こんにちは。

ナチュラル薬膳生活文化普及協会理事長、薬膳ライフコーチ須崎桂子けいてぃーです♪

 

これまで薬剤師、看護師、料理教室の先生、エステティシャン、薬膳の専門家になりたい大人女性のみなさんに、本格的な薬膳コースをオリジナルテキストで十数年教え続けてきた実績を持っています。

 

ハーブ薬膳茶と須崎桂子

 

わたくしは薬膳を教えながらメディカルハーブの植物化学科を卒業し、以前はハーバルプラクティショナーとして、「ハーバルセラピスト養成コース」でメディカルハーブも教えてきた、中医ハーバルセラピストとしての顏も持っています。

 

メディカルハーブ講義板書

 

だから、わたくしの新型コロナや変異種コロナを予防するライフスタイル医学の暮らし方は、「3密を避ける。」「手指の消毒」「咳エチケット」「おうち巣ごもり」だけではありません。

 

毎冬、新型コロナの世界的な大流行が始まる前から、自分や家族の冬じたくに薬膳とメディカルハーブをダブルで活かして、風邪やインフルエンザを予防する「中医ハーバルライフ」を実践してきました。

 

そのおかげか10年以上前に薬膳教室を開業してから薬膳を教え、薬膳を食べ、メディカルハーブを教え、メディカルハーブを飲んでいるおかげか、インフルエンザにかかったことはありません。

 

そこで今日は、薬膳ライフコーチでもあり、中医ハーバルセラピストでもあるわたくしから、コロナ対策に薬膳とメディカルハーブを掛け合わせた「エキナセアとローズヒップのハーブ薬膳茶」を紹介させていただきます。

 

エキナセア
♣エキナセアの花

 

但し、新型コロナのような感染症を100%防ぐ保証はありませんので、予めご了承のうえお読みくださいね。

 

中医ハーバルセラピストが愛飲しているコロナ感染症予防の「ハーブ薬膳茶」とは?

 

ハーブ薬膳茶」は健康管理を目的に、メディカルハーブや薬膳素材の茶剤を、薬膳のいしずえである中医学理論に基づいてブレンドしたお茶のこと。

 

経絡と中薬

 

中医学の理論では病気を予防したり治療したりするのに、次のような3つの魔法のステップを踏んで対策を立てます。

 

薬膳も漢方薬も鍼灸も、中医学に基づいている自然療法はすべて、この魔法の3ステップを踏んで施術が行われています。

 

中医学理論魔法の3ステップ

 ステップ1       ステップ2         ステップ3

予防したい「病気」 ➡ 不調の「タイプ」を分析 ➡ 分析結果に応じた「対策

 

例)コロナ感染症 ➡ 免疫力が低下しているタイプ ➡ 免疫力を高める対策

 

① ステップ1で、コロナなど予防したい病気や治したい症状を決める。
② ステップ2で、コロナの病気や不調がどんなタイプなのか分析する。
③ ステップ3で、コロナに対して分析したタイプに対しての対策を導き出す。

 

ハーブ薬膳茶は軽い葉っぱやお花の部分を使うことが多いので、熱湯を注いで手軽にさっと淹れられるのが特徴です。

 

メディカルハーブブレンド肉桂など

 

ハーブ薬膳茶は短時間で有効成分を十分に抽出して服用できるから、木の実や根っこを配合した漢方薬の煎じ液と違って、長い時間をかけて煎じる必要がなくとても便利です。

 

コロナ感染症を予防するハーブ薬膳茶「エキナセア&ローズヒップ」

 

もちろんハーブ薬膳茶は、どんな症例にも適しているわけではありません。

 

しかし、世界的に感染が拡大している新型コロナのような感染症を予防する目的に、一定の効果が期待できるコロナ対策のブレンディングがあります。

 

こうした菌やコロナウイルスなどへの感染を防ぐブレンディングテクニックを使って、新型コロナによる発病などを防ぐために淹れるお茶が、「感染症予防のハーブ薬膳茶」です。

 

エキナセア&ローズヒップ

 

エキナセア&ローズヒップ」もコロナのような感染症予防のハーブ薬膳茶のブレンディングのひとつです。

 

ナチュラル薬膳生活では、これまで風邪やインフルエンザにかかるメカニズムをふまえて、薬膳やメディカルハーブや現代生理学を掛け合わせて感染症を予防する方法を生徒さん達にお伝えしてきました。

 

それは先人の知恵と現代科学の研究を使って、万が一、菌や新型コロナのようなウイルスが体に入ってきたとしても、あらかじめ段階で白血球免疫細胞を活性化しておいて、早い段階でコロナのような外敵をやっつける身体の仕組みを活用する方法です。

 

免疫力防衛イメージ

 

中医ハーバルセラピストとして自分自身も、毎年冬のインフルエンザシーズンには、白血球免疫細胞の働きを助けるエキナセアやローズヒップなどのメディカルハーブを、愛飲して元気に過ごしてきました。

 

感染症ばかりは自分がどんなに注意していても、自宅とサロン教室の往復や買い物で外に出ることはあるわけで、市中感染などで菌やコロナウイルスに晒されてしまうことはあるでしょう。

 

これからも自分が感染症にかからないと100%断言はできません。

 

でも、せっかく菌やコロナウイルスによる感染症の予防に役立つハーブ薬膳茶のブレンドなので、より多くの人たちに伝えたいと思いこのブログをしたためています。

 

このブログを書いている2021年1月23日は、今月初旬から来月初旬にかけて都心部で発令されたコロナ第3波による緊急事態宣言の真っただ中です。

 

コロナ感染による重症者が急増している状況に、一般の人たちや営業時間短縮を余儀なくされた飲食店さんたちが神経をすり減らして、ピリピリしている状態が続いています。

 

そしてコロナの感染に極端に委縮している人たちと、正反対に全く気にしない様子の人たちが混在している様子がマスコミが連日報道されています。

 

コロナ感染死者数が40万人を超えるアメリカのような爆発的な状況ではないものの、日本でも医療現場がコロナ感染者受け入れが出来ないほどひっ迫してきました。

 

コロナ感染爆発

 

自分たちも今、自分や家族がもしコロナに感染しても、おそらく自宅療養しか道はありません。

 

コロナで家族との暮らしや薬膳の仕事に影響が及んでしまう状況を想像しただけで、ぞっとしてしまいます。

 

しかしコロナ感染を怖がって精神的に萎えてしまっては、免疫力が下がるのでますます感染症に負けてしまうリスクが高まります。

 

ですから、最悪を想定しつつも「ハーブ薬膳茶」のような中国伝統医学と現代医学を融合した知恵も使いながら最善を尽くして、この状況をみなさんで乗り切っていけたらと思います。

 

コロナ感染予防のゴールデンブレンド「エキナセア&ローズヒップ」その理由

 

メディカルハーブの中には抗菌・抗ウイルスのはたらきを持つ植物がいろいろありますが、ここではコロナ感染予防のゴールデンブレンドとして「エキナセア&ローズヒップ」をご紹介してきました。

 

そのメインの理由は、エキナセアにもローズヒップにも本命の目的である「感染症の予防」に役立つ成分が含まれていることです。

 

そしてサブの理由は、ローズヒップから出てくるかすかなとろみと酸味がおいしいので、薬っぽくい味にならず飲みやすいハーブティーのブレンドだからです。

 

ティータイム

 

エキナセアだけのシングルハーブティーで淹れると、枯れ草っぽい味で個人的にはあまりおいしく感じないんですね。

 

エキナセア&ローズヒップのブレンドについては、昨年の2月、日本ではまだコロナ感染拡大がそれほど深刻になる前に、動画でご紹介をしました。

 

コロナ感染の予防にはお湯を飲むとよいというSNSの情報が流れたころです。

 

それならばお湯を飲むのも良いけれど、「それなら熱湯で出したエキナセアとローズヒップのブレンドのハーブ薬膳茶を飲んだらいいのでは?」というご提案をしています。

 

 

この動画を投稿してから約1年が経って、今ではお湯を飲んでコロナ感染予防になると信じている人は誰もいません。

 

でも熱湯で淹れたエキナセアとローズヒップのお話しは感染症の予防に役立ちますので、ご興味がございましたらどうぞご参照ください。

 

では、エキナセアやローズヒップはどんな植物なのでしょうか。

 

ローズヒップの花
♣ローズヒップの花

 

そして、エキナセアやローズヒップのどんな成分が、菌やコロナウイルスなどの外敵を取り除くのに役立っているのでしょうか。

 

ご参考にやさしくご紹介しますので、新型コロナの感染防止だけでなく、毎年、寒さと乾燥した空気で季節的に流行りやすいカゼやインフルエンザの予防の豆知識にお役立ていただければ幸いです。

免疫細胞を活性化する「エキナセア」

エキナセアはキク科の植物の全草で、もともと北アメリカの先住民のインディアンが伝染病などに使ってきた薬草です。

 

エキナセアは多糖類というとろみ成分や、いろいろな植物化学成分を含んでいるのですが、これらが白血球免疫細胞を刺激して感染症を抑えることが欧米の研究で分かっています。

北アメリカに咲くエキナセア

外敵の侵入を防ぐ「ローズヒップ」

ローズヒップはバラ科の花の偽果で、ビタミンCがとても豊富な植物です。ビタミンCをレモンの40倍も含んでいることもあります。

 

偽果は下のローズヒップの写真を参照してください。偽果は果実のように見えるのですが、ローズヒップの花が落ちた後でがくの部分がふくれて果実のように見える部位のことです。

 

ビタミンCはコラーゲンの生成を助けて細胞壁を丈夫にするので、菌やウイルスなどの外敵が入り込もうとするのを防ぎます

 

また、ビタミンCは免疫細胞のリンパ球が免疫伝達物質のインターフェロンを作るのを助けます。インターフェロンは、ウイルスを除いて増えないようする働きがあります

 

だから、ビタミンCの豊富なローズヒップはカゼやウイルス性の感染症を予防するのに役立つのです。

ローズヒップ

 

なお、エキナセア&ローズヒップのハーブ薬膳茶を活用する際の補足説明があります。

 

エキナセアのように免疫細胞を活性化させる免疫ハーブは使い続けると免疫細胞が慣れてしまって、活性しにくくなるという特徴があります。

 

ですから、エキナセアは3か月くらい使ったらまた3か月くらいはお休みするようなペースで、間をあけて使うのが好ましいとされています。

 

エキナセアはキク科なので、胃のむかつきやめまいなどキク科の植物に対してアレルギー反応が出る人には向きません。

 

それから、ローズヒップに含まれるビタミンCは水溶性なので、お小水とともに体の外に出て行ってしまいます。

ビタミンC

このため、ビタミンCを補給する目的のメディカルハーブを含むハーブ薬膳茶は、一度に大量に飲むのではなく、一日に何回かに分けて飲むとよいでしょう。

 

まとめ 中医ハーバルセラピストが教える!コロナを予防するハーブ薬膳茶-煎じなくていい「エキナセア&ローズヒップ」。

 

今回は中医ハーバルセラピストとしての視座から、ナチュラル薬膳生活の一部として愉しんでいるハーブ薬膳茶のなかには、抗菌・抗ウイルスが期待できる「エキナセア&ローズヒップ」のような配合があることをご紹介しました。

 

メディカルハーブは、西洋の伝統医学と現代の科学を掛け合わせた植物療法です。

 

そのメディカルハーブの中には、中医学の方法論で薬膳フードセラピーをするときの材料に使える植物が多く含まれます。

 

こうした薬膳素材として便利なメディカルハーブの中から、エキナセアとローズヒップをピックアップして、新型コロナ予防の「ハーブ薬膳茶」として使えることをご紹介しました。

 

第2の人生を輝かせたいみなさんの中には、メディカルハーブも学べる薬膳レッスンに興味を持っている方が少なくありません。

 

メディカルハーブレッスン

 

先日もブログに書きましたが、現役看護師の生徒さんが薬膳素材としてハーブを使っていることをとても評価してくださったからです。

 

【薬膳体験レッスン看護師さんの声】仕事や自分に薬膳を生かしたい医療従事者の薬膳スクールにてアロマやハーブも学べて嬉しい!

 

先人の知恵をさくっと生かして、嗜好品だと思っていたハーブティーを薬膳茶に変身させる魔法が手に入ったらステキだと思いませんか?

 

新型コロナの影響のせいか、第2の人生に前向きなみなさんから、薬膳を仕事にしたいという声が増えています。

 

医療従事者・料理家・セラピストの専門家のみなさんからも、家族の健康管理や仕事に薬膳を生かしたいという声を頂いています。

 

コロナ新時代に、そんな希望や夢をお持ちではないですか。

 

2021年の年明けコロナ第3波の今だからこそ、コロナ後の未来を見据えてキャリアアップやご家庭での健康管理に、感染のリスクゼロのZOOMオンラインで本格的に薬膳を学ぶチャンス到来。

薬膳を深めて家庭や仕事で活かしたい方に、中医学理論で組み立てる本格的な薬膳実践コースを開講しています。

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薬膳ライフコーチ須崎桂子けいてぃーが、心・体・魂が整う薬膳生活メルマガをお届けしています。

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病気の家族や自分に食事療法を出来ず悩んでいたとき、薬膳と出会い、中医学の食事療法を知り学ぶ。しかし健康には食事だけでなく、適度な運動や休養も必要なのに気づく。抽象的な伝統医学に現代の生理学や栄養学を掛け合わせ、ライフスタイル医学の暮らし方「ナチュラル薬膳生活Ⓡ」を考案。2008年にナチュラル薬膳生活文化普及協会を設立して、心・体・魂を整える薬膳フードセラピーの暮らし方を社会に広め続けている。