こんにちは。

ナチュラル薬膳生活文化普及協会理事長、薬膳ライフコーチ須崎桂子けいてぃーです♪

 

これまで薬剤師、看護師、料理教室の先生、エステティシャン、薬膳の専門家になりたい大人女性のみなさんに、本格的な薬膳コースをオリジナルテキストで十数年教え続けてきた実績を持っています。

 

ハーブ薬膳茶と須崎桂子

 

大和市でアジアの粉モノを楽しむ アジアンヌードルとスイーツ教室「Ys Table]を主宰しているYohko Ohkimoto先生から頂いた「料理リレー」のバトンで、コロナストレスケアにも役立つ薬膳「柑橘風味の米粉肉そぼろ」のレシピをご紹介することにした話題です。

 

「料理リレー」とは「Stay Home」の一環で料理研究家の脇雅世さんが発起人となり、料理家・料理人の繋がりで、日々のレシピをリレー形式でSNSで紹介するというものです。

 

脇先生からのメッセージは、バトンをつないでいる多くの料理に関わる仕事をしているプロフェッショナルの方々に引き継がれ、今、SNSを通じてネット上は多くのご家庭の食卓を幸せにするレシピに溢れています。

 

脇先生のメッセージは末尾に記載していますので、どうぞご参照ください。

 

わたくしは、Yohko先生から頂いたバトンを、みかん農家「ふぁお」さん併設のベーグル工房を営む友人の筒井永英「のりー」さんにお渡しすることにしました。

 

Yohko先生は中国に住んでいたことがあり、中国茶や点心に造詣が深く、今回はこんな素敵な花巻(ふあーじゅん)という中華蒸し饅頭のバトンをくださいました。

 

出典:Yohko Ohkimoto先生の花巻
♣料理リレーでバトンを受けたYohko Ohkimoto先生の花巻

 

のりーさんはパラレルワーカーで、みかん農家をご家族で営みつつ、農家で採れたみかんや地産地消の産物をつかってベーグルを作って販売、ベーグル作りを時どき教える他、本の書評のライター、子育てと公私ともにマルチな活動で活躍している友人です。

 

ふぁくとりーNolleyさんのいちごベーグルとふぁおさんの不知火みかん
♣ふぁくとりーNolleyさんのいちごベーグルとふぁおさんの不知火みかんで朝ごはん

 

そこで、Yohko先生の花巻にはさんで楽しめる薬膳レシピを、取り寄せたばかりののりーさんの不知火みかんで作って、左手でバトンを受け取り、右手でバトンを渡すイメージで、「柑橘風味の米粉肉そぼろ」を作ろうと思い立ちました。

 

「柑橘風味の米粉肉そぼろ」で「花巻」と「不知火」バトンをつなぐ

 

花巻は中国では麺食と呼ばれる粉モノの主食で、中華饅頭の皮だけをふんわり蒸した中身の入っていない蒸しパンのような点心の一種です。

 

わたくしは25年以上前の学生時代、中国の天津に夏の語学研修で留学をしたことがあり、学食で饅頭(まんとう)という中身のない中華蒸しパンを食べたことがあります。

 

それは、Yohko先生のご紹介くださっている花巻のように美しく成型されておらず、こねて発酵させた生地を四角く切ってそのまま蒸したシンプルなかたまりでボソボソ。

 

ですから当時は中身が入っていない中華蒸し饅頭の皮を、どう考えてもおいしいとは思えず、中国の北方の主食にはおいしいイメージがありませんでした。

 

その後香港に住んで飲茶をするようになり、天津時代よりは柔らかいほかほかの饅頭をたまに口にする機会はありました。

 

しかし、中華蒸しパンはどんどん以前よりおいしく進化しているのですね!

 

中華風花結びの「ふわっふわ白雪花巻」でバトンをYohko先生から受け取った時は、以前のボソボソ饅頭(まんとう)の固定観念を払拭する嬉しい驚きでした。

 

Yohko先生からは、お好きな具をはさんで食べてねというメッセージが添えられていました。

 

そこで、わたくしはストレスの多いコロナ巣ごもりのこの時期にふさわしく、美しい花巻にはさめる薬膳おかずを考案しようと思った次第です。

 

ちょうど今は友人ののりーさんが営む天草のみかん農園で不知火みかん(デコポンと同じ品種)が「樹上完熟」という心そそる方法で甘く熟しています。

 

その不知火みかんをどっさり取り寄せたばかりでした。

 

薬膳的にいうと柑橘類の香りには心を癒す働きがあります。

 

そこで不知火みかんの香りでコロナストレスをケア出来て、花巻にはさめて、薬膳レッスンにてサービスレシピでもう一品追加出来て、生徒さんにも調理実習のときにご紹介できて、一石三鳥の薬膳レシピを作ることにしました。

 

それが、新型コロナストレス解消にも役立ち、料理リレーで、花巻(中華蒸しまん)と不知火(みかん)のバトンをつなげる「柑橘風味の米粉肉そぼろ」です。

 

