ナチュラル薬膳生活文化普及協会理事長、薬膳ライフコーチ須崎桂子けいてぃーです♪

 

これまで薬剤師、看護師、料理教室の先生、エステティシャン、薬膳の専門家になりたい大人女性のみなさんに、本格的な薬膳コースをオリジナルテキストで十数年教え続けてきた実績を持っています。

 

ハーブ薬膳茶と須崎桂子

【ナチュラル薬膳生活マガジン20160501】

キレイに健やかになる暮らし方~バックナンバー

2017年に創設した「ナチュラル薬膳生活マガジン」アーカイブへ、今ごろ慌ててバックナンバーを引き続き収載。

ですので、文頭が季節外れの記事満載でごめんなさい<(_ _)>

でも、ご興味がございましたら、どうぞお楽しみください。

♣薬膳・ハーブの専門書が充実した柏本校サロンの図書スペース

ナチュラル薬膳生活マガジンメイトの皆様:

こんにちは。ゴールデンウイークが始まり、愛するご家族と楽しいひと時を過ごしていらっしゃる方々が多いのではないでしょうか。 

本当は楽しいシーズンなのですが、このところシニアの方から、ご自身や愛するご家族のご病気の予後の食養生について、ご相談を受けることが多くなりました。

西洋近代医学の治療を受けて症状が落ち着いたとしても、その後も人生は続いていきますし、三次予防すなわちリハビリや再発防止が大切です。

お食事は命をつなぐ日々の営みです。 

そこで、家庭料理に先人の知恵を取り入れて、誰でも毎日無理なく薬膳フードセラピーができるよう、ここ最近、ブログやフェイスブックに簡単な家庭薬膳の処方や心身への作用をちょこちょこ載せるようにしています。 

例えば、肝が失調してしまった方には、肝血をチャージしたり肝の働きを整えたりする枸杞の実を使って、日本のシニアの方も美味しく召し上がれる煮魚をご紹介しました。 

♣かれいと黒木耳の枸杞酒煮

【薬膳レシピ】かれいと黒木耳の枸杞酒煮 

【テーマ】肝を守る薬膳フードセラピー

 【食養生の手法】肝血を補って肝の調子を整えます。

 【材料(4人分)】

 A:
生姜薄切り 適宜
水 400ml
枸杞酒 または 日本酒 50ml

下ごしらえした かれい 4切れ
下ごしらえした 黒木耳 15g分
粗糖 大2
醤油 大1
浸水した 枸杞の実 適宜
あさつき 適宜

 【作り方】

①深手のフライパンにAを入れて煮立てます。

②かれいと黒木耳を入れて加熱し、全体に火が通ったら粗糖を加えて落し蓋をします。

③弱火で煮汁をかけながら15分程度煮て醤油を加えます。

④ほぼ汁気がなくなるまで煮詰め、器に盛り枸杞の実とあさつきをあしらいます。 

枸杞の実は日本のスーパーマーケットでも、中華食材コーナーなどで比較的見つけやすい薬膳素材になりました。

眼精疲労や更年期症状の緩和も期待できますので、ナチュラル薬膳生活に是非お役立てください。 (了)


『ナチュラル薬膳生活入門編』
薬膳素材の分類 各論 補陰類
枸杞の実 p.119 参照 

薬膳を深めて家庭や仕事で活かしたい方に、中医学理論で組み立てる本格的な薬膳実践コースを開講しています。

【基礎】薬膳実践コースへ入学をご検討の方に、薬膳体験パーソナルレッスンを実施しています。

薬膳ライフコーチ須崎桂子けいてぃーが、心・体・魂が整う薬膳生活メルマガをお届けしています。

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病気の家族や自分に食事療法を出来ず悩んでいたとき、薬膳と出会い、中医学の食事療法を知り学ぶ。しかし健康には食事だけでなく、適度な運動や休養も必要なのに気づく。抽象的な伝統医学に現代の生理学や栄養学を掛け合わせ、ライフスタイル医学の暮らし方「ナチュラル薬膳生活Ⓡ」を考案。2008年にナチュラル薬膳生活文化普及協会を設立して、心・体・魂を整える薬膳フードセラピーの暮らし方を社会に広め続けている。