こんにちは。

ナチュラル薬膳生活文化普及協会理事長、薬膳ライフコーチ須崎桂子けいてぃーです♪

 

これまで薬剤師、看護師、料理教室の先生、エステティシャン、薬膳の専門家になりたい大人女性のみなさんに、本格的な薬膳コースをオリジナルテキストで十数年教え続けてきた実績を持っています。

 

ハーブ薬膳茶と須崎桂子

白い薬膳素材でアンチエイジングのワケ

クリスマス恒例の冬の薬膳会は、今年は着席形式でちょっとリッチに満員御礼♡

先日のクリスマス薬膳カウントダウンのブログで話題にさせて頂いた、白い薬膳素材でアンチエイジングの謎へのお答え。

覚えていますか?

ナチュラル薬膳生活コーディ―ネーターの小田木綿子(おだゆうこ)さんの薬膳リゾット。

薬膳レシピの命名はなんと、「鮭と白い騎士たちの潤いリゾット」!

フツー中医薬膳学ではアンチエイジングの薬膳って言うと、老化防止に抗酸化の黒っぽい薬膳素材を選ぶことが多いのです。

中国伝統医学でいう五行学説でも冬の季節が属する「土行」のシンボルカラーは「黒」だし。。。

でも、敢えて「白」(ホワイト)のお料理でチャレンジしてくださいました。

ギモンは、「なぜ白い薬膳素材をメインにしてアンチエイジングにまとめたの?」でしたね。

それは・・・、お約束どおり薬膳会の木綿子さんのデモレッスンでお聞きしました♪♪♪

ねえねえ木綿子(ゆうこ)さん、なぜアンチエイジングに白い薬膳リゾットなの?

見た目からいうと、クリスマスだから、ロマンチックに「ホワイトクリスマス」をイメージしてみたの。白い粳米(うるちまい)、豆乳、山薬(やまいも)の分量を多くして、敢えて白(ホワイト)でまとめているんですよ。

もちろん、可愛いオレンジ色の星形にんじん、パセリのみじん切り、カットした枸杞の実を散らして、彩りのアクセントは加えました。

薬膳の理論で考えた部分は、緩やかなエイジングには、老化によって失われていく生体エネルギーや体液を潤すのが大切ってコトかな。

生体エネルギーをチャージするのには、気を補う粳米と山薬をたっぷり使いました。

潤い補給でこだわったのは調理法。しっとりした調理法のレシピがいいと思ったから、パラパラピラフとかじゃなくって、リゾットに仕上げたんです。

それに山薬(さんやく)って山芋のことだけど、気を補うだけじゃなくて、「腎」に若々しさのモトを補充する働きもあるって習ったから。

しかも、山薬は、全身に潤いを届ける「肺」をしっとりさせる効果もある優れモノでしょう。

豆乳仕立てにしたのも、老化でシワシワにならないように潤いをチャージする効果を高めたかったから。豆乳は、身体を潤すのに腸から老廃物を解毒するって聞いたから、ごちそうの多い年末年始、脂質の多い生クリームのかわりに使って、ヘルシー薬膳作りに役立てているんですよ。

薬膳理論に合っているだけじゃ愉しくないから♪

スゴイこだわりですね!

ナチュラル薬膳生活の認定資格者の皆さんは、中医薬膳学の理論的な部分をクリアしているから、こんな風に自分の薬膳作りのキモを語れるんです^^

それだけじゃなくって、「家庭薬膳づくりって理論だけじゃ愉しくない」と、それぞれのポリシーもお持ちです。

目も舌も喜ぶ美味しい家庭薬膳じゃなくっちゃ!

薬膳フードセラピーの完成したお姿には、やっぱりワクワクするような「ストーリー」がなくっちゃ!

テーブルデザインや器のコーディネートもステキに整えなくっちゃ!

だから、冬の薬膳は黒い五行の季節だから黒っぽい薬膳素材を使うことが多いトカ・・・

クリスマスだから、赤と緑のツートーンカラーでまとめなくちゃトカ・・・

こんな既成概念にとらわれず自由な発想で、薬膳レシピ開発に取り組まれたというワケでした。

けいてぃー脱帽🎩!

木綿子さんの白い熱々薬膳リゾット「アンチエイジングの薬膳理論」「見た目」「お味」「食感」パーフェクトなおいしさでした♪

アンチエイジングのデモクッキングで活躍するけいてぃー(左)と小田木綿子さん(右)です!

いつ撮って頂いたのか知らな~い (^^ゞ

どうもご馳走様でした♡

では、この冬のクリスマス薬膳会レッスン、けいてぃーのレポートは以上でした♪

家庭薬膳はキレイと健康を守る日々の営み(^^)/
『ナチュラル薬膳生活入門編』
薬膳素材の分類 各論

山薬(やまいも) 補気類 p.114 参照

薬膳を深めて家庭や仕事で活かしたい方に、中医学理論で組み立てる本格的な薬膳実践コースを開講しています。

【基礎】薬膳実践コースへ入学をご検討の方に、薬膳体験パーソナルレッスンを実施しています。

薬膳ライフコーチ須崎桂子けいてぃーが、心・体・魂が整う薬膳生活メルマガをお届けしています。

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病気の家族や自分に食事療法を出来ず悩んでいたとき、薬膳と出会い、中医学の食事療法を知り学ぶ。しかし健康には食事だけでなく、適度な運動や休養も必要なのに気づく。抽象的な伝統医学に現代の生理学や栄養学を掛け合わせ、ライフスタイル医学の暮らし方「ナチュラル薬膳生活Ⓡ」を考案。2008年にナチュラル薬膳生活文化普及協会を設立して、心・体・魂を整える薬膳フードセラピーの暮らし方を社会に広め続けている。