薬膳レッスンの調理実習の際にさくっと目の前でデモンストレーションしながら、動画の撮り方もご紹介しつつ、生徒さんの目の前で作成しました。

 

その様子はこちらの、YouTube動画「やさしい家庭薬膳と中医学のおはなしレッスン」でご紹介しています。

 

♣(注)動画では誤ってのりーさんのみかんをデコポン(ブランド名)と言ってしまっていますが、不知火(品種名)みかんです。

 

画を撮影したときは、取り寄せた天草の不知火(品種名)みかんと、デコポン(商標登録ブランド名)を混同していて、ふぁおさんのデコポンと紹介していますが、正確には不知火です。

 

なぜ「不知火」と呼ぶのかは、「新型コロナストレス解消の薬膳で「デコポン」と「不知火」の違いを知る」をご参照ください。

 

新型コロナストレス解消の薬膳

《柑橘風味の米粉肉そぼろ》(2人分)

 

材料:

牛豚合びき肉 200g

デコポン(または好みの柑橘類) 半分

塩 1ml(1匙)

フェンネルパウダー 1ml(1匙) オプション

米粉 大匙2

ルッコラ(または好みの香味野菜) 適宜

 

作り方:

①ルッコラを3等分に切る。

②デコポンの果皮を4等分のくし形切りにして2cmの千切りにする。

③デコポンの果肉を8等分のくし形に切り5mmのいちょう切りにする。

④フライパンでひき肉を中火で炒めて余計な脂を捨てる。

⑤②と③を加えてさらに炒めて塩とフェンネルパウダーを加える。

④米粉を振り入れて弱火で粉っぽさがなくなるまで炒める。

⑤器に盛りルッコラをあしらって供する。

 

補足ポイント:

①フェンネルパウダーがない場合は使わなくても大丈夫です。

②ルッコラでなくても好みの香りを楽しめる香味野菜があれば、あしらうと芳香でストレスを発散・緩和するのに役立ちます。

③外国の柑橘類で防カビ剤が使われている場合は、果皮を使わないほうがよいでしょう。完全無農薬の柑橘類を探すのは難しいので、気になる場合は果皮を入れなくても結構です。

 

この春は薬膳ライフを取り入れて、新型コロナ巣ごもりのゴールデンウイークの食卓を、家庭薬膳に変える魔法になれば幸いです。

 

▼脇雅世先生からのメッセージです。

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世界中が危機感であふれている毎日です。おうちで過ごす時間が増えた皆さんと 料理でつながることができたらと思い≪料理リレー≫を試みたいと思います。いつもお家にある材料で簡単に作れる一品をリレー形式で紹介します。わざわざ買い物に出なくても済む料理作りのヒントになれば幸いです。料理を生業とする私達から、ご覧いただいた皆さんがハッピーになることを願って

世界中が危機感であふれている毎日です。おうちで過ごす時間が増えた皆さんと 料理でつながることができたらと思い≪料理リレー≫を試みたいと思います。いつもお家にある材料で簡単に作れる一品をリレー形式で紹介します。わざわざ買い物に出なくても済む料理作りのヒントになれば幸いです。

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#おうちで過ごそう

#stayhome

#料理リレー

#cookingrelay

#脇雅世宮川順子うすいはなこ藤田純子寺本りえ子アベクミコ柚木さとみ長尾明子西祐子神田賀子橋本美樹子北岡みつる高見牧子高橋教子林佳代子春原由子YohkoOhkimoto須崎桂子

#薬膳

 

まとめ 

 

「Stay Home」の一環で料理研究家の脇雅世さんが発起人で始まった「料理リレー」に参加させて頂くことになり、薬膳ライフコーチとしてこの時期にふさわしい家庭薬膳として、ストレス解消に役立つみかんの香りを活かした「柑橘風味の米粉肉そぼろ」をご紹介させて頂きました。

 

バトンを受け取った「Ys Table]を主宰しているYohko Ohkimoto先生の「花巻」レシピは2020年4月26日現在フェイスブックに投稿されています。

 

バトンをお渡しするみかん農家「ふぁお」さん併設のベーグル工房を営む友人の筒井永英「のりー」さんの柑橘類は、ネットショップからお取り寄せできます。

 

天草農工房ふぁお・ふぁくとりーNolley

https://fao-agro.stores.jp/

 

 

不知火

 

よろしかったら充実したゴールデンウイークの薬膳ライフにご参照ください。

薬膳を深めて家庭や仕事で活かしたい方に、中医学理論で組み立てる本格的な薬膳実践コースを開講しています。

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病気の家族や自分に食事療法を出来ず悩んでいたとき、薬膳と出会い、中医学の食事療法を知り学ぶ。しかし健康には食事だけでなく、適度な運動や休養も必要なのに気づく。抽象的な伝統医学に現代の生理学や栄養学を掛け合わせ、ライフスタイル医学の暮らし方「ナチュラル薬膳生活Ⓡ」を考案。2008年にナチュラル薬膳生活文化普及協会を設立して、心・体・魂を整える薬膳フードセラピーの暮らし方を社会に広め続けている。