ナチュラル薬膳生活文化普及協会理事長、薬膳ライフコーチ須崎桂子けいてぃーです♪

 

これまで薬剤師、看護師、料理教室の先生、エステティシャン、薬膳の専門家になりたい大人女性のみなさんに、本格的な薬膳コースをオリジナルテキストで十数年教え続けてきた実績を持っています。

 

ハーブ薬膳茶と須崎桂子

【ナチュラル薬膳生活マガジン20160901】

キレイに健やかになる暮らし方~バックナンバー

2017年に創設した「ナチュラル薬膳生活マガジン」アーカイブへ、今ごろ慌ててバックナンバーを引き続き収載。

ですので、文頭が季節外れの記事満載でごめんなさい<(_ _)>

でも、ご興味がございましたら、どうぞお楽しみください。

♣薬膳・ハーブの専門書が充実した柏本校サロンの図書スペース

ナチュラル薬膳生活マガジンメイトの皆様:

こんにちは。

 迷走台風(バックナンバーなので、2016年のオハナシ)が薬膳レッスンに影響しないかと、先月末は心配しましたが、無事に終えてほっと一息つきました。 

しかし、台風一過の翌日からは残暑の戻りが強烈で生徒さん達には水出しマテ茶で喉を潤して頂きました。 

マテは、薬膳生活のメディカルハーブのひとつです。ビタミン、ミネラル、植物化学成分が豊富なので、「飲むサラダ」とも呼ばれているほどです。

 汗と一緒にカラダから出てしまったミネラル補給に役立ちますから、皆さんもよろしければコンディションに合わせて活用してみてくださいね。 

但し、マテはカフェインを含むので、カフェインに過敏な方は秋の夜長に「不眠症」なったらタイヘン。

体質に合わない場合は、避けたほうがいいですね。

 ところで、薬膳の世界では「不眠症」のケアといえば心(しん)を滋養して精神に安らぎをもたらす「養心安神(ようしんあんしん)」という働きのある「棗(なつめ)」などの薬膳素材を用います。 

ちょうど先日、友人をアンチエイジングの薬膳「南瓜となつめのメープル煮」でおもてなししたばかりなのですが、不眠症のケアにも役立ちます。

好評でしたので、皆さんにもこちらの薬膳レシピをご紹介しますね。

秋の夜長は、窓の外から響いてくる虫の音を聞きながら読書などを楽しんで、気持ちよくすうっと眠りたいもの。

 食欲の秋を満喫したら、心(しん)を安らかに癒して、極上の秋の夜長をお楽しみください。

♣南瓜と棗のメープル煮

【薬膳レシピ】南瓜となつめのメープル煮

【テーマ】不眠症の薬膳フードセラピー

【食養生の手法】精神に安らぎをもたらすため、心(しん)に血(けつ)をチャージ。

【材料(4人分)】

面取りした南瓜 400g
棗(なつめ) 12個
昆布かつお出汁 100ml
メープルシロップ 小2
薄口醤油 小1
炒った割り胡桃 10g

 【作り方】

①厚手の浅いフライパンに南瓜、棗、昆布かつお出汁、メープルシロップを入れて蓋をかけ、強火で5分加熱する。

②中火に落として10分加熱し、薄口醤油を加えて弱火で煮汁がなくなるまでに含める。

③器に盛り胡桃をあしらう。

 【補足ポイント】

 加熱時間や火加減は調理器具によって異なるので、適宜調節してください。 

②薬膳素材となる甘味の調味料は、浮腫みを助長しないように、メープルシロップを使用しています。体質に応じて薬膳素材を使い分けてください。 

(了)

『ナチュラル薬膳生活入門編』
薬膳素材の分類 各論
補気類 大棗(たいそう・なつめ) p.113 参照

 

薬膳を深めて家庭や仕事で活かしたい方に、中医学理論で組み立てる本格的な薬膳実践コースを開講しています。

【基礎】薬膳実践コースへ入学をご検討の方に、薬膳体験パーソナルレッスンを実施しています。

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病気の家族や自分に食事療法を出来ず悩んでいたとき、薬膳と出会い、中医学の食事療法を知り学ぶ。しかし健康には食事だけでなく、適度な運動や休養も必要なのに気づく。抽象的な伝統医学に現代の生理学や栄養学を掛け合わせ、ライフスタイル医学の暮らし方「ナチュラル薬膳生活Ⓡ」を考案。2008年にナチュラル薬膳生活文化普及協会を設立して、心・体・魂を整える薬膳フードセラピーの暮らし方を社会に広め続けている。