こんにちは。

ナチュラル薬膳生活文化普及協会理事長、薬膳ライフコーチ須崎桂子けいてぃーです♪

 

これまで薬剤師、看護師、料理教室の先生、エステティシャン、薬膳の専門家になりたい大人女性のみなさんに、本格的な薬膳コースをオリジナルテキストで十数年教え続けてきた実績を持っています。

 

ハーブ薬膳茶と須崎桂子

家庭料理を薬膳に変えるけいてぃー先生の魔法

 

今日の関東地方は久しぶりの猛暑日が戻ってきましたね!

35℃の真夏日になりそうなので、朝から苦瓜と人参のヨーグルト炒めをしっかり摂って、夏バテ予防の薬膳を頂きました。

 

苦瓜と人参のヨーグルト炒め
♣夏バテ予防の薬膳「苦瓜と人参のヨーグルト炒め」

 

仕上げにヨーグルトを大匙3杯加えると、苦味がマイルドになるのがポイントです。

 

これからちょっと遅い実家の父のお盆のお墓参りなので、今からガッツリ体力をつけ、炎天下でも元気にお出かけです。

 

さて、いきなり真夏の話題でしたが、今日のメインテーマは秋や冬のカラダの健康管理に役立つ薬酒やチンキの浸けこみについてご紹介します。

 

チンキって何っ?と思われる方がいらっしゃるかもしれませんが、ここでいうチンキは、赤チンのチンキではありません。

 

英語でいう、tincture(ティンクチャー)のことです。

 

 

チンキはメディカルハーブをアルコールに漬け込んで有効成分を抽出した、家庭で作れる西洋伝統医学のハーブ製剤です。

 

チンキはお料理よりも、うがい薬などに使うことが多く、柏本校サロン教室にもメディカルハーブのチンキを生徒さんが感染症にかからないよう、パウダールームに置いています。

 

先日は特に薬膳に使う薬酒の漬け込み用アルコールについて、生徒さんがお聞きになっていたので、よろしければご参考に分かち合わせて頂きます。

 

ホワイトリカー 薬酒やチンキに使うアルコール選びに

 

先日、薬膳とメディカルハーブを勉強している生徒さんがぽろっとつぶやいていました。

 

「薬酒を浸けようと思うのですが基材に使う手軽なアルコールが分からなくって・・・」

 

以前、お話ししたかと思っていたのですが、結構手軽なのが、ホワイトリカーです。

 

梅の実が熟す頃、今でも日本の家庭では梅酒を作ることが多いですよね。

 

その時によく使われるアルコール35℃のホワイトリカーは、たいていのスーパーマーケットに置いてあるから、手に入れやすいですよ。

 

 

例えば、枸杞酒(くこしゅ)を今から仕込んでおくと、寒さで傷めやすい腎(じん)をいたわるし、アンチエイジングにも女子力アップにもいいので、そろそろ準備しておくといいですね。

 

お湯割りやソーダ割りで飲んでもいいのですが、薬膳作りのお料理酒としてとても重宝しています。

 

 

メディカルハーブのお友達から頂いた、オーガニックのクリスマスリースも、そろそろいい感じのドライになったので、うがい用チンキに浸け込みました。

 

頂いた大切なメディカルハーブは無駄にせず、全部使い切るのがわたくしのポリシーです。

 

どーんとサロン教室のマントルピースの前に置いてあるので、お越しになったら見てみてください。

 

殺菌効果の高い、ローズマリー、タイム、セージの芳香成分がもうかなり抽出されています。

 

カゼやインフルエンザが流行する前に、サロン教室のパウダールームに設置しておきますから、ガラガラうがいに使ってください。

 

チンキに使うアルコール度数は40℃以上のウオッカがお勧めなのですが、薬膳の先生の仕事柄、常備しているホワイトリカーをよく使います。

 

薬酒やチンキに使うアルコールは度数があまり低いと、薬膳素材やメディカルハーツの有効成分が十分に抽出できませんし、腐敗してしまう可能性があるので、注意してください。

 

参考文献

『ナチュラル薬膳生活入門編』
薬膳素材の分類
薬膳素材の分類 補陰類 枸杞の実 p.119 
活血化瘀類 ホワイトリカー(焼酎) p.167

『Herbal Remedies』TINCTURES p.32 参照

薬膳を深めて家庭や仕事で活かしたい方に、中医学理論で組み立てる本格的な薬膳実践コースを開講しています。

【基礎】薬膳実践コースへ入学をご検討の方に、薬膳体験パーソナルレッスンを実施しています。

薬膳ライフコーチ須崎桂子けいてぃーが、心・体・魂が整う薬膳生活メルマガをお届けしています。

The following two tabs change content below.
病気の家族や自分に食事療法を出来ず悩んでいたとき、薬膳と出会い、中医学の食事療法を知り学ぶ。しかし健康には食事だけでなく、適度な運動や休養も必要なのに気づく。抽象的な伝統医学に現代の生理学や栄養学を掛け合わせ、ライフスタイル医学の暮らし方「ナチュラル薬膳生活Ⓡ」を考案。2008年にナチュラル薬膳生活文化普及協会を設立して、心・体・魂を整える薬膳フードセラピーの暮らし方を社会に広め続けている。