事で活かしたい方に、中医学理論で組み立てる本格的な薬膳実践コースを開講しています。

【基礎】薬膳実践コースへ入学をご検討の方に、薬膳体験パーソナルレッスンを実施しています。

薬膳ライフコーチ須崎桂子けいてぃーが、心・体・魂が整う薬膳生活メルマガをお届けしています。

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病気の家族や自分に食事療法を出来ず悩んでいたとき、薬膳と出会い、中医学の食事療法を知り学ぶ。しかし健康には食事だけでなく、適度な運動や休養も必要なのに気づく。抽象的な伝統医学に現代の生理学や栄養学を掛け合わせ、ライフスタイル医学の暮らし方「ナチュラル薬膳生活Ⓡ」を考案。2008年にナチュラル薬膳生活文化普及協会を設立して、心・体・魂を整える薬膳フードセラピーの暮らし方を社会に広め続けている。