ナチュラル薬膳生活文化普及協会理事長、薬膳ライフコーチ須崎桂子けいてぃーです♪
これまで薬剤師、看護師、料理教室の先生、エステティシャン、薬膳の専門家になりたい大人女性のみなさんに、本格的な薬膳コースをオリジナルテキストで十数年教え続けてきた実績を持っています。
薬膳酒 おばあちゃんが作ったビンテージモノの枸杞酒
このところの家庭薬膳クッキングクラスでは、生徒さん達と秋の季節薬膳づくりを愉しんでいます。
そのときに、お水でふやかした枸杞の実を潤いデザートにトッピングしながら、話題が「枸杞酒」に及びました。
なんと生徒さんのおうちに、昔おばあちゃんが作った古~いビンテージモノの枸杞酒があるのだそうです。
どのくらい前かお聞きしたのですが、何10年も前らしいのです。
「古い枸杞酒って価値があるとは思うのですが、どうしたらいいかなと思って・・・。ちょっと薬酒として飲んでみたこともあるけれど、なんだか使いきれない感じ。。。」とのこと。
モッタイナイですね~!
けいてぃー先生は梅酒トカ、朝鮮人参酒トカ、健康のため、ちびちびおちょこで飲む・・・ような養生法が続かないタイプなので、薬膳フードセラピーに使うのが好きです。
いわゆるブログやメールマガジンで、よく「枸杞酒」を煮魚に使うお話しをしています。
例えば、【ナチュラル薬膳生活マガジン20160501】には、「かれいと黒木耳の枸杞酒煮 」を載せています。
肉料理にバンバン使ってもよいのですが、なぜか和食の魚料理と合うというのがけいてぃー先生のテイストです。
よかったら参考にしてくださいね。
血行を良くする薬膳 秋刀魚とえのき茸の枸杞酒蒸し
昨晩はその生徒さんとの会話を思い出し、一尾だけ秋刀魚が残っていたので、枸杞酒と漬かった枸杞の実も一緒に加えて、えのき茸と蒸しものに仕上げて「酒の肴」に頂きました。
「ひやおろし」との相性ばっちり。
日本酒と秋刀魚の相乗効果で、血行をよくする薬膳フードセラピーになりました。
薬膳素材を全て小さめのフライパンに入れたら蓋をかけて中火で15分蒸し煮するだけ。
こんな感じに仕上がりました。
発散系の辛味を持つ生姜スライスを入れるのがポイント。
美味しさと血行を促すチカラが増すからです。
でも、枸杞酒はアルコールに漬けるので、お酒が体質に合わない生徒さんは、困った顔をなさることが多いです。
薬酒の部分は十分に加熱すればアルコールが飛ぶので酒臭さはなくなります。
とはいえ、お酒にどっぷり漬かった枸杞の実の部分は、アルコール分解酵素がない方にとっては、おいしくないかもしれません。。。
そうでしたら、蒸すときにさっと洗った枸杞の実とお料理のための日本酒か紹興酒を入れても美味しく仕上がります。
ご参考になれば幸いです。他のお魚でも試してみてくださいね。
須崎桂子
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