フツーの家庭料理が「薬膳」に変わる!?けいてぃーさんの魔法♡
ナチュラル薬膳生活シニアインストラクター須崎桂子☆けいてぃーさんです♪
家庭薬膳は、現代西洋医学の治療が効かなくなっても、お食事が摂れる状態である限り、ムリのない範囲でおうちで楽しめる食事療法。
もちろん、ご病気の方もそのご家族も一緒に食卓を囲んでおいしく食べられるのがいいトコロですね。
けいてぃーさんはここ数年、難しいご病気に向き合うご家族のため、薬膳やメディカルハーブを学んで、「食」の面から懸命に家族のQOL(クオリティー・オブ・ライフ)を支え続けている生徒さまを、幾人か見守っています。
「血を補う調理レッスン」~「当帰補血湯の人参グラッセ」・「枸杞の実のシロップ」など
中国伝統医学(中医学)で考えると、難しいご病気には、血にかかわるもの、気にかかわるもの、特定の臓器に関わるものなど、さまざまな種類があります。
家庭薬膳は、病気を直接的にすぐ治すものではなく、健康を損ねてしまったバランスの崩れを、日々の食事で平衡な状態に戻そうとするフードセラピー。
例えば、カラダを滋養したり、外敵からカラダを守ったりする血や気が足りないようであれば、血や気をチャージするお料理の方法を考えます。
こうした失調をケアするとしたら・・・?
枸杞の実を活用して血の失調をケア
そこで、健康な方でもご病気の方でも楽しめる伝統的な薬膳素材の中から、ここ最近は日本のスーパーでも手に入れやすくなった「枸杞子(くこし・枸杞の実のこと)」にスポットを当ててみましょう。
枸杞子は、中医学でいう、血(けつ・カラダを滋養する赤い液体)や精(若々しさのモト)を養います。
だから、血が不足気味の貧血ケアにも、難しい血のご病気の方にも、健康の維持や増進、シニアの緩やかなエイジングにも、お子さんの発育を促すのにもおススメ。
枸杞の実~欧米ではスーパーフードのGoji Berries
数年前から枸杞子(くこし・枸杞の実)は、欧米でもスーパーフードと呼ばれて、ドライフルーツ系のスナックとして食べられるようになりましたよね。
2014年にイギリスにメディカルハーブの研修旅行に行ったときも、現地のハーバリストが枸杞の実をそのまま入れて固めたチョコレートを出してくださって、面食らった覚えがあります。
枸杞の実で作る、Super Energy Snack(エネルギーを「超」補給するおやつ・・・と言ったところでしょうか^^)としてのご紹介でした。
アメリカのスーパーマーケットでも、枸杞の実は、Goji Berries(ゴージーベリーズ)として、スーパーフードコーナーに店頭で山積みで売られています。
でも、枸杞の実は続けてたくさん食べ過ぎると、お腹が緩くなるので、ほどほどの量でお楽しみを^^
枸杞酒(くこしゅ)~日本の家庭薬膳作りに便利な調味料
けいてぃーさんの薬膳キッチンでは、枸杞の実を大量に仕入れてしまったら、ど~んと薬酒を作ります。
料理酒として活用すると、お台所の床下にしまい込んだりせずに、無駄なく使い切れるから。
但し、体質的にアルコールを使うといけない場合は十分に加熱して、アルコールを飛ばして利用してくださいね。
- 保存瓶に材料を入れる。
- 1か月以上漬け込んで濃い琥珀色になったら、飲みもの、お料理、お菓子作りなどに少しずつ使う。
♡健康飲料として少しずつお湯割りや炭酸割りで飲んでも美味です。
♡料理酒として加熱調理でどんどん使うと無駄なく使い切れます。
♡アルコールが体質に合わない場合は、枸杞酒の液体の部分だけを取り出してよく加熱し、アルコールを飛ばして使います。
♣参考文献・データ
『ナチュラル薬膳生活入門編』須崎桂子 ナチュラル薬膳生活文化普及協会
薬膳素材の分類
補陰類 枸杞の実 p.119 活血化瘀類 ホワイトリカー(焼酎) p.167 参照
『Herbal Remedies
枸杞酒を使う薬膳レシピ例~いわしの枸杞酒煮つけ
じゃあ作った枸杞酒はどんな風に薬膳フードセラピーに使うの?
・・・というお声も聞こえてきそうだったので、こんな和食で薬膳はどうでしょう。
いわしの煮つけで♡カンタンおいしいけいてぃーさんの家庭薬膳^^どうぞお楽しみください。
- 深めのフライパンに◎を入れて煮立てる。
- いわしを右がしっぽになるように入れて、粗糖を振りかけ、蓋をかけて弱火で10分煮る。
- 蓋を外して醤油を入れ、煮汁をときどきかけながら、煮汁がほとんどなくなるまで煮つける。
- 紫蘇を敷いていわしを盛り、枸杞の実と生姜をあしらう。
♡いわしは、エネルギー補給や血液サラサラにも役立ちます。
♡煮汁が減って焦げないように時々様子をみながら煮つけましょう。
♡小ぶりで深めのフライパンを使うと作りやすいです。
♣参考文献・データ
『ナチュラル薬膳生活入門編』須崎桂子 ナチュラル薬膳生活文化普及協会
薬膳素材の分類 補気類 いわし p.114 補陰類 枸杞の実 p.119 参照
一生楽しみたい!家庭薬膳フードセラピー
けいてぃーさんは「けいてぃーおばあちゃん」になったって、キッチンにしっかり立ってお料理を作れる限り、みんなで家庭薬膳を楽しみたいと思っています^^
でも、「ピンピンコロリ」でない限り、イノチが消える間際まで、家庭薬膳作りを延々と続けるのはムリ。
ですから、キレイと健康を守る「ナチュラル薬膳生活」イコール「けいてぃーおばあちゃんの知恵」を、次の世代へ広くお伝えしているというわけです。
気軽に薬膳フードセラピーを楽しめる「ナチュラル薬膳生活ハウス」の夢。
街のあちこちにあったらいいな~♪なんて思いつつ未来に向かって今から精進の日々です。
「当帰補血湯の人参グラッセを持つけいてぃーさんです。」
家庭薬膳はキレイと健康を守る日々の営み(^^)/
『ナチュラル薬膳生活入門編』
薬膳素材の分類
補気類 いわし p.114
補陰類 枸杞の実 p.119 参照
